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30 points of Logo Design -Chapter4-

第4章 ロゴの決定、採用、デザイン修正について

【Point21】そもそも、ロゴの決定に悩む時とはどんな時か?

そもそも、ロゴの決定に悩む時とはどんな時かを考えてみます。

20000社以上のお客さまとのお付き合いから分かったことですが、ロゴの決定にお客さまが悩むポイントは、次の2つに大別されます。

  • 社内のスタッフ間で意見が割れる
  • 決裁者さまの意見を取り入れず進行し、出来上がり間近でNGになる

したがってロゴの決定方法も、まずはどちらの状態なのかを把握することからはじまります。

【Point22】社内での意見が割れた時に有効な決定方法

社内のスタッフ間で意見が割れたときには、2つの質問をしていただくことでデザイン決定の基準を作ることができます。

まずは、

1.そもそもロゴデザインは自社のためのものか、お客さまのためのものか、その比率はどのくらいか(詳しくはPoint8をご覧ください)を聞く

この結果、「自社のため」というほうが比率として大きければスタッフ全員に。

「お客さまのため」というほうが大きければ、ターゲットとなるお客さまに、次の質問をしていただきます。

2.1で決めた対象者(スタッフかお客さま)に対し、「この中で『嫌いだ』『イメージが良くない』と思うロゴデザインはどれか選んでください。複数回答可ですので、全部嫌いだと思ったら全部お選びください。」と聞く

ポイントは「好き」を聞くのではないということです。

質問の結果「嫌い」という票が少ない方を採用することになります。

この方法は、ビズアップ代表津久井がデザインで師事している、株式会社商売科学研究所の伊吹卓先生が考案した「不美人コンテスト」というものです。

伊吹卓先生は80歳を超えるご高齢ながらいまだに執筆活動をつづけておられ、ベストセラーも含め過去に100冊以上の著書を出されています。

なぜ嫌いな方に投票するかについては、れっきとした脳の構造上の理由があるのですが、ここでは長くなるため割愛いたします。

【Point23】決裁者さまとそれ以外のスタッフの意見の相違

決裁者さまとスタッフの意見が食い違う場合があります。

決裁者さまが「みんなの意見も平等に取り入れたい」というお考えの場合、前述(Point22)の2つの質問を、決裁者さまが行っていただくことで解決します。

これとは反対に、決裁者様の意向がロゴ決定の大部分を占める場合、「決裁者さまの意見を取り入れず進行し、できあがり間近でNGになる」というケースが散見されます。

決裁者さまから直接の依頼でなく間にスタッフが入る場合、制作を開始する前に決裁者さまの意見を直接汲み取るという行為がとても重要になります。

また、そうすることでスタッフ自身もその後の仕事の流れが非常にスムーズになります。

これは、ロゴ以外のどんなデザイン作成物でも同様です。

スタッフのみの意見で進めたロゴに決裁者さまがOKを出すケースは、今までの経験上かなり少ないと言えます。

【Point24】修正を上手に活用する

ロゴに限らずデザインは、修正をうまく活用する必要があります。

初回一発目から最高のデザインが出る確率はそう高くありません。ビスアップのデータでも、修正なしの一発OKはせいぜい3%くらいです。

想いのこもったロゴを作るわけですから、修正を入れるのはむしろ当然といえます。

ここでは「デザイナーにデザインを直させる」という考え方よりも「ディレクターに自分がより満足いくロゴになるように相談に乗ってもらう」というスタンスのほうが、デザイナーと良好な関係が築きやすいです。

デザイナーに必要以上に気を使う必要はありませんが、提出したものを直すということに多少ですが傷つくデザイナーがいるのも確かです。

ちなみに修正の都度、料金を発生させる制作会社があるので注意が必要です。

業者を選定する際は、必ず「修正にお金はかかりますか?かからないのであれば、何回まで修正可能ですか?」と聞く様にすると良いでしょう。

【Point25】修正をかけ過ぎると思ったロゴにならない傾向がある

修正をかけ過ぎると、思いのほかご自身の理想からかけ離れていくという不思議な現象が起こることがあります。

要望を伝えているのだから、理想に近づくと思われるかもしれませんが、過去の経験からこのようなことが得てして起こります。

たとえば、全種類の調味料を入れた、何味かわからない料理のようになってしまうという状況です。

そのほか、ご要望を汲み取りすぎてデザインが重心を失いバランスが悪くなるなど理由はさまざまありますが、あくまでこれらは経験から導き出したもので「こうだから」という明確な答えがあるわけではありません。

したがって、修正をかけ過ぎると思ったとおりにならなくなってしまう傾向がある、とだけ覚えておいてください。

あくまで「傾向がある」だけです。

ちなみに、ビズアップのお客さまは平均して2〜3回の修正でデザインを完成されています。

あくまでひとつの目安ですが、修正が4回以上になってしまう場合、その業者やデザイナーを代えたり、新しいロゴ案を見るなどの抜本的な変更を考えても良いかもしれません。

第1章 良いロゴマークとは?
第2章 ロゴを依頼するときのポイント
第3章 ロゴの作成の費用や相場とその考え方
第4章 ロゴの決定、採用、デザイン修正について
第5章 著作権や商標権など、権利関係のこと

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