失敗しないロゴ作成30のポイント【その16】30 points of Logo Design -Part16-
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第2章 ロゴを依頼するときのポイント
【Point16】よくある失敗2「メールやネット上のやり取りだけでロゴを作成する」
ネットで集客しているロゴ制作会社の中には、効率を求めるあまり、集客だけでなくロゴの作成までインターネット、つまりホームページやメールだけで済まそうとする傾向があります。
しかし、これはPoint12と同様、発注者(お客さま)側に高度な発注技術が求められます。
デザインのことに詳しい人でも難しいのが、文章だけで相手にどういうものを作ってほしいか伝えることです。
デザインに詳しくない人がそれをやろうとしても、うまくいく確率は極めて低いです。
対して、電話や直接会って話が出来る場合は、メールで話すよりもはるかにお客さまの要望を汲み取れる確率が高まります。
人は物事を、バーバル(言語的)とノンバーバル(非言語的)の2種類から理解します。
そして、ノンバーバルの理解は脳の構造上、思いのほか重要です。
たとえば、相手の声やしゃべり方を聞いただけで、相手がどんな人か、自分に合いそうかなんとなく分かります。
また相手の顔や服装を見れば、やはりどんな人かある程度理解できます。
ロゴ制作においても、これが重要なのです。
何を隠そう、創業当初のビズアップも、集客だけでなくロゴ制作のやり取りもメールだけで手軽にすまそうとしていました。
その結果キャンセル率はゆうに50%を超えました。
つまり、半分以上の方が「イメージと違う」と言ってキャンセルされたのです。
その経験を元に、ビズアップでは「集客はネット、やり取りはリアル」を意識し、必ずお客さまとお電話でお話するようにしました。
不思議なことに、やはりお客様の声をお聞きしたり、たとえ漠然としていてもお客様の言葉で要望をお聞きできると、どのようなロゴを作れば喜んでいただけるかが、メールのやり取りだけの場合よりもはるかに分かるのです。
ビズアップでは、きちんとしたデザイン会社の少ない地方のお客さまにも対応できるよう、電話でのやり取りをしていますが、本来であればお会いして打ち合わせを行うことがベストです。
「ロゴを作る」というのは、お客様を理解することがとても重要になります。
「人が人を理解するためには効率を求めてはいけない。人間関係はそもそも非効率なものだ、だからすばらしい。」この言葉をある方からお聞きした時に、創業当初はなぜビズアップのやり方が上手くいかなかったのか。
その理由が明確になったのです。