社名にまつわる意味をすべて残しながら、要素を削いでいく。シンプルなデザインでこそ、会社の本質が表現できる。
代表作
イロトリドリさま

広告代理店様のロゴです。『想いを大切にして、イキイキと働くキッカケを創り出す存在』をコンセプトとして企業のブランディングを中心に活動されている会社様です。
まずは、イロトリドリという名のもと、カラフルでワクワク感を感じさせてほしいというご要望とワンポイントに鳥を使用してほしいというご要望がございましたので、カタカナの「ロ」の部分に鳥を忍ばせ、シンプルで元気のよいロゴタイプに仕上げました。鳥がさえずるようにお客さまと積極的にコミュニケーションを図り、よりよいブランディングを行っていけるようにというメッセージを込めました。
カラーリングはワクワク感が伝わるように元気な原色系の鮮やかな色を使用しました。
ゴルフワールドさま

ゴルフスクール様のロゴです。SEAMANSHIPの精神のもと笑顔とあいさつを大事にされ、ゴルフのあらゆる世界を皆さんにお届けし、ゴルフの普及を目的としレッスンなどを中心に活動されています。
まずは、ロゴマークに『海』、『創業年2001年』、『ゴルフの世界』を取り入れてほしいというご要望があり、ロゴ作成時に10年という実績がございましたので、伝統と格式を感じさせるためにエンブレム調のロゴマークを作成し、ロゴの中心にゴルフの世界をイメージさせる球体状のラインと海辺にあるゴルフ場をシンプルにラインのみで表現しました。雄大な広いゴルフ場のイメージとSEAMANSHIPの広い心を感じさせるワールドワイドで温かみのあるゴルフレッスンを行ってほしいというメッセージを込めました。
カラーリングはゴージャスな雰囲気のゴールドっぽい色をベースに品格のあるダークグリーンと海を感じさせるライトブルーを使用しました。
ネクストダンスさま

車で移動される店舗形式のお弁当屋さんのロゴです。レストランのランチに近いメニューを目指した、気軽に美味しくいただける洋食のお弁当を販売されています。
まずは、ポップで親しみやすいロゴタイプを…というご要望でしたので、リズミカルな文字の並びにし、ダンスということもあり踊るような楽しげな文字の配置にしました。また、先頭の文字であるカタカナの「ネ」を利用して洋食屋さんのコックに見えるように口をつけ、明るくポップに表現しました。お昼の楽しいランチタイムを美味しくカジュアルに味わってほしいというメッセージを込めました。
カラーリングは黒い車に映える色として黄色をご希望でしたので、鮮やかなイエローを使用しました。
Dog life+HIPPOさま

トリミングサロンとペット用雑貨の店舗様のロゴです。ペットのトータルアドバイザーを目指したトリミングサロンと犬用品・ペット用雑貨のお店です。
まずは、ポップな雰囲気で思わず入りたくなるような、トリミングサロンと雑貨屋さんを融合したイメージとモチーフとしてカバに小鳥がとまっている様子を使用してほしいというご要望でしたので、シンプルに円形の中にカバと小鳥を表現しました。また、ほんわかした雰囲気をお望みでしたので、雲と四葉のクローバーをナチュラルに表現しました。ご来店くださるお客様がほっこりとした気持ちになるような癒しのあるお店づくりを行ってほしいというメッセージを込めました。
カラーリングはシンプルな黒をベースカラーとし、爽やかなブルーとグリーンをアクセントとして使用しました。
デザインの信条
――コトオさんのデザインの信条を教えてください。
「削ぐ」ということです。 できる限り、要素を排除しながら、シンプルなデザインを心がけています。
シンプルでいて、社名にまつわるコンセプトを余さず表現します。 言い方を変えれば、本質を追求していることになります。
シンプルなデザインをするのは、ロゴは普遍的であるべきだと考えるからです。 ロゴは10年、20年、それ以上お使いいただくものです。
だから、流行に左右されず、いつまでも飽きないものであるべきだと思います。
――なぜ、シンプルを追求するのですか?
シンプルさを突き詰めれば、普遍的という点で○□△のような形になるのかもしれません。○□△などの形は、どんな時代でも受け入れられるでしょう。
普遍性のあるロゴは、自然にシンプルになっていきます。だから、手抜きと思われないかとか、もっと要素を付け加えた方がいいのではないかという誘惑に負けずに、削ぐ作業を行います。削ぐことによって、「真」の部分が見えるようになると考えています。

ロゴ制作にあたって、気をつけていること
――ロゴ制作を行うにあたって、気をつけていることはなんですか。
パッと見ただけで、すべての意味が簡単に理解できるデザインにはしていません。
お客さまやお客さまからロゴの意味をお聞きした方が「なるほど、そうだったのか!」と言っていただけるように仕掛けをします。すべてのタネ明かしはしないということでしょうか。
――制作面で気をつけていることはありますか?
製作過程をご説明すると、まずは手書きでラフを作ります。手書きの段階では、作りこむというよりは、アイデアを出し、方向性を決めることに専念しています。頭を柔らかく保つために、パソコンのないところで手を動かします。
3点ほどに絞り込んだら、Macでの作業に入ります。早めにコンピューターの作業に入るのは、調整に時間をかけるためです。色の組み合わせ、形の調整は言うまでもありません。文字の太さや、文字間が半角違うだけでもイメージが変わります。シンプルなデザインは、要素が少ないのでバランスが大切になります。

プライベートについて
自然にシンプルさを感じる
――プライベートのコトオさんについて、ちょっとだけ教えてください。
スポーツ観戦が好きです。 特にサッカーとF1が好きです。しかし、よくよく考えてみると、試合を見ているようで、ユニフォームのロゴに目が行っています。
ヨーロッパのデザインは完成度が高いですね。
また、室内にこもらないように、時間があれば街歩きをします。建築物や看板など、「何でこんな形をしているんだろう?」と自然に考えています。
後は、植物が好きですね。
癒されるというのもありますが、自然の物に「シンプルさ」を感じます。


お客さまへのメッセージ
――最後に、お客さまへのメッセージをお願いいたします。
何でもいいので、お話をしてください。
必ずしも論理的で具体的でなくても構いません。
お客さまのイメージが漠然としていても、社名に込めた思いやコンセプトをお話いただければ、インスピレーションが湧きます。
私の場合、むしろ、漠然としている方が、デザインの自由度が高く、
デザイナーとして力量が発揮しやすくなります。
私は、話すより、お聞きするのが得意ですからお気軽にお話ください。
お客さまとの信頼関係がいい仕事につながると思います。よろしくお願いします。


プロフィール
コトオ ヒトシ
Hitoshi Cotto
略歴
九州造形短期大学グラフィックデザイン科卒業
デザイン会社を経て、2010年独立
2010年よりビズアップ契約デザイナー
主な実績
カタログ、パンフレット、ポスターなど多数。
ひと目でお客を引きつける ロゴマーク、パッケージデザインに定評あり。
受賞歴
九州ADC AWARD 2014 入選
日本タイポグラフィ年鑑 2016 入選
日本タイポグラフィ年鑑 2018 入選
