ロゴ専門
デザイン会社

東京都世田谷区のヒラノデンタルオフィスは、患者さんとの信頼関係を大切にしている歯科医院。院長の平野氏は患者さんがリラックスできるよう、工夫をこらした医院を自ら設計した。何でも自分で作る平野氏だが、ロゴだけはビズアップに依頼した。その理由と経緯について話をお伺いした。

歯医者さんが設計した歯科医院

――おしゃれな雰囲気ですね。平野さんが自分で設計されたとのことですが、詳しく教えてください。

私は建築デザインが好きで、17年前に歯科医になっていなかったら建築家の道を進んでいたと思います。 自分で設計した歯科医院を建てることは、私の長年の夢であり、目標でした。 実は、歯科医院を設計するのは、今回で３度目になります。

――以前にも歯科医院を設計されたことがあるのですか？

最初の設計は、勤めていた歯科医院の全面改装でした。 その後、知人からも歯科医院の改装を頼まれて２度目の設計をしました。

３度の設計を通して目標としたのは、患者さんに喜んでいただける歯科医院です。患者さんがリラックスして治療を受けられるよう、患者さんの立場に立った設計を心がけました。

当院の設計では、患者さんの緊張を和らげるために、いろいろな工夫をしています。

――歯科治療となると、どうしても緊張してしまいそうですが、緊張をやわらげるために平野さんはどのような工夫をされているのですか？

多くの患者さんは【薬品臭】【治療音】【暗さ】に緊張するそうです。 そこで空気と音、光にこだわりって、工夫をしました。

――工夫の内容について具体的に教えてください

1.薬品臭を消すための工夫

各部屋の天井に熱交換式の換気扇を設置しました。この換気扇は冬の暖かさや夏の涼しさを逃さず、四季を通して新鮮な空気を取り入れることができます。 患者さんにリラックスしていただけるようアロマの香りを漂わせたり、観葉植物も置いたりしています。

2.治療の音を聞こえなくする工夫

他の患者さんの治療の音が聞こえないように個室にしています。診察室にホームシアター用の音響システムを設置し、ジャズ、フュージョン、ラテンなどのBGMが流れるようにしています。

3.暗いイメージを取り除く工夫

診察室は正面の間仕切りをガラスにし、自然光を取り入れました。ガラスの中は枝のオブジェとライトで飾りました。この診察台は治療器具が患者さんから見えないようになっています。当院は診察台のイエローグリーンに合うよう内装の色を選びました。

ビズアップを選んだ理由

――ヒラノデンタルオフィスのロゴを作ったきっかけは何ですか？

開業したときは『看板のない歯医者さん』と呼ばれていました。看板を作るなら、飛び切りいいロゴを使いたいとこだわっているうちに半年が経ち、ロゴ作りに疲れと焦りを感じていた頃、ロゴ専門の会社があることを知りました。「自分で作るより、プロに任せよう」と、気持ちを切り替えたら、肩の力がスーッと抜けました。

――ロゴ専門の会社はどのように選びましたか？

インターネットで検索して、上位にランクされている５つの会社を比べました。価格とサービス内容などは似ていたので、全体の印象と、ロゴサンプルのイメージが一番良かったビズアップを選びました。

――５つのロゴ制作会社を比べて、似ていると思ったところを教えてください。

似ていると思った点は下記の通りです。 この内容だったら注文しやすいと思いました。

――５つの会社から、ビズアップを選んだ理由をお聞かせください。

ホームページを見たときの第一印象が一番良かったからです。 自分に合うデザイナーを選んでくれるところにも興味を持ちました。 各社ともロゴの料金やサービス内容に大きな違いは無かったので、 決め手になった理由は以下の３つです。

――ロゴの注文は、どのようにしたのですか？

ビズアップに電話をかけて「ロゴを作りたい」と伝えると、すぐにデザイナーを選んで、打ち合わせに来てくれました。

――デザイナーはどのように選んだのでしょうか？

ビズアップのホームページでアンケートに答えると選べるようになっていました。 アンケートはロゴマークの好き嫌いを直感で選んでいくと、 ３５人（現在は５０名以上）の中から一番センスの合う人を選べるというものでした。

――どんなロゴを希望したのですか？

デザイナーに当院を見ていただき、「この雰囲気にあうロゴを作ってください」と注文しました。 ヒアリングが丁寧だったので、私の希望を具体的に伝えることができました。

ロゴの希望をまとめると以下のとおりです。

1. おしゃれなロゴで「葉」や「緑」を生かしたもの
2. 心がほっと和むような雰囲気のもの
3. 緑の多い住宅街に溶け込むデザイン
4. アジアンテイストでリラックス感があるもの

「これ以上のロゴは作れない」

――できあがったロゴの感想を聞かせてください。

打ち合わせから１週間ほどで、ロゴができました。

ロゴをひと目見て、「コレだ！」と思いました。希望にぴったりのロゴができて、本当にうれしかった。

デザイナーのkaloさんに「最初のロゴが一番いいですね」と言ったら、『はい、これ以上のロゴは作れません。私もこれが一番いいと思います』と答えてくれました。精一杯頑張ってくれた様子が伝わってきました。

葉の色を少しだけ修正しましたが、それ以外はこのままで、サクッと決定しました。 ロゴが想像以上に早く仕上がったので、ロゴを使った看板とルームプレートの特注や、パンフレットの作成も順調に進みました。

平野院長のロゴ活用法

――平野さんはロゴをどのように使っていますか？

ロゴができあがってすぐ看板を発注し、設置しました。入り口横の壁に立体のロゴを取り付け、ライトアップしています。

その他、お客様にお渡しする書類にもロゴを使っています。文字だけだと硬い印象の書類が、ロゴを入れたとたん和んだ雰囲気になるところが気に入っています。ナチュラルカラーの書類のときは葉の色がグリーンのロゴを使い、注意事項を記載したビビットカラーの書類には単色のロゴをあわせています。

ロゴを作ろうと考えている方へのアドバイス

――ロゴを作ろうと考えている方へのアドバイスをお聞かせください。

1.オリジナルのフォントも一緒に作る

当院のフォントはロゴマークに合わせてデザインしていただいたきました。HIRANO DENTAL OFFICEの文字がそよ風に揺れているように見えるところが気に入っています。書類を作るときにはフォントとロゴマークを別々に使うことも多いので、両方作っておいてよかったと思います。

2.ロゴの原案を自由に使えるかどうか、前もって確認する

印刷物を作るたびにロゴの原案の使用料を払わなければならない会社もあるようですから、前もって確認することをおすすめします。

3.１社に絞る

最初の提案で「コレだ！」と思えるロゴと出合えたのは、最初の会社選びのときに、１社に絞り込んだからだと思います。１社に絞るには、ホームページをじっくり見て、自分の感覚に一番合う会社を選ばなくてはいけません。この作業は、自分が探し求めていたロゴと出合える近道でした。

ビズアップへの評価

――ロゴをビズアップに依頼してよかったことを教えてください。

【センスの合うデザイナーを選んでくれたこと】
ビズアップを選んでよかったことは、センスのあうデザイナーを選んでくれたことです。 デザイナーが希望にぴったりのロゴをつくってくれたとき、とてもうれしかった。

【ヒアリングが丁寧なこと】
丁寧なヒアリングで、希望を細かく聞いてくれたこともよかったと思います。 最初の電話でのやり取りから納品に至るまで、スムーズで何のストレスもありませんでした。

【提案書が見やすいこと】
ビズアップの提案書は見やすく、仕上がりをイメージしやすかった。 ロゴを入り口に取り付けたらどう見えるか、デジタル画像で確認できました、 こういう点も親切だと思いました。

今後の期待

――ロゴをビズアップに依頼してよかったことを教えてください。

ビズアップは仕事が丁寧でした。最初に電話したときからロゴができあがるまで安心して任せることができました。対応も親切で『人間関係を大事にしたい』という気持ちが伝わってきました。

これからも、その良さを大切にしてください。今後のご活躍を期待しています。

平野さま、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

投稿者プロフィール

津久井 将信

ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産５ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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