ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
https://www.biz-up.biz
暑いですね。
こんな日には喫茶店で
アイスコーヒーなんか飲みながら涼みたいですね。
そういえば、
スターバックスコーヒーのロゴマークが
ちょっとだけかわったの、ご存知でしょうか。
こんなふうになりました。
http://bit.ly/iGvcvF
個人的には私はこのロゴが好きですが、
スタバ愛好家の間では評判が悪いそうです。
これは私は予測していました。
企業のロゴやCI改変には
必ず「不評」が伴うからです。
これは本当によくあることなんですが、
一時的なものだと個人的に解釈しています。
(そのうちみなさん慣れて、良く感じる)。
・NTTドコモ
・明治製菓
・ゼロックス
などなど、
近年CIを変えた企業は
改変直後にことごとく批判を受けてました。
新しいデザインのトレンドを作るには
保守的な人々の批判を受けることが
とても多いんですね。
逆に言えば批判が出たということは
新しいトレンドになる条件を
満たしているといえるかもしれません。
●
さて、
昨日の出来事です。
弊社中市と
打ち合わせで同行する予定があり、
先に目的地付近についた私は、
エクセルシオールカフェという
ドトールコーヒー系列の喫茶店で
中市を待っていました。
こんなロゴの喫茶店。
http://bit.ly/kIq0B3
で、
目的地付近について中市が
私に電話をかけてきました。
「津久井さん、エクセルシオールカフェが見当たりません」
どの辺りにいるか確認したところ、
道路の反対側、すぐ近くまで来ている様子。
結局、
中市はすぐ目の前にあることに気づいたのですが、
なぜ最初に中市はエクセルシオールカフェを
見つけられなかったのでしょうか。
それは、先ほどのロゴ
http://bit.ly/kIq0B3
が店のファサード(入口付近)に
なかったからです(店名の文字だけだった)。
エクセルシオールカフェのロゴは、
比較的多くの人に認知されていて、
待ち合わせをするときなどは
正しくロゴを目印に向かったりなんかします。
せっかく認知されたロゴを
使わないというのはたいへんな機会損失。
たとえば、
まさにコーヒーを飲みたくて
お店を探している人がいて、
中市のようにロゴがないことで店に気づかなければ、
他のお店を探しにいってしまいます。
ロゴさえあれば、
「あ、あのマークは、
店の名前は忘れたけど間違いなく喫茶店だな」
となります。
都心や商店の密集したエリアでは、
このように認知されたロゴを使わないというのは
もってのほかです。
●
では、
ロゴは認知されてないと意味がないのか、
というとそんなことはありません。
「喫茶店でコーヒー飲みたい」
というニーズの人がいたとして、
・コーヒーのモチーフが使われている
・コーヒーを連想させる雰囲気を感じる
こんなロゴマークが店頭にあったら、
お店に入りませんか?
昨日や今日のようなものすごく暑い日、
「もう喫茶店ならどこでもいいから入って涼みたい~」
という人にとってはなおさらですよね。
なので、
・ロゴマークがない
・ロゴマークに「メリコの法則」の「リ」がない
と機会損失を生む可能性が高いわけです
(メリコのリは「理解できる」「~っぽい」)。
これを考えると、
文字だけのロゴよりも、
シンボルマークのあるロゴのほうが良いですよね。
当たり前なのですが、
文字よりもデザインのほうが実は情報量が多く、
「らしさ」を出しやすいですからね。
大企業がタイプ型(文字だけ)のロゴを
多用しているのは、単純に露出量が多いから。
露出量とは、ロゴマークを世に知らしめる機会の多さです。
簡単にいえば
広告宣伝費がたっぷりある、
ということです。
でも、
中小、中堅企業の方々は
そんなに露出できませんから、
やはりシンボルマークがあったほうがよいと思います。
●
最後に余談ですが、
スターバックスコーヒーの店頭、店内デザインは
世界中どこの店に行っても同じです。
担当しているデザイナーが
世界共通だそうなんです。
これはブランディングでは
非常に重要な考え方で、
「らしさと一貫性」
といいます。
「スタバらしさ」があり、
世界中どこへ行っても一貫している。
こういう地道な努力がスターバックスという
強いブランドの一翼を担っているのですね。
エクセルシオールカフェも、
一貫性をもってロゴを店頭から外さなければ
中市も迷わなかったんでしょう。
今回はここまででです!
津久井
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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