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Logo column

2024年07月26日 メールマガジン ロゴデザイン 【第729回】いろんなロゴに隠されたストーリーを見てみよう!

暑いですね。東京の暑さは悪意を感じます。アメリカの仕業だな(爆)。

というわけでさっそくコロコロニュース。

元のツイートはこちら

2週間前くらいに騒がれていた話題です。フィリピンは公式にワク◯ソの死者数を29万人と認めたようです。

他のツイートを見ると、次のような情報が出てきます。

  • フィリピンの人口は1.1億人
  • 注射した人は50%

これで計算すると、もし29万人死んでいたら、致死率は0.52%です。この数字はお注射がはじまってわりとすぐに「0.5%じゃないか」と言われていた数字と合致します。

そして、これを日本人に当てはめると、

  • 日本人は1億人が2回以上お注射した
  • 0.52%だと、52万人

これまた、超過死亡として計上されている死者数とざっくり合致します(超過死亡は注射がはじまってから50〜60万人)。ということなんですよ、わかります?

そしてこの秋からはじまるという「レプリコンワク◯ソ」これも恐怖です。この「カプリコーン」みたいな名前(都市伝説系YouTuberのネタ)のお注射は世界では危険すぎて日本でしか導入されません。要は日本人で人体実験しようということ。

特徴は、「打っていない他人にも伝染す」と言われていることです。こちらの動画がわかりやすいです。

2分ちょっとの動画でわかりやすくまとまっています

この「レプリコンワク◯ソ」、まわりでも知らない人が多すぎて驚愕しています。日本人は本当にヤバいと思う。

まさに街がゾンビ化するごとくの事態が起こるかもしれません。そんな「ゾンビ化」に備えようと訴えている組織があります。

「は?ゾンビ?ハリウッド映画じゃあるまいし、バカなの?」と思いますよね。どこの組織が言っているか知っていますか?厚生労働省ですよ?

こちら

この中には「CDC」の名前も出てきます。つまり、こいつらがまた何かしようとしているわけです。たぶん陽性者を施設に隔離したりすると思う。注射しなくても感染して陽性になる確率が高まるわけなので。

能登の復興問題、増税、海外へのバラマキ、移民受け入れ、外国人の生活保護受給(最近の中国の人はこれを使って日本に移住してきている、当然働かない)、これらの問題もあわせて考えましょう。内閣の支持率が20%を切ってもゴリ押ししてくるのはなぜか?

控えめに言って政府が国民を守るとは思えないわけで、それでも「国が国民を守らないわけがない」と思っている人はさすがに頭悪すぎます。むしろ殺しに来ていますよ。

マイナンバーカードなんて信用できるわけがない。技術の問題じゃない(それもあるけど)。それを導入しようとする奴らが信用できないわけです。そんな奴らが進める憲法改正も信用できるわけないじゃないですか。

とまあ、暑いからかイライラが文面ににじみ出てしまっていますが、大げさではなくこのままでは日本はなくなりますよ。

といっても私にできるのはこのくらいのことですので、本日も本題のお話に入らせていただきます。

本日は先週につづき、またロゴのお話。専門家らしく、さまざまな企業の

  • ロゴにまつわるエトセトラ

をご紹介したいと思います。言ってしまえば雑学です(汗)。でも知ってると、呑み会などでちょっと雑学王気分を味わえると思いますよ(笑)。

3時のおやつタイムなどにのんびりとご覧になられてください。

 

●デザイナーがクライアントの要望を断った??

これは有名な話なのですが、国際航空貨物輸送FedExのロゴに隠されたひみつをご存知ですか?

わかりますでしょうか?FedExの「E」と「x」の間、よ~くご覧になってみてください。なにか隠れていることにお気づきになりませんか?

そうなんです。「E」と「x」の間には、「→」が隠れているんですね。

これは航空貨物輸送サービスの「スピード」と「正確さ」を表す矢印だそうです。

実はこちらは制作時に、クライアント側から「矢印をもっとわかりやすくするように矢印のみ色を変えてほしい」という指示があったそうですが、制作したデザイナーはそれを断ったそうです。

その結果このように「隠れた仕掛け」とそれを発見したときのちょっとしたうれしさが込められたロゴになりました。

一度聞くと誰かに話したくなる口コミの原理が働く良いロゴですね。

 

●子どものころに探しませんでしたか?あのメーカーロゴの隠し文字

私が小学生のころから有名な話ではありましたが、実はキリンビールのロゴには面白い仕掛けがあります。

キリンビールのロゴは伝説の動物「麒麟」をモチーフにしています。社名に「麒麟」を使ったのは三菱財閥の荘田平五郎という人の発案だそうです。

このロゴには毛の部分に隠し文字が入っています。「キ」「リ」「ン」の3文字です。

なぜ文字を隠したかは

  • 作成したデザイナーが遊び心で隠した
  • 偽造・盗作防止

など、諸説あるそうですが、資料の紛失によりキリンビール側も明確な理由がわからないそうです。。。

ご自宅でビールを飲むときにお子さんに教えてあげるときっと夢中で探しますよ。

 

●あの有名な「M」のマークは「M」ではなかった?

日本人の9割以上が頭の中で思い浮かべることができるであろう、マクドナルドのロゴマーク。誰もが黄色い部分はアルファベットの「M」だと思っていることでしょう。

しかし、当初は「M」を図案化したものではなかったと言われています。

シカゴのマクドナルド世界一号店にある「ゴールデンアーチ」と呼ばれる入り口付近のオブジェみたいなものがロゴのもとになっているそうです。

そのオブジェは虹のように一つのアーチだったそうですが別店舗でそのアーチを左右にひとつずつ置いたところ、それがマクドナルドのMのように見え、少しずつ変化して今のロゴの形になったそうです。

映画『ファウンダー』日本公式さんの投稿より

 

●「子どもあるある」から生まれたロゴ

文字を習い始めたばかりのアメリカの子どもたちは、アルファベットの「R」を左右反転に間違えて書いてしまうことが多いそうです。

さて、そこから生まれたロゴ、何かわかりますか?正解はこちら。

そう、おもちゃの「トイザらス」です。

トイザらスのロゴの「R」が左右反転している理由は「子どもたちに親しみを持ってもらえるよう、いっそのこと自分たちも「R」を間違って書いちゃえ!」という発想から生まれたそうですよ。面白いですよね。

日本語ロゴにしたときの「ラ」を「ら」にしたあたりにはとても苦心した様子がうかがえてしまうのは私だけでしょうか?もしくは「ドラえもん」からヒントを得たと推測。

ちなみに「トイザラス」という語感は恐竜みたいですが「Toys are(R) us(おもちゃと言ったら私たちです)」という意味らしいです。

恐竜のような語感がおもちゃ屋さん「らしさ」を生んでいる上にきちんと意味もなしているなんてしびれます。

 

●ダブルミーニングのお手本のようなロゴ

もはや日本人の多くが一度は使ったことがあるであろうAmazon。創業者のジェフ・ベゾスは世界で3番目の金持ちです(2024年版世界長者番付・億万長者ランキング)

Amazonのロゴタイプには黄色い矢印がはいっています。

これは、「笑顔」を意味していています。口角が上がっている口のように見えますよね。「お客さまに最高の満足度をあたえたい」という意味を表しているそうです。

しかし、アマゾンロゴに込められた意味はこれだけでは終わりません。もう一つ意味が含まれてるんです。

その黄色い矢印、よく見てみると「amazon」の「a」から「z」までを結ぶようにして伸びていることにお気づきでしたでしょうか?

これは、アルファベット最初の「A」から最後の「Z」までという意味で(AtoZ)、「あらゆる品をすべて取り揃えています!」というメッセージを表しています。

デザインは非常にシンプルですが、いろいろ考えられてますね。

 

●あなたはダリ??

チュッパチャプスというキャンディをご存知ですか?

チュッパチャプスはスペインのバルセロナ発祥のキャンディで、私が子どものころに日本に上陸しました。

チュッパチャプスのロゴといえば、可愛らしくファンシーなロゴですが、これ、誰が考えたかご存知ですか?

実はこのロゴ、スペインの芸術家サルバドール・ダリがその原型を考案したんです。

ダリといえば変わったヒゲとグニャッとした時計の絵で有名ですね(浅い知識。。。)

チュッパチャプスの創業者エンリケ・ベルナート氏は、チュッパチャプスを世界展開していくにあたりダリを昼食に誘い、ロゴデザインの依頼をしたそうです。

ダリはその依頼を快く承諾し、その場にあったナプキンにデイジー(ひな菊)をあしらったデザイン画を描いたそうです。

そう、その場で描いたロゴが原案なんです。その場で描かれたデザインをその場で決めてしまった、という珍しい例だったのですね。

デザインの価値を判断するために、時間の長さは関係ないのです。ある程度の直感も必要だということです。

ただそのためには、デザイナーの経験、そしてセンスと、採用する側の直感力・勇気が不可欠です。

ちなみに私が子どものころのチュッパチャプスのキャッチコピーは「30分間おまかせキャンディ」でした。

これ、子どもながらにコスパ感を感じる秀逸なコピーだと個人的には思います。

 

●悲しいストーリーから生まれたロゴ

チョコレートブランド、ゴディバ。このゴディバのロゴですが、裸の女性が馬に跨がっている姿をロゴ化しています。

裸の女性が馬に、というと少しエッチなイメージがするかもしれませんが、まったくそうではありません。

実はこれ、ゴディバというネーミングにすべての謎が隠されていたんです。

時は遡ること11世紀、イギリスの小さな町コベントリーに住む人々は、領主レオフリック伯爵の課す重税に苦しんでいました。

それを見かねた領主の妻レディ・ゴディバは、もっと税を軽くするようにと夫レオフリックに心願したそうです。

すると伯爵は「おまえが一糸もまとわない姿で町中を廻ることができたなら願いを叶えよう」と、自身の妻にありえない条件をつきつけました。

レディ・ゴディバはとても悩みましたが、翌朝、彼女は一糸まとわぬ姿で町をまわったのです。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし彼女への敬意を表しました。

そして伯爵は約束を守り税は引き下げられました。どっかの国の総理大臣とそのヨメに爪の垢を煎じて飲ませたい逸話ですね。

ゴディバ創始者のジョセフ・ドラップスとその妻ガブリエルは、レディ・ゴディバの勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに「ゴディバ」の名を冠しました。

つまりゴディバのロゴは、ネーミングに込められた意味から誕生したロゴデザインだったのです。

 

●日本を代表する建設会社のロゴに隠されたしかけ

日本を代表する建設会社のひとつである鹿島建設。このロゴにも秘密があります。わかりますか?

タイプ(文字)の部分ではなく赤いマークの部分です。

一見、「m」に見えるような。。。でも「m」は頭文字ではないし。。。「KAJIMA」の「MA」の部分だけフィーチャーするのもおかしいし。

これ、どういうしかけかを知るとアハ体験になりますよ。わかりますか?

答えは鹿島建設のホームページを見るとわかります。鹿島建設のサイトより引用させていただきました。

そうです。白い部分がカタカナの「カ」になっています。自分で発見できるとうれしいしかけ。

 

●バスキン・ロビンスって知ってます?

バスキン・ロビンスと言われてピンとくる人はあまりいないのではないでしょうか。

では、これを見るとどうでしょう?

そうです。あのアイスクリームのサーティワンです。

サーティワンアイスクリームの創始者の名前はバスキンとロビンス。実はアメリカや海外ではバスキン・ロビンスと呼ばれているそうです。

ロゴを見ると「31」に目が言ってしまいますが、よく見ると「31」はアルファベットの「B」と「R」からできていて横には「Baskin」「Robbins」と2人の名前が入っているんですね。

ちなみに「サーティワン」には「31日間(1ヶ月)毎日違った味を楽しめる」というメッセージが込められているとのことです。

なので世界各地のバスキン・ロビンス店舗では31種類以上のアイスが必ず揃えられているとか?

今度行ったら数えてみよう(笑)

 

●これがわかったらロゴIQ200??

お菓子好き、旅行好きの方はご存知だと思われます。チョコレート菓子の製造・販売をしているスイスのトブラローネ(空港内や、免税店などでよく見かけますね)。

トブラローネは、特徴的なタイポグラフィー(ロゴタイプ)と、スイスの名所マッターホルンをモチーフにしたロゴマークが印象的です。

そのマッターホルン。目を凝らして見てみると、ここにも何かが隠れていることに気づきませんか?


実は【熊】が隠れています。

トブラローネが設立されたスイス・ベルン市は「熊の街」として有名なんだそう。実際べルン市内には、熊の動物園「熊公園」なるものまであるそうです。

奈良公園の鹿みたいな感じかな??でも、だとしたら襲われそうで怖いですね。

しかし、2022年からはこのマッターホルンのロゴマークはなくしてロゴタイプ(文字)だけにしてしまった様子。もったいない。

これはロゴIQがかなり高いロゴマークです。

 

●右向きから左向きへ

「顔石鹸(かおせっけん)」をご存知でしょうか?

まあ石けんの種類なのですが、石けんといっても用途は色々ありますね。洗濯用や洗顔用や洗髪用などなど。

古くは化粧石けんを洗濯石けんと区別するために「顔石鹸」と呼んでいたそうです。

さて、この「顔石鹸」をネーミングの由来にもつ会社をご存知ですか?

その会社は「花王」です。

東京馬喰町の洋小間物店「長瀬商会」が明治23年(1890年)に石けんを発売する際に「顔石鹸」を文字って「花王石鹸」と命名。これが花王の社名の由来です。

「顔」を花の王で「花王」とするところに個人的にはなんとなく粋なものを感じます。

さてそんな花王のロゴといえば、あの三日月マークが有名ですね。三日月マークは「美と洗浄のシンボル」になるようにという想いが込められています。

しかも当初はこのロゴ、三日月の顔が右を向いていました。しかし、昭和18年(1943年)左向きに変わります。なぜだかわかります?

右向きのときはいわゆる「下弦の月」でした。下弦の月は段々欠けてゆくため縁起がよろしくないという理由から、「上弦の月(左向き)」になったそうです。

ちなみに、花王のホームページにはロゴの変遷が載っていてとてもおもしろいです(引用させていただきます)。

下弦の月のときと上弦の月に変わったときのロゴ、怖い。

ちなみに花王も今はマークを使用せずタイプだけになってしまったようです。これももったいない。。。でもこの緑色は「花王だな」と感じますよね。カラーでブランディングできている好例です。

いかがでしたか?ロゴの仕掛けや歴史、そこに込められた想いなど、なかなか面白いですよね。

ぜひ呑み会などで雑学王気分を味わってください(笑)

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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