ロゴ専門
デザイン会社biz up!ビズアップ

0120-65-37-65

Logo column

2022年10月21日 コピーライティング メールマガジン 法則・ノウハウ 【第644回】本当は恐ろしい「順番」間違い

忘年会の予定が入りだしました。4つくらい。

体を鍛えだしてから、お酒が弱くなった気がするんですよね。実は脂肪はお酒の分解に役立つとか??有り得そうな気もします。

お酒を呑むから脂肪がつく、というよりも、お酒を分解するために脂肪がつく、こんなことがあったりして。本当の因果関係はわからないですね。タバコも一説には体にいいと言いますからね。

そんなタバコは料金のほとんどが税金です。タバコが売れれば税収が増えるのに、国はなんでやめろというのでしょう?

得体のしれないワクワクする注射を打たせて「因果関係不明」でごまかすような人たちが、「タバコは体に悪いからやめろ!」というのは果たして信じてよいのでしょうか?

というわけでコロコロニュース。

このコ□ナ騒動はワクワクする注射を打たせることが目的だと私は考えていますし、その先に「全体主義(超共産主義、超社会主義とでもいいましょうか)」が待っていると2020年の6月からお伝えしてます。

大人が居酒屋で呑んで騒いでいるのに、小学校ではいまだにマスクと黙食を強いているのは、感染対策ではなく全体主義の訓練だと考えます。

で、この「全体主義」に必要不可欠なのが、国民の管理監視です。そこで昨今騒がれている「マイナンバー」問題が関係してくるわけです。

というわけで、そのあたりがよく分かるツイートをご紹介。この方は金融にも詳しく、ロシア情勢なんかも冷静な視点で見ているため、Twitterをやっている方はフォローおすすめです。

元のツイートはこちら

ちなみに、ワクワクする注射のパスポート、これ導入も決まっていないのに国は勝手につくりはじめてますからね。ソースはいえませんが、100%確実な情報です。マイナンバーのシステムと連動させる気です。

日本人はそろそろ怒らないと、立ち上がらないとたいへんなことになりますよ。せめて、情報を取りに行きましょう。テレビの情報を鵜呑みにするのだけはやめましょう。それだけはほんとお願い。

では本題。

サッカーのコーチをしていて思うことがあります。指導するときの「順番」ってとても大切ということです。

 

●「順番」の重要性を甘く見てはいけない

「ものごとは順番が大切」というのはよく聞く言葉かもしれません。では具体的にどう大切なのでしょう?

たとえば文章を書くとき。多くの人が上手に文章を書けないのは、いきなり書きはじめるからだと言われています。

「ちょっと何を言っているかわからない(サンドウィッチマン)」と言われそうです。文章を書くのに文章を書きはじめる以外に何があるのかと。

しかし、文章を書くときの順番というものは確かに存在します。それは、

  • 構成(を考えてから) → 執筆(する)

です。

「構成」とは、かんたんに言えば「目次」みたいなものだと考えてもらえばいいです。

その文章をどのような構成にするかを考えてから書きはじめないと、書いている途中で何を言いたかったかを忘れたり、エクセルの循環参照のように堂々巡りの文章になってしまったりします。

まずは構成を考えて、その構成の流れに矛盾がないかや、主張したいことがわかりやすいか、説得力があるかを考える必要があるわけです。

「文章を書くときの手順」が大切なのと同様に、文章の内容も「何をどの順番で伝えるか」が非常に重要になります。

「文章を書く」というときに、多くの人がどんな言葉遣いにするかやどんな単語を使うかで文章の精度が決まると勘違いしていますが、それは誤解です。もちろんそういった側面がないとは言いませんが、どちらかというとそれは飾りに近いかもしれません。

小説などを読むと、きれいな言葉遣いやときにはセンセーショナルな言葉遣い、知的な単語などで文章を飾っていることがわかります。そして、それが芸術性やその小説家の作家性を生んでいます。

なので、小説を書くのであれば、どんな言葉遣いにするか、どんな単語を使うかといったことも非常に重要になります。しかし、小説家だってそれ以上に構成を重要視しているはずです。

私たちも必要に応じて「成約しやすい言葉遣い」や「お客さまを満足させる単語」などを使うべきですが、それ以上に構成のほうが成約率を高めたり満足度を高めることに寄与します。

「文章を書く」というと少し漠然としていて自分に関係あるのかないのかわからないかもしれませんが、たとえば

  • セールスライティングをする
  • プレゼン資料をつくる
  • トークスクリプトをつくる

これらすべて含むとお考えください。

トークスクリプトなどは、上手にしゃべるよりもスクリプトの構成のほうがはるかに大切と言われます。

ではそもそも、文章を書く上で順番が大切なのはなぜでしょう?

私の考えでは、「わかりやすさに直結するから」です。そしてその結果、「説得力を強くする」からです。「わかりやすく、説得力が強い文章」には順番がとても重要だというわけです。

もちろん、「わかりやすいけど説得力のない文章」というものも存在します。しかし、「わかりづらいけど説得力が強い文章」というのはほとんどありません。専門家の論文くらいでしょうか(これも一般人にわかりづらいというだけですね)。

「わかりやすさ」は説得力において十分条件ではないけれど、必要条件ではある(「わかりやすさ」だけでは足りないけど、必要不可欠である)ということです。

 

●その「順番」でいいかを疑え!

「順番の大切さ」ということで文章を書くときを例にしてみましたが、他に順番が大切な例は何があるでしょう?

これを考えているうちに、なぜかお笑い芸人ロバート秋山の考えた曲「SAY KOU SHOW」を思い出してしまいました。「♪交際して性交渉、それとも性交渉して交際〜」という歌詞の歌です。シモネタですんません。面白いのでYou Tubeなどで見てみてください。

ちなみにこの曲はドキュメンタルという番組でロバート秋山が披露しました。その際「順序の歌」と紹介していました。順番の大切さを彼は理解しています(笑)。

近しい話かもしれませんが、「結婚してから子どもをつくる」が世間一般では「正しい順番」とされてはいます。しかし現実は「デキ婚(できちゃった婚)」の家庭もいっぱいあります。そしてデキ婚だからその家庭は間違っているとか不幸だということはまったくないというか関係がないでしょう。

こう考えると「正しい順番は何か?」という問いは思っている以上にクリティカルというか、「深い質問」です。

ロジカルシンキングなどを勉強すると、「因果関係」というものについて学びます。

たとえば以下のような状況があるとします。

雨が降ったので、干してあった洗濯物が濡れた

このとき、「洗濯物が濡れた」という結果に対しての原因は「雨(が降った)」となります。因(原因)は「雨(が降った)」であり、果(結果)は「洗濯物が濡れた」という因果の順番でほぼ疑いようはありません。

ところが、世の中そうかんたんに因果関係がわかるものばかりではなかったりします。

たとえば、以下のような状況はどうでしょう?

海外勤務をした社員の多くは、そのあと出世する

一見、因果関係として成立していそうです。海外勤務により能力をつけ、大きく成長して帰国。そして出世。しかし、こんな可能性もあります。それは、

出世するくらいの能力がある人は、重要である海外勤務を一度は任される

つまり、海外勤務をしたから出世したのではなく、もともと優秀な出世コースのエリートであり、実力があったし出世もほぼ約束されていたと。だから海外勤務を任されたと。

これは「因果が逆」という事象です。若干ヘリクツ感があるかもしれませんが、この例は私が通っていたグロービス経営大学院のクリティカル・シンキングという授業で実際に出た例文です(もう13年くらい前ですけど)。

一見ヘリクツに見えるここには重要な示唆があります。

「海外勤務をしたから出世」という因果関係が成立していると思いこんでしまうと、そのあと海外勤務を希望し実際に海外に転勤したのに出世できなかった、という結果を招いてしまう可能性があるということです。

このように、因果関係を正しく把握できなかったことにより「打ち手を間違える」ということがあるよ、という示唆なわけですね。だから「本当にその因果関係は成立しているのか?因果が逆ではないか?」という疑いの目を持つことが「クリティカル・シンキング(批判的思考)」なわけです。

今で言えば「コ□ナのためのワクワクさん」なのか「ワクワクさんのためのコ□ナ」なのかを見誤ると、たいへんなことになるよという話で、先週もお伝えしましたがこれは2020年の6月ころからいっています。

実際たいへんなことになっていますね。なっていないと思っている人はテレビしか見ていない=日本の話しか知らない人です。日本人はみんなクリティカル・シンキングを勉強したほうがいい。

ちなみに因果関係の話をするとなると、「因果が逆」だけではなく、あと2つほどややこしいものがあります。順番の大切さをお伝えする意味でも一応お話しておきます。

「にわとりが先か、卵が先か」問題というのがあります。よく聞くと思いますが、これも因果関係を表しています。「にわとり卵」はどちらが最初に起こったとしても辻褄が合うため、卵が先かにわとりが先かわからないという事象です。

ビジネスでいえば、人を増やして利益が上がるのか、利益を上げて人を増やすのか、などがそれですね。

「第三因子」問題というのもあります。「AだからB」だと思っていたけど、実際は「CだからAでありBである」というものです。

たとえば、

朝ごはんを食べる子は勉強ができる

これについて考えてみます。一見、因=「朝ごはんを食べる」、果=「勉強ができる」のように感じます。しかし本当でしょうか。

実際には、朝ごはんをきちんと食べる家庭はいろいろなことをきちんとしている、つまり教育もしっかりするし、経済的にもしっかり考えているし、もちろん健康面なども。

逆に朝ごはんをきちんと食べない家はいろいろなことを雑にしていたり家庭が荒れていたりしている。

つまり、本当の原因は「生活(人生)に対する姿勢」であり「きちんとしているかしていないか」。その結果が「朝ごはんを食べる」ことと「勉強ができる」こととして現れるわけで、どちらも結果でしたと。

これが「第三因子」問題です。この場合、A(朝ごはんを食べる)とB(勉強ができる)は、「因果関係はないが相関関係はある」となります。

この例題は昔テレビCMかなんかで「朝ごはんを食べよう」的なものを見て思いついたものです。

「朝ごはんを食べる子は勉強ができます、だから朝ごはんを食べよう!」といったコマーシャル。食品メーカーだかそれに関係する協会、団体だかがCMを流していました。

朝ごはんを食べること自体は悪くないと思うけど、食品をたくさん売りたい人たちの巧妙な「ウソ」の可能性があることを念頭に置かなくてはいけません。

1日3食がよいと言い出したのはエジソンだそうです。彼は自分が開発したトースターをたくさん売るためにそのようなことを言い出したと言われています。

ちなみに冒頭の「デキ婚」の例も同じように「第三因子」で説明できます。デキ婚だから不幸になるわけではない。もしデキ婚で不幸だと思っている人がいるとしたら、それは「後先考えない性格と覚悟のなさ」というものが本当の原因であり、デキ婚も不幸もこれによる結果でしかないということです。

 

●ビジネスでいう「順番」とは?

ここまでをまとめてみます。

文章を書くということを例として「順番は超大切」というお話をしました。そして、因果関係の話から「本当にその順番であっているのか疑うことがさらに大切」というお話をしました。

冒頭にあるとおり、私がやっている少年サッカーのコーチでもこれを非常に感じます。

普通であれば、「教える → やらせてみる」が正しい順番のように感じます。ところが最近、「これは本当なのだろうか?」と思うようになってきました。

子どもはそもそもあまり話を聞かないという面もあるのですが、話をきていてもピンとこない子が多いです。もしかしたらこれは順番が逆なのではないか。ひとまずやらせてみる、そこで一度体験させてから教えたほうが頭に入るのではないかと思うのです。

本(ビジネス書)を読むという行為には2つの効果があると言われています。ひとつはもちろん、知らない知識を入れるというものです。

そしてもうひとつが、体験したことがあることを、本を読むことで言語化し確認するという効果です。本を読むと「そうそうこれだよな」とか、「あのときのアレはこのことだったんだ」という気づきを得られることがありますが、それです。

サッカーの指導も同様で、体験したことがないから教えてもわからない、ということが起こっているのではないかと考えます。

また、因果関係の話でいうと、話を聞かないからわからないのではなく、ピンとこないから話を聞かなくなる、が正しい因果関係かもしれません。

我々はこれをビジネスにどう活かすべきでしょうか。

たとえば、社員教育(仕事のトレーニング)においては座学だけではうまくいかないかもしれません。やってみせたりワークを盛り込む、などのアウトプットをうまく織り交ぜないと、インプットが十分にできない可能性があるというわけです。

以前のコラムで、アウトプットとインプットについてお話したことがありますが、そこでもお伝えしたとおり、「質の高いインプットは、アウトプットによってなされる(アウトプットによって、本当に必要なインプットがわかる)」わけです。

多くの人が「インプット → アウトプット」だと思っているでしょう。しかし、本当の順番は「アウトプット → インプット」かもしれません。

「ビジネスと順番」を考えると、教育の他にも「業務フロー」などがあります。今ある業務フローが本当に正しい順番なのかを疑ってみる。

正しいと思いこんでいたけれど、実は順番を変えてみたら余計な作業が減った、成約率が高くなったなどのことが起こるかもしれません。

こういったことは、新商品を開発するとか、人を採用するなどのように、新しく何かを追加する必要がありません。今あるものを見直すので、コストを大きくかけずにビジネスを進化させることができる可能性を秘めています。

ぜひ御社でも、「順番」というものを今一度見直してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、このコラムを書いている最中ずっと頭の中にロバート秋山の「順序の歌」が流れています(笑)。頭から離れない。。。

 

今回はここまでです!

津久井

投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

メールマガジン登録はこちら

メールアドレス(必須)
会社名

ご依頼・ご相談・
各種お問い合わせは
こちらです

インターネットの手軽さを最大限に活用しつつ、インターネットのデメリットである「顔が見えない・声が聞こえないやり取り」を極力排除した「出会いはデジタル、やり取りはアナログ」が私たちの目指すサービスです。ご依頼やお問い合わせは以下のフォーム、またはお電話で可能です。

お電話でのご依頼・
お問い合わせ

受付時間 10:00~18:00

0120-65-37-65

フォームからのご依頼・
お問い合わせ

24時間受付中

ご依頼・ご相談フォームはこちら

トップへ戻る