ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
昨日はやってしまいました。
やってはいけないことを。。。
やっちゃいけないとわかっていたのに。。。
なぜ人間はやってはいけないことを
やってしまうのか。。。
人間とは本当に業の深い生き物です。
何をやったかというと
「夜中のラーメン」なんですけどね。
やっぱり朝気持ち悪かった。
太るし。。。
そんなどうでもいい話から
スタートしたメルマガですが、
実はこのメルマガは今号で499回目。
なんと来週は記念すべき500回目です!
ざっくり計算となりますが、
週1回で500回ということで考えると
期間としてはちょうど10年です。
来週は
500回記念特別号にしたいと思います。
といいつついつもと何も変わらない感じ
だと思いますが。。。
さて我々は
ロゴマーク専門のデザイン会社です。
本日はですね、
原点に帰りロゴについてのお話を
大いに語りたいと思います!
すでにロゴをつくられたお客さまも、
新商品や新サービス、新会社の設立などで
これからつくるというお客さまも、
今後の参考にしていただければと思います。
●「ロゴマトリックス」で考えるロゴの役割
●ロゴの4つの役割を詳しく解説
●「なぜロゴがほしかったのですか?」
●「ロゴマトリックス」で考えるロゴの役割
さて、
「ロゴマトリックス」という
聞きなれない単語が出てきました。
聞きなれないのは当然でして、
これは何を隠そう私が考案した理論です。
ぶっちゃけ、ちょっと自慢です。
でも、
こんなことを考えている
ロゴマークデザイン会社、
日本でビズアップだけです。
受注数だけでなく
本当のロゴ日本一を目指すために、
こういったことも手を抜きません。
さて、
ロゴマトリックスは
ロゴの役割を2軸で考え、
4つに分解して導き出しています。
と、
言葉で書いてみたものの、
「言葉と画(え)」で考えると
画(え)を見ていただくほうが
早くて正確に伝わりますね。
これがロゴマトリックスです。
→ http://bit.ly/2MPoNW7
・縦軸は「想いとビジュアル」
・横軸は「対社内と対社外」
となっています。
簡単に説明します。
ロゴには、
その会社の想いを表現するという役割と、
その会社の見た目をコントロールする
という役割があります。
通常、
ロゴとかブランディングと言った時に
「見た目」の話に終始してしまう
デザイン会社やコンサルが多いです。
しかし、
13年間で17,000社のロゴ作成に
携わらせていただいた中で、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビジネスの門出や節目、
転換期の想いや情熱を
いつまでも感じているために
ロゴを作りたいんだ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうおっしゃってくださるお客さまが
本当に多かった。
そういう意味では、
この「想い」という切り口は
ビズアップのお客さまから
授かったものだと感じています。
私は
この想いを「信念の象徴」としました。
余談ですが、実はネタを明かすと、
「信念の象徴」というネーミングは
マンガのワンピースから拝借したものです。
ワンピースは
夢を追いかける海賊の話ですが(超ざっくり)、
海賊には「海賊旗」という
まさに「ロゴマーク」があり、
主人公が
「海賊旗は信念の象徴だ!」
と叫ぶシーンが出てきます。
これを見た時に、
自分の、そしてお客さまのロゴに対する想いを
最高の言葉で代弁してくれていると感じました。
このように、
ロゴの役割は「見た目だけではない」のです。
とはいえ、
見た目は非常に重要だということも
このメルマガでも何度もお伝えしました。
人は
見た目から何かしらの印象を感じてしまう、
その「何かしら」がものすごく影響力があるよ、と。
ロゴというのは、
よく「会社の顔」と言われます。
誰でもそうですが、
自分に似合うスタイルや
ファッションを考える時、
顔が中心になることがほとんどです。
顔はその人のアイデンティティです。
顔はその人の性格やセルフイメージまで
表現してしまいます。
ロゴも同じで、
会社やお店のビジュアル(見た目)を考える時、
顔同様に中心になるのがロゴマークです。
そういう意味では、
会社やお店のビジュアルの指針となるもの、
つまり「コンパス」がロゴなのです。
なので、
私はこれを
・ビジュアルコンパス(R)
と名づけました。
そうです。
(R)とある通り、
なんと商標登録済みです!
日本一のロゴ会社になるためには
ここまでやりまっせ。
あとは、
「信念の象徴」と
「ビジュアルコンパス」を
・社内に向けてのものなのか
・社外に向けてのものなのか
に分解すると
ロゴマトリックスの完成です。
●ロゴの4つの役割を詳しく解説
すみません、
ロゴのことになると
ついついアツくなってしまいます。
さて、
マトリックスのそれぞれのパートについて
解説していきたいと思います。
【マトリックスのAの部分】
→経営者やスタッフの
モチベーションや帰属意識を高める
「信念の象徴」を
対社内に対して発信する、
という役割がこのAの部分です。
国旗やプロスポーツチームの
ロゴのように、
ロゴマークがあることで
モチベーションを高めたり、
スタッフの帰属意識を高めることが
可能だと私たちは考えています。
私たちのお客さまにも辛い時や苦しい時に、
創業当初につくったロゴを見て初心に帰ったり、
やる気を出すという方がたくさんいらっしゃいます。
特に、
3.11の東日本大震災の直前に
ロゴをつくってくださったお客さま。
震災の影響で仕事が激減する中、
完成したロゴを見て
「絶対に諦めない!」
と心を強く持った、
という連絡をいただきました。
その時のメールがこちらです。
→ http://bit.ly/1AZgGck
私は、
正直このメールを見て泣きました。
今も読み返しましたが
うるうる来てしまいます。
【マトリックスのBの部分】
→会社・商品・サービスへの想いを
お客さまや取引先などに知ってもらう
「信念の象徴」を対社外に発信する、
という役割がこのBの部分です。
ロゴをデザインする際に、
しっかりとしたコンセプトを
ディレクターやデザイナーに
伝えることができると、
次のようなメリットがあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どのような思いで会社を運営したり、
商品、サービスを提供しているかを、
お客さまや取引先などに知ってもらうことができる。
また、それを社内で統一することができる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どのようにして
そのロゴマークができあがったのか、
どんな想いからできあがったのかなどを、
ぜひスタッフの方々と共有してください。
そうすることで、
スタッフによって今まで社外に
バラバラに伝えていたことが、
ひとつの軸を持ちはじめます。
弊社でロゴを作成くださった
大妻中学高等学校さまは、
以下のようなコメントをくださっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今までは、
「あなたの学校はどんなところ?」
と聞かれても、
職員によって言うことがバラバラだったり、
その時々で言うことが微妙に違ったりしました。
でも、
このロゴマークはそもそも
「理念を作り上げること」
からスタートし、
それを図形化したものから
出来上がったロゴですから、
ロゴマークの説明をコンセプトシート
(※弊社では「ロゴカルテ」と呼びます)
を見せながらするだけで良くなったんです。
なので、ロゴがあることで
職員が今では全員同じこと(想い)を
人に伝えられるようになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このロゴをつくった年、
大妻中学高等学校さまは
他行との合同学校説明会で
ブースに人だかりをつくることができ、
テレビからも取材を受けたそうです。
【マトリックスのCの部分】
→ビジュアル面でどのように
統一感を出していけばよいかわかる
「ビジュアルコンパス」を
対社内に発信する、という役割が
このCの部分です。
ビジネス上必要なもので、
デザインをしなければならないものは
たくさんあります。
たとえば、
・名刺
・封筒
・パンフレット
・ホームページ
・看板
などなどです。
また、
店舗系のビジネスであれば、
店舗の内外装のデザインも重要です。
その際に、
ロゴマークと弊社からお渡しする
ロゴカルテ(コンセプトシート)が
あることにより、
ビジュアルに統一感を
持たせることが可能です。
「ホームページのイメージは、
このロゴと配色に合う基調にしてほしい」
「ロゴはこういうコンセプトを
元にこんなデザインにしたから、
店舗の内外装も同じイメージにしてほしい」
といった依頼ができるようになるからです。
また、
きちんとした経験とセンスを
持ち合わせたデザイナーであれば、
ロゴのデザインを見ただけで
「どのようなデザインをつくれば良いか」
「どんなデザインにはしてはいけないか」
などを汲み取ることができます。
まさに「ビジュアルコンパス(R)」。
弊社でロゴを作成くださった
しらゆり整骨院さまは、
以下のようなコメントをくださっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
店というか、
この接骨院を作って行くうえでの中心的存在。
「核」ですね。
「院の運営はこうしていこう」とか、
内装や調度品選びはロゴに合わせてこうしよう。
ロゴがあるお陰で、
それが非常に決めやすくなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【マトリックスのDの部分】
→企業、店舗、商材の信頼度を高める
「ビジュアルコンパス」を
対社外に発信するという役割が
このDの部分です。
一般的には
ロゴをつくる上で多くの方が
最も期待されていることが、
この「信頼度を高める」です。
創業当初、
私たちが独自に行なったロゴの調査によると
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロゴがない、
ロゴのクオリティが低いことにより、
その会社や店に不安を持つか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という質問には
60.6%の人が何らかの不安を持つ、
と答えています。
また、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ロゴがかっこいい、プロっぽいと
その会社やお店の印象が良くなるか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という質問には、
74.8%の人が
「良くなる」と答えています。
開業当時のアンケートなので、
統計的な甘さが若干ありますが
傾向はつかめると思います。
先ほどの
しらゆり整骨院さまからも
同様のお話をいただいています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それと、
私が望んでいた「敷居を下げる」効果は
おおいに出ています。
「この院はやさしそうだ」
「私でも安心して入れそう」
開院以来口コミで評判が広まり、
大勢の患者さんに来院をいただいております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とある本には
こんなことも書いてありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チェスキンが行ったテストでは、
円形のロゴが入った商品は
三角形のロゴよりもよく売れ、
紋章のロゴの入った商品は
円形のロゴよりも良く売れたという。
それほど重要とは思えない
ロゴの選び方一つをとっても、
売上げが増えたり減ったりする。
今までに
気にしたことがなかったかもしれないが、
看板やロゴ、名刺の書体は、
売上げに大きな影響力を
持っているのである。
だからこそ、
事業モデルを作る段階では、
慎重な検討が行われなければならない。
マイケル・E・ガーバー著
The E-Myth Revisited: Why Most Small Businesses Don’t Work and What to Do About It
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上が、
ロゴマトリックスについての
詳細な説明になります。
●「なぜロゴがほしかったのですか?」
勝手にひとりで盛り上がっていますが
ついてきていただけてますでしょうか?
もうそろそろ
まとめに入りますね。
さてさて、
では、
この4つの役割すべてを満たすものが
ロゴとして最も優れているのか?
答えは
理想論で言えば「Yes」です。
しかし、
実際にはすべてを満たすロゴを
つくるのは相当難しいです。
会社ごとに、お店ごとに
前提条件や課題が変わるからです。
そこで大切になってくるのが、
「優先順位をつける」
ということになります。
ABCDの
どれを最も優先するのか、
次はどれなのか、
こういうことを考えると、
御社だけのロゴの役割が決まってきます。
「優先順位付け」というと
なんだか堅苦しい感じがしますが、
本質的な質問は
「超」がつくほどシンプルです。
それは、
「なぜロゴがほしいのですか?」
です。
このメルマガでもよく出てくる
「why」です。
・なぜ今のビジネスをしているのか?
・なぜそれがあなたでなければならないのか?
・なぜあなたのもとにお客さまは来るのか?
そして、
なぜロゴがほしいのか?(ほしかったのか?)
その質問ひとつで、
御社のロゴの役割は(の優先順位は)決まります。
本質はいつもシンプルなんですね
(ただ、とてつもなく深いことが多いですが)。
もうひとつ本質かなと思うことは、
自社の商品についてどこまで語れるか
ということ。
こういった自社の商品に関することを
・社員全員が語れる会社
・社長が語れる会社
・誰も語れない会社
どの会社がうまくいくかということは
語るまでもないことだと思います。
そんなことを考えるきっかけに
していただければ幸いです。
もっとも
私たちもまだまだ甘いですが。。。
さて、
来週は記念すべき500回目のメルマガです。
どんなお話をしようかと考えています。
人気の過去コンテンツをお届けするか、
まったく違うテーマでお話するか。。。
それにしても10年って
よく考えたらなかなかですね。
10年一昔なんていう言葉もありますし。
来週もぜひお付き合いください。
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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