ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
9月最終金曜日。
もしかして今日は
プレミアムフライデーというやつですか?
最近はメディアでもすっかり耳にしなくなりました。
そんな中、
超タイムリーではありますが(今ニュースになった)
日経平均がバブル崩壊後最高値をつけました。
正直、
あまり景気が良いように感じていないのですが、
大企業から中小企業に還元されるのに
1年半かかるという一説もあるので
気長に待ちたいと思います。
さて、
本日はまずはちょっとお知らせです。
ビズアップに
ロゴ以外のデザインやブランディング、
コンサルなどを頼みたいときに便利な
専用フォームがあることをご存知ですか?
実は先日、そういった
「ロゴ以外の相談をしたい、
けどどこから相談したらいいかわからない、
なのでロゴの依頼フォームから連絡した」
というご連絡を
くださったお客さまがいらっしゃいます。
他のお客さまでも
過去にも数回そういったことがありました。
ブランディングは知ってもらうことが
重要とか偉そうなことを言っていながら、
きちんとみなさんに知ってもらっていないから
こういったことが起こるのだろうと反省しまして。。。
そしてロゴの依頼フォームからだと
社内のシステム的にも少し不都合なところもあり。。。
なので改めてここでお伝えしますが、
こちらのフォームにアクセスしていただくと、
→ http://bit.ly/FOETmu
・ロゴ以外のことも気軽に相談できる
・津久井の昔の写真を見れる(笑)
ということができます。
このフォームは
実は毎週のメルマガに載っておりまして
メルマガを読み終えたあとの署名欄に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★デザイン無料相談フォームはこちら!
→ http://bit.ly/FOETmu
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と出てまいります。
デザインでご相談したいことが出た場合、
「あ、毎週金曜日のメルマガから相談できるな」
と思い出してください。
どうぞよろしくお願いします。
さて、
本日のお話です。
すんごい面白い本を見つけてしまいました。
まだ全部読み切っていないにも関わらず、
メルマガで紹介したくて仕方がありません。
著者と友達というわけでも何でもないのですが、
とにかくこれは読んでみてほしい!
今日はそんな本の紹介です。
●
どんな本かというと、
ビジネス小説です。
しかも実話。
ビジネス小説は
つい先週、私の両親の話になぞらえて
「成功者の告白」をご紹介したばかり。
それまでビジネス小説は
「成功者の告白」が1番だと思っていましたが、
今の気持ち的には
1位争いをするくらい面白いと感じる本です。
本当は
「ストーリーとしての競争戦略」という本も
ものすごく面白く(こちらは小説ではない)、
その本と絡めてブランディングのお話を
しようと思っていたのですが、
それよりも先に
こちらの本を紹介しちゃいます。
その名も「破天荒フェニックス」。
ネタバレにならない程度に
ざっくりお話しますと、
当時30歳だった主人公の田中社長が
オンデーズというメガネチェーン企業を
買収してからの紆余曲折を描いた本です。
田中社長は私たちと同じように
デザイン会社を経営されていたようです。
そのときに、
オンデーズの身売り話の相談が舞い込み、
仲介をして手数料をガッともらおう程度に
考えていたそうですが、
オンデーズの
「絶対倒産する」と言われるくらいひどい
財務内容から買い手がつかず、
結局、負債14億(!)のオンデーズを
自分で買って経営することになる、
という破天荒な話です。
のっけからいきなりが破天荒なのですが、
当然その再生プロセスも破天荒です。
財務内容がひどいオンデーズは
万年資金繰りに窮している状態で、
その財務内容から
銀行からの融資など受けられない状態。
なのに
会社を買って初月からいきなり1,000万の
資金ショートの危機に陥いるところから
話が展開されていきます。
買収した時点で年商こそ20億あれど
利益は出ておらず大赤字。
現金商売とはいえ
営業キャッシュフローから
資金を捻出することもできません。
なんとか1,000万の
資金ショートを乗り切ったときには、
年商20億の会社なのに銀行残高が
20万円になったそうです(恐)。
うーん、破天荒。
私なら気が狂ってしまっているかも(苦笑)
でもですね、
こんなのは破天荒の序の口でして、
物語が進んでいくうちにその破天荒ぶりも
さらに加熱していきます。
だって、
そんな来月の資金繰りもままならない状況で
いきなり新店をオープンしたりするんですから、
そりゃあ破天荒ですよね(しかも失敗する)。
芸人も平成ノブシコブシの吉村さんが
「破天荒芸人」というポジショニングを
築いていますが、
「破天荒社長」
のポジショニングは確かにがら空きで、
このコンセプトはブランディングとしても
秀逸だと言わざるを得ません。
ちなみに資金ショートのピンチは
その後も額をどんどん増して訪れます。
他にも
買収前からいた社員に裏切られたり、
悪い人が寄ってきたりといろいろと
「破天荒ネタ」が押し寄せてきます。
物語は500ページ近くあるにもかかわらず
かなりテンポよく読み進められます。
つまりそれだけ「破天荒ネタ」が
満載だということです(汗)。
破天荒の嵐です。
メガネ業界の話なので、
実名ではないですが「JINS」や
「Zoff」などのい競合企業も登場します。
この本は経営者は本当に共感するし、
経営者じゃなくても読み物として
かなり面白いと思います。しかも実話。
●
そもそもなぜこの本を知って
買おうと思ったかというと、
友人がFacebookでこの本とともに
とある記事を紹介していたからです。
それがこちらの記事です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上司が「破天荒」だと部下は困ります!
“破天荒フェニックス”田中社長を問い詰めた(新R25)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
→ http://bit.ly/2xU8EqH
この記事がやはり面白く、
本を読みたいと強く思ったんですね。
5,000万資金ショートしそうになったときに
突然現れたなぞの「伊集院」さんの話とか、
思わず「なるほど、そういうことがあるんだ」
と勉強になります。
ちょっと余談ですが
借用書もなく5,000万を貸してくれようとする
なぞの男性の名前が「伊集院」なのは、
まさに私がいつもお伝えしている
イメージの話です。
おそらく偽名なのでしょうが、
あしながおじさん的な人の名前が
「伊集院」というのは、
「らしさ」をうまくコントロールしている
(そして相手を騙そうとしている)わけです。
実際に田中社長もインタビューの中で
「“見るからに伊集院”みたいな
ハットかぶったオッサンが来てさ。」
と言っていて、
・5,000万借用書なし
・伊集院
・ハット
というだけで
誰もが「紳士」を思い浮かべます。
しかし文中には「紳士」という
言葉は出てきませんね。
リーダーシップに関しての
田中社長の考え方も思わず唸ってしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リーダーシップってバイアスなんですよ。
結局、結果を出してる人はどんな振る舞いをしても
評価される。むしろヒドイ振る舞いをしてるほど
「さすがだ」とか言われるんです。
だから、結果を出すことに集中する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(本文より引用)
なるほど。。。
田中角栄のくだりも
トイレ掃除のくだりも説得力がありすぎます。
こう考えると、
「トイレ掃除」は手段でしかないですね。
何の手段かというと
・自分の精神を統一するため
・社員や周りに何かしらを感じてもらうため
しかし
「トイレ掃除」ということだけに着目し、
トイレ掃除をすることが目的化しては
逆に危険で、
結果が出ていないならトイレ掃除するよりも
結果を出すことに時間を使ったほうが
間違いなく自分のためにも周りのためにもなる。
以前知り合いがFacebookで
公園のトイレ掃除を休みの日に率先して
やっている投稿を上げているのを見て
ものすごい違和感を感じたことがあります。
その方は私より先輩で、
経営者ではなく、結婚して奥さん子どもがいて
そして転職失敗していました。
公園のトイレ掃除を誰に言われるでもなく
無報酬で自発的にやることはすばらしいはずなのに、
正直「何やってんだよ」と思ってしまいました。
この先輩が会社でも結果をバンバン出し
家族も自分もハッピーみたいな人だったら、
きっとすばらしいと誰もが素直に思えたと思います。
「リーダーシップは結果によるバイアス」
これは自分の中でかなり
今までの概念を変えられた言葉です。
●
そして、
インタビューの中でもうひとつ
「金言だな」と感じた部分があります。
それが、
「“選択”を重要視してない。
その後の“行動”しか重視してない。」
という部分です。
これは田中社長の行動基準であり、
結果、人はそれを「破天荒」と呼ぶわけです。
負債14億の会社を買う買わないの選択肢より、
買ったあとの結果と、そのためにどうするかに
フォーカスする。
たしかに、
負債14億の会社を買って失敗すれば
誰もがその選択は間違っていたと判断します。
しかし、
実際に田中社長は成功させているわけで、
そういう意味ではその選択は「正しい」
ということになってしまう。
まさに、
結果により選択の正否が決まるのであって、
選択そのものには正否はありませんね。
小説の中にもそれを物語る一節があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
経営者という職業は、社内の様々な声に
耳を傾けながら慎重に調整しつつ、
ゆっくりと物事を進めていけば
「決断力・リーダーシップがない」と言われ、
言うことを聞かずにどんどん進めていけば
「独裁でワンマン経営だ」と、どっちに
転んでも批判される。
こういうふうに社内がまとまらない時は
「どっちでもいい、結果を出せば良いだけ」
と開き直り、自分の決めた決断が上手く
いくように全力を尽くすだけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(破天荒フェニックスより引用)
この一節に私個人としては
・共感してもらえ
・怒られ
・勇気をもらえた
という感覚を持ちました。
経営者の立場に理解・共感してもらいつつ、
自分の結果を出すことに対する甘さを怒られ、
でもだからこそ思ったようにやってみろという
勇気をもらった気分になったんですね。
もうひとつあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつだってビジネスマンである皆んなを、
一つにまとめるための効果的な特効薬は
「結果」だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(破天荒フェニックスより引用)
ネタバレにならない程度にいうと、
ある店舗の新規出店の際に社員同士が
大揉めに揉めたり時間がなさすぎて
社員がみんな徹夜したりする中、
なんとかオープンにこぎつけた店が成功し、
全員がハグしたり肩を叩きあって
喜んでいるシーンに出てきた一節です。
ここ、泣けます。
自分も会社のメンバーとこういう瞬間を
分かち合いたいと心から感じるシーンです。
というわけで、
とにかくこの本をぜひオススメしたいわけです。
が、
ここでブランディングの重要な示唆があります。
オンデーズ(OWNDAYS)という
メガネブランド(とそのショップ)、
ご存知でしたか?
はっきり言って、
失礼ですが私は知りませんでした。
当然ながらJINSやZoffは知っていました。
でもオンデーズは知らなかった。
この本ではじめてしりました。
ここにはとても重要な示唆があって、
「ナンバー1であること」が
いかに大切かということです。
よく
「2番めに高い山は誰も知らない」
といいますが、まさにそれ。
なので、
どんなに狭い業界、業種、エリアでもいいので
1番になるということを目指すことが
「知ってもらう」
「記憶してもらう」
ということにおいては必要です。
そしてオンデーズは、
1位を目指すためのマーケティングツールとして
「破天荒フェニックス」を出したのだと思います
(「ブックマーケティング」というやつですね)。
そしてそして見事にはまった私がいます。
おそらく私は今後メガネを買うときは
オンデーズで買うと思います。
田中社長に共感するからです。
まさに、
私の心の師匠(と勝手に決めている)、
サイモン・シネックの言う、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分の提供するものを欲しがる人と
ビジネスするのではなく、
自分の信じることを信じる人と
ビジネスするのを目標とするべきなのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という言葉の通りです。
これも重要なポイントですが、
ストーリーにはそれだけのパワーがあります。
相手に伝え、そして心を動かす力ですね。
ぜひ読んでみてください!
破天荒フェニックス
オンデーズ再生物語
田中 修治 (著)
→ https://amzn.to/2Io2cx8
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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