ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です! https://www.biz-up.biz 本日は木曜日。 明日はラジオのオンエア日です。 というわけで、 このメルマガは一日前に書いております。 先日のメルマガでは、 私の両親の話をビジネス書「成功者の告白」に なぞらえてお話しましたが、 やはり多くのお客さまから 反響をいただきました。 とてもありがたいです。 両親の会社経営の現場を 小さいころから見ていたということは、 私にとってはものすごく貴重な財産です。 ある段階まではその経験がとても 会社の経営で役に立つからです。 しかし、 ここから先の経営者人生という旅においては 逆に足かせになる可能性があります。 なぜなら、 両親の会社の規模感でしか 経営を知らないからです。 ということは、 天井が自ずと決まってしまいます。 両親を超えるためには 両親から授かった財産を捨て、 新しい旅にのぞまなくてはいけません。 水曜日にとてもお世話になっている 静岡のお客さまのところへ訪問しました。 いつもそちらの会社の 社長と常務にとてもかわいがって いただいています。 会社の規模は 両親の会社やビズアップよりも全然大きく、 創業年数もまもなく80年を迎えられます。 お会いしたときの話題は やはり先週のメルマガのお話。 その時に、 常務に金言をもらうことができました。 「10人の会社と100人の会社の経営は違う。 当然のことだけど、問題はそれが違うということが わかるかどうかだ」 10人の会社の経営が 100人の会社の経営と同じだと 感じている人は意外にも多いと思います。 というか そもそもそういう視点を 持っていない人が多いと思います。 まずは視点を持つこと。 「違う」ということをきちんと認識すること。 シンプルだけどとても大切なことだと あらためて気づかさせてもらえる言葉でした。 さてさて。 それでは本日のお話を。 ラジオでは毎回、 私が好き勝手しゃべる5分のコーナーがあります。 こちらのコーナー、 プロデューサーからは 「知らんがな!」 と突っ込みたくなるくらい マニアックでどうでも良い話がいい、 と言われています。 なぜなら、 その後にロゴをつくらせていただいた お客さまをお呼びする15分のコーナーが 引き立つからです。 どうしようもない話のあとに 有意義なコーナーがくる、そのギャップが 番組構成上良いだろう、という判断です。 本日は 明日の5分のコーナーの話とも関係する お話をしてみたいと思います。 私は中学生の時に ものすごくハマったテレビドラマがあります。 おそらく私の人間形成上 大きく影響しているドラマだと思われます。 そのドラマは何かというと、 ちょっと、いや結構恥ずかしいのですが ★101回目のプロポーズ というドラマです。 ご存知かもしれませんが、 主演を武田鉄矢さんと浅野温子さんが 務めた恋愛ドラマです。 恋愛ドラマといっても、 けっこうユーモアに富んでいて、 月並みな言葉ですが笑いと感動の 両方をくれるドラマです。 このドラマ、 1991年にフジテレビの 月9枠で放送されていたのですが、 ものすごく流行りました。 平均視聴率は23.6%、 最高視聴率は最終回の36.7%、 関西地区に至っては最終回は 38.5%という化物ドラマです。 わたくし、 何を隠そうこのドラマをおそらく 通しで30回くらい見ています(恥)。 某テレビ番組「アメト◯◯ク」で 「101回目のプロポーズ芸人」という くくりの回がもしあったら、 芸人ではありませんが 出る自信があります。 放送されていたときは 私は中学3年生(15歳)でした。 当時はビデオに録画して 1話につき5回は繰り返し見ていました。。。 気持ち悪いでしょ?(笑) 大人になって見返しても 色あせない面白さがある。 それどころか、 どんどんこのドラマの深さがわかる。 ちなみに 「恋愛ドラマ」と紹介しましたが、 私はこのドラマを恋愛ドラマだとは 位置づけておりません。 このドラマ、 本質的にはスター・ウォーズと同じです(笑) というとおそらく スター・ウォーズファンに こっぴどく怒られそうですが。。。 (しかもきちんとスター・ウォーズを見たことがない。。。) ところで、 あなたは 「ヒーローズ・ジャーニー」 というものをご存知でしょうか? ● ヒーローズ・ジャーニーとは? 人を感動させるストーリーには いくつかのモデル、テンプレートが あると言われています。 その多くは、 実はギリシャ神話が元になっている、 とも言われています。 ヒーローズ・ジャーニーは そのストーリーモデルのひとつであり、 もっとも有名なものです。 これは ジョセフ・キャンベルという 神話研究の第一人者が発見しました。 神話というと、 私はあまり詳しい方ではないのですが、 神様という名の人間の話ですよね (すごい大雑把。。。)。 ではこのヒーローズ・ジャーニー、 一体どういうものか見てみましょう。 ヒーローズ・ジャーニーの ストーリーはおおまかに以下のような 流れになります。 1.Calling(天命を知る) 2.Commitment(旅の始まり) 3.Threshold(境界線) 4.Guardians(メンター) 5.Demon(悪魔) 6.Transformation(変容) 7.Complete the task(課題完了) 8.Return home(故郷へ帰る) 私はファミコン世代の生まれですが、 もっともわかりやすい例が ファミコンソフトの「ドラゴンクエスト」です。 まず、 世界が闇の力で危機に陥った時、 自分が勇者としてモンスターのボスを 倒す使命があることを主人公が知ります (天命を知る)。 一度たびに出てしまうと、 後戻りはもうできません(旅の始まり)。 しかし、闇の力を倒すのに 自分一人の力では限界を感じます(境界線)。 そこで現れるのが、 師匠や仲間です(メンター)。 師匠や仲間の力で 境界線(それまでの自分の限界)を突破し、 ついに最後のボスとの戦いになります(悪魔)。 そして、 最後のボスを倒すこと、 または倒そうとすることで 自分自身が成長します(変容)。 ボスを倒すと 金銀財宝が手に入ったりしますが、 一番のギフトは自分の成長と 考えられています(課題完了) 最後に 自分の故郷や王様の元に戻ります(故郷へ帰る)。 おおまかに これが一連の流れだと言われています。 そして お気づきかもしれませんが、 これは空想、妄想、物語の中だけの 話ではない、というところがポイントになります。 ネットから引用した説明では このように書かれています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この一連の流れは、 神話の中だけの話ではありません。 実は、 私たちの人生の流れも この「ヒーローズ・ジャーニー」を辿っています。 何か夢や目標に向かって行動していると、 その途中で強力なライバルが現れたり、 自分や周りの人が病気になったりなど、 数々の障害となる出来事に襲われたりします。 そのような時は、 ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)を 思い出してください。 強力なライバルが現れたことは、 5.Demon(悪魔)の段階にいると 考えることができます。 自分や周りの人が病気になったことは、 3.Threshold(境界線)の段階にいると 考えることができます。 ヒーローズ・ジャーニーをもとに 現状を分析すると、次の段階に行くために 必要なものは何なのかを知る手がかりを 得ることができます。 例えば、 自分や周りの人が病気になり、 3.Threshold(境界線)の 段階にいると考えられる時は、 次へと進む4.Guardians(メンター)の 存在が必要なのかもしれません。 それは、 あなたの支えになってくれる人かもしれませんし、 何か本からのメッセージかもしれません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (ネットから引用) ちなみに、 5番のDemon(悪魔)は実は 自分自身であることが多いとも言われています。 一番の敵は自分、 特に過去に引きずられた自分なんですよね。 ● 101回目のプロポーズのおさらい さて、 101回目のプロポーズがどんなお話か、 カンタンに振り返ってみます。 ここから気持ち悪いですよ(笑) ちなみに、 本気を出したら1時間以上かけて 第1話から最終話まで語れます。 主人公は 武田鉄矢さん演じる星野達郎。 達郎は42歳で建設会社の万年係長。 これまでに99回お見合いに失敗しています。 しかも はじめてのお見合いの時の女性とは 結婚直前まで行き、式の当日に 逃げられたという苦い経験を持ちます。 小さいころから諦めグセがあり、 すぐに「自分なんか」と思ってしまう 卑屈な面を持ちます。 子供のころに女の子にラブレターを渡したら 次の日そのラブレターが黒板に貼ってあったり、 体は強いのにたまたま具合が悪くて 体育を休んで教室にいるときに限って 誰かの給食袋がなくなったり、 自分が当番の時に限って クラスで飼っていたうさぎが 死んだりするという被害妄想的 思考に陥る経験を持っているためです (作中ではどれもコミカルに表現されます)。 星野達郎の写真はこちら → http://bit.ly/1RSwpD0 ヒロインは 浅野温子さん演じる矢吹薫。 楽団でチェロを弾いているプロの音楽家。 2人の見た目のギャップや職業設定も 存在の相対性理論(C 津久井)的に このドラマに大きく貢献しています。 矢吹薫には 3年前に結婚式当日にバイク事故で亡くなった 忘れられない恋人、「真壁さん」がいます。 矢吹薫の写真がこちら → http://bit.ly/1QJdJ9B そして 半ば結婚を諦めた薫を心配した母親が 無理やりセッティングしたお見合いで 達郎と薫は出会います。 達郎は ものすごい美しい女性、薫を通して ひねてしまった自分を変えたいと感じます。 そして勇気を出して猛烈にアタックします。 一方、薫のほうは はじめはとても迷惑だと感じます。 しかし、 自分のはっきり言えない性格と はっきり言っても妙な勘違いで 諦めてくれない達郎のせいで、 おかしな関係がつづきます。 たとえば、 薫は自分を諦めさせるために ボーナスが出たばかりの達郎に 80万円全部競馬一点買いに 突っ込むように言います。 そういう 思い切ったことができる男性のほうがいい、 そうウソをついて諦めさせようとしますが、 達郎はなんと本当に80万円を馬券一点買い してしまいます(もちろん外します)。 ドラマの中では 達郎の弟、純平(江口洋介さん)と 薫の妹、千恵(田中律子さん)が 同じ大学に通っていて、 このふたりの妙な関係や思惑からも 達郎と薫はなんだかんだで何度も 会うことになります。 純平と千恵 →http://bit.ly/1YALJqp
ちなみに、 薫を奪い合う達郎のライバルが、 イケメンバイオリニスト沢村尚人です。 演じるのはなんと、 今やさわやかイケメンバイオリニストとは 対極に位置するミナミの帝王、竹内力兄いです。 そのときの写真とミナミの帝王の写真 → http://bit.ly/1QJdPOG 作中の前半では ちょっとイヤな役で達郎と 薫を奪い合います。 後半では とてもさわやかで優しくて男らしい、 薫の良き友人、アドバイザーになります。 話を戻しますが、 ドラマの第4楽章(=第4話)、 ついに薫の心が動きはじめます (何話目でどうなるか全部覚えてます)。 そして6話目で 達郎のことを好きになってしまうのです! しかし、 薫にはトラウマがありました。 3年前に 大好きだった人(真壁さん)を失ってから、 また人を好きになっても その人を失ってしまうのではないか、 それであればもう誰も好きになりたくない、 そう思ってしまっていたわけです。 それを告げられた達郎が取った行動が、 このドラマで最も有名なシーンです。 走り迫ってくる トラックの前に達郎は突然飛び出します。 そして、 引かれそうになりながらも 助かった達郎が泣きじゃくりながら言った言葉が、 「僕は死にません あなたが好きだから 僕は死にません 僕が幸せにしますから」 これが 100回目のプロポーズの言葉となります。 当時はこの衝撃的なシーンが 爆発的に話題になりました。 武田鉄矢さんが 泣きながら叫ぶものですから、 「僕は死にません」が 人々の頭の中では「僕は死にましぇーん」に変わり 多くのバラエティ番組でパロディ化されました。 晴れて結婚することになったふたりですが、 そこで新たな試練がはじまります。 なんと、 死んだはずの真壁さんに瓜二つの男性が 薫の前に現れるのです。 しかも、 藤井というその男性は 達郎の上司として本社に 転勤してきた課長でした。 お互いに惹かれ合う薫と藤井。 それを知った達郎は会社を辞めてしまい、 結婚も諦めてしまいます。元のダメ男に 戻りそうになってしまいます。 しかし、 薫の親友、桃子(浅田美代子さん)の助言により、 もう一度薫を取り戻そうと達郎は決心し奮起します。 昔諦めた夢、弁護士になるために フリーターをしながら司法浪人をし、 もし司法試験に受かったらもう一度正式に 薫に結婚を申し込むことを決めたのです。 薫はそれを達郎から宣言され、 はじめのうちは困惑します。 しかし、 藤井との関係も必ずしも 良好ではありませんでした。 真壁さんに瓜二つの藤井。 ですが心までは同じではないのではないか、 と疑わせるような藤井の言動が薫を不安にさせます。 一方、 達郎は不眠不休の勢いで アルバイトと勉強に励みます。 いい歳して会社やめて おまけに今から弁護士を目指すなんて ふざけるのもいい加減にしろと言っていた 弟純平も、兄達郎のひたむきな姿に だんだん心を打たれるようになります。 「今の兄貴、 カッコ悪いを通り越して めちゃめちゃカッコイイぞ!」 薫は、 千恵や純平、桃子から達郎の話を聞き、 また自分でもそのひたむきな姿を 目の当たりにします。 達郎の頑張りを知れば知るほど、 疑わしい藤井の言動に不安になる薫。 「もうどうしていいかわからない」 と弱音を吐いた時に薫を救ったのが、 ドイツの楽団に引きぬかれ旅立つ直前の かつての達郎のライバル沢村尚人、 つまり力兄いでした。 「もう一度思い出せばいいんじゃないのか? 真壁さんのプロポーズの言葉を。 心まで同じなのかどうかを(ここの力兄い、最高!)。」 真壁さんのプロポーズの言葉は 「ぼくは誓う。 50年後の君を今と変わらず愛している(照)」 歯の浮くような 超キザで照れくさいこのセリフも ドラマ全体がユーモアで笑いのある コミカルなつくりのため逆にはまります。 藤井に問う薫。 「50年後の私、どう思う?」 答える藤井。 「そんなことはわからない。 先のことはいいじゃないか、 今お互いに惹かれ合っていれば。」 そしてやっと、 藤井は真壁さんじゃないということに 薫は気づき、藤井に別れを告げます。 しかし、 達郎のところに戻る資格なんて ないと薫は考えます。 「今更どんな顔して 彼のところに戻れっていうのよ」 その時、 妹千恵に言われるのです。 「どんな顔だっていいじゃない! 星野さんだってそういう弱いところを 全部さらけ出してきたんじゃない!」 その言葉を聞いて、 薫は達郎のところに戻る決心をします。 司法試験合格発表日、 もし試験に合格していたら 思い出の教会に結婚指輪を置いておくと 達郎から告げられていた薫は、 その教会に急ぎます。 しかし、 教会に指輪はありませんでした。 達郎は試験に落ちてしまったのです。 77万円の結婚指輪を海に投げ捨てる達郎 (値段まで覚えています 笑)。 今度こそ潔くすべてを諦めた達郎でしたが、 夜中の道路工事のアルバイの休憩中に 向こうから走り寄ってくる人影が。。。 ウェディングドレスを来た薫でした。 そして感動のエンディング。 最後の達郎の言葉。 「僕には・・・僕には、もう何もありませんよ。 貯金もありませんし、会社も辞めて 今はみっともない中年のしょぼくれオヤジです。 試験にも落ちて、 あなたの言うとおり変われなかった ダメな男なんですよ?それでも・・・? 指輪も、もう海に捨てましたし、 新しいの、買えませんよ?」 そこで 工事現場に落ちていたナットを拾う薫。 笑顔があふれる達郎。薫の指にナットをはめます。 というわけでフィナーレ。 達郎の最後の言葉が 101回目のプロポーズなわけです。 さて、 ざっとこんな感じですが、作中のセリフや 達郎の101回目のプロポーズの言葉も 何も見ずにタイピングできるほどの私、 やっぱり気持ち悪いですよね?(笑) ● このドラマとヒーローズ・ジャーニー ヒーローズ・ジャーニーを知ったのは 今から4年前くらいです。 なので、 中学生のときの津久井少年は そんなことは知りませんでした。 しかし、 強力なストーリーモデルであったこと、 そして以前からお話している 「普通コンプレックス」の影響から、 このドラマに大きな衝撃を受けました。 今はよくわかります。 このドラマは恋愛を通して 主人公が自分というデーモンを 打ち倒すヒーローズ・ジャーニーだったのです。 ドラマのおさらいも含めて お話をしてみたいと思います。 1.Calling(天命を知る) 達郎は薫と出会い ほとんど一目惚れをします。 しかし、 自分では薫のような美人と 結婚するなどあり得ないと感じます。 それでも諦められない達郎。 薫にふさわしい男になるために 自分が変わらなければならないという 天命を知ります。 2.Commitment(旅の始まり) まわりの人の助けもあり、 自分を変えるたびに出た逹瑯ですが、 まだこの時にはその意識はあまりありません。 諦めたくないという 気持ちがあっただけでした。 しかし、 旅ははじまっています。 3.Threshold(境界線) 今までの自分では ダメなんだということがはっきりします。 でも、 その境界線を超えることができなかった。 そんな時、 薫との食事の帰りに はじめてのお見合いで知り合い 結婚式当日に逃げられた女性と ばったり出くわします。 となりにはその女性の旦那さん。 式当日に逃げられたことを 旦那さんにからかわれ、 なぜ逃げたのかを女性に聞けば、 「平凡な生活のまま 歳をとっていくのが見えて怖かった」 と言われる始末。 そして何も反論できずに 卑屈な笑顔を浮かべるだけの達郎。 4.Guardians(メンター) その一部始終を見ていた薫に 達郎はあとで説教されます。 あなたはダメな人じゃない、 人は変われるのよ、と。 そして、 達郎は変わろうと決心します。 何をしたら良いかはわからないけど、 とにかくかわろうと。 この覚悟が 達郎のそれまでの境界線を超える きっかけとなります。 つまり、 達郎の人間的成長を促すメンターは 薫だったわけです。 5.Demon(悪魔) 薫との恋をとおして 本当に戦わなければならない相手は 自分自身だということに気づいた逹瑯。 そこに見事打ち勝ち、 薫の心を動かし ついに「好き」だと言わせます。 6.Transformation(変容) このあと、 真壁さんに瓜二つの上司、藤井の 出現などもあり物語はつづきますが 本当の敵は自分自身だと どこかで気づいている達郎は 諦めずに頑張りつづけます。 7.Complete the task(課題完了) 最終話で 自分のもとに戻ってきてくれた薫。 しかし、 その前に「自分を変える」という ミッションは完了していました。 結果は後からついてきただけでした。 8.Return home(故郷へ帰る) エンディング。 幸せを手に入れて物語、つまり達郎の ヒーローズ・ジャーニーは終わります。 さて、 これがこのドラマを ヒーローズ・ジャーニーを元に 解説したものとなりますが、 このドラマには もう一つスゴいところがあります。 それはこのドラマは 達郎のヒーローズ・ジャーニーであると同時に 薫のヒーローズ・ジャーニーでもあるということです! 個人的には超大発見! (どうでもいい!!) 1.Calling(天命を知る) 真壁さんを失って 心を閉ざしてしまった薫。 このままではいけないと わかっていただけに、 結婚する気もないのに 母親がセッティングしたお見合いを することを決めます。 2.Commitment(旅の始まり) 達郎との出会いにより、 無理やり旅に出発した(させられた)薫。 はじめは嫌がっていた達郎との関係も 少しずつ捉え方が変わってきます。 そして、 ついに達郎を好きだと言う薫。 3.Threshold(境界線) しかし、 過去のトラウマからまた人を失うのが怖い という境界線を薫は持っていました。 4.Guardians(メンター) そのとき、 境界線を突破させてくれたのは トラックの前に飛び出て プロポーズした達郎でした。 5.Demon(悪魔) しかし、 ここでデーモンが登場します。 真壁さんの姿をした藤井です。 正確には、藤井を通してわかった 真壁さんを忘れられない、過去に囚われた 自分こそが薫のデーモンです。 6.Transformation(変容) 最終話でやっとわかった薫。 藤井は真壁さんではない。 そこで 本当の愛に気づく自分へと変容します。 7.Complete the task(課題完了) 過去の自分から開放され ミッションをクリアします。 8.Return home(故郷へ帰る) エンディングです。 さて、 いかがでしたでしょうか。 今号も長いメルマガとなりましたが、 それ以上に自分が気持ち悪いです(笑) ネタバレにはなってしまいましたが ぜひ一度このドラマを見てほしいな。 前述のとおりこのドラマは とてもコミカルで細かい部分も 笑いや感動の仕掛けがたくさんあります。 たとえば、 薫に1時間待たされた達郎が言った言葉。 「僕、中学校の先生じゃないんで 出席取っているわけじゃないんで (待たされても)全然平気です。」 これは金八先生のオマージュです (こういう仕掛け大好き 笑)。 さて、 明日のラジオではもっと気持ち悪いところを 発揮しますよ!(このメルマガが配信された ころにはもう番組はほぼ終わりですが)。 5分のコーナーでは語り足りないな。。。 最後に、 本当に良いシーンがたくさんあるこのドラマですが、 密かに私が一番好きなシーンをご紹介します。 婚約破棄をされても薫を諦めたくない、 薫を諦めるということは、 自分の残りの人生を諦めることだ、 と達郎が弟の純平に吐露するシーンです。 達郎のコミットメントが 静かに、でも力強く伝わってくる名シーンです。 動画はこちら(YouTubeです) http://bit.ly/13JfKd7 今回はここまでです! 津久井 好評いただいてます。 -------------------------------------- どんなことでもお聞きください!! ★デザイン無料相談フォームはこちら! → http://bit.ly/FOETmu ・お客さまの声 映像版! → http://bit.ly/1zoPxPe ・ビズアップFacebookページ → http://on.fb.me/tat0VW ・代表津久井Facebook → http://on.fb.me/xw0ezH ・ビズアップtwitter → http://bit.ly/xG4wHW -------------------------------------- ※メルマガやビズアップサービスについての お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。 雑談レベルで構いません! 【連絡先】 ・お電話:03-5876-8656 担当:津久井 受付時間:平日10:00~18:00 ・メール:support@biz-up.biz 津久井宛 24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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