ロゴコラムLogo column
こんにちは。 ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です! https://www.biz-up.biz 何度か書いてますが、 私はテレビっ子です。。。 家に帰ったらまずやることは テレビを付けることですし、 テレビを見ていなくても とにかくついていないと落ち着きません。 テレビを見ながら マンガを読んだり ギターを弾いたり、 そういうことを平気でやります (そしてヨメに怒られます)。 そもそも 両親は2人で会社をやってましたから、 普段は家にいないわけです。 兄弟もいない私は テレビが友達でしたね。 まあ、 最近は言うほど 見てはいないんですけどね。 ということで、 本日は、 テレビ大好きテレビっ子の 私だからこその内容かもしれません。 人によっては「ふざけている!」 と感じるかもしれない内容です。 当然、私は ふざけているつもりなど毛頭ないのですが。 どんなお話かというと、 コンセプトに関するお話です。 以前もコンセプトに関しては 何度かメルマガでお話させていただきましたが、 その都度ご好評いただいておりました。 そこで、 さらに砕けた内容にはなりますが テレビからのネタを絡めて コンセプトのお話をしてみようと思うのです。 どんな話か。 芸能人、 もっと言えばお笑い芸人の中に、 コンセプトを考えるのが ものすごく得意な人がいるのです。 誰だと思いますか? それはですね。 ・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・ ・・ ・ 有吉弘行さんです。 そうです、 最近、飛ぶ鳥を落とす勢いの 有吉さん(以下、有吉)ですね。 彼はそもそも 芸能人にアダ名をつけるというのが 再ブレイクのきっかけだったわけですが、 そのアダ名が 実はすべてその人を表すコンセプトになっているんです。 ●コンセプトとは? まずはコンセプトの説明から。 「コンセプト」、 この言葉も本当にフワフワした言葉ですね。 以前もお話しましたが、 私が考えるコンセプトは ・イメージを言葉で表したもの であり、 もっと言えば ・聞いただけ、読んだだけで その人の頭の中に画(え)が浮かぶ言葉。 しかも一言で言い切れるくらい簡潔な言葉。 となります。 そもそも、 これもいつもお話している通り 「表現」は「言葉と画(え)」を 使って行います。 その際にわかりやすいのが 私が考案した「表現のマトリックス」です。 ★表現のマトリックス → http://bit.ly/ZE1RXU ここにもあるとおり、 イメージを言葉で表したものがコンセプト。 なので、 聞いただけ、読んだだけで 画(え)が浮かぶわけです。 画(え)が浮かべば、 これをデザインにすることは とてもカンタンです。 なので、 コンセプトが明確だと デザインは非常につくりやすい。 しかし、 だからと言ってコンセプトを 先に考えないといけない というわけではありません。 楽曲をつくるときに 「詞先」「曲先」という言葉があるのと同様、 コンセプトを先に作るほうが良いケースや、 コンセプトを先に作るのが得意な人、 その逆の デザインから先に作るほうが良いケース、 デザインを先に見て考えるのが得意な人、 それぞれいるわけですね。 で、 前述の有吉はどちらだと思いますか? ●有吉はものすごくクリエイティブなことをしている 前述の有吉は、 実は後者。 デザインを見てから そのデザインに最適なコンセプトを つけることができる人です。 なぜなら、 ある芸能人を見て、 その人の ・身なり ・使う言葉 ・考え方 ・人との関わり方 ・顔つき など ノンバーバル(非言語的)な情報=イメージから 最適な言葉をつけているからです。 そして、 アダ名=その人を表すコンセプトなわけですから 誰もがそれを聞いた時に 「そうそう!」とか 「そういう人なんだ~」とか、 同意、納得、理解することができる。 これができるのは 個人的にはものすごく頭のいい人だと思います。 だって、 他人の頭の中をコントロールしているに 等しいことですよね、これって。 ここで 有吉が付けたアダ名の一例を挙げてみましょう。 ・ベッキー:元気の押し売り ・小倉優子:ウソの限界 ・はるな愛:コスプレおじさん ・嵐の二宮くん:早退 ・嵐の大野くん:気の毒坊や ・和田アキ子:R&B(リズム&暴力) ・みのもんた:油とかげ ・サッカー元日本代表武田修宏:スケベなたらちゃん ・山崎邦正(現月亭方正):実力不足 ・高橋英樹:迫り来る顔面 ・おすぎ:泥人形 ・ピーコ:ファッションおじさん ・寺門ジモン:短足天狗 ・上島竜兵:豚の死骸 ・肥後克広:しぼりカス ・堀内健(ネプチューン):砂あそび ・SMAP草薙くん:エラ呼吸 ・SMAP中居くん:偽SMAP ・フットボールアワー後藤:病気のカラス ・志村けん:エロハゲ様 ・キングコング西野:元気な大学生 ・オードリー春日:ただのユニークな青年 ・オール阪神巨人の巨人:楽屋の厄介者 ・千原ジュニア:へりくつガイコツ ・田中義剛:キャラメルヤクザ ・勝間和代:ややこしや ・麻生太郎:エヘン虫 ・徳光和夫:涙の安売り ・ダウンタウン:息の長い一発屋 どうでしょう? 個人的には 小倉優子の「ウソの限界」がすごく好きです。 これは思わず「そうそう」と思ってしまうパターン。 山崎邦正の「実力不足」、麻生太郎の「エヘン虫」 も同じパターンで好きです。 他に、 田中義剛の「キャラメルヤクザ」などは、 「そうなんだ~、ヤクザな一面があるのね」 と一発で理解できてしまいます。 事実かどうかは置いておいて、 そういうイメージを持ってしまうわけですが、 それはその人の雰囲気や絵面とよくマッチしているから。 巨人阪神の巨人(楽屋の厄介者)も 「楽屋では厄介者扱いされている面倒くさい人なんだ」 というイメージが明確にできてしまいます。 これも事実かどうかは別として なんだか神経質そうな雰囲気、見た目の 巨人師匠(失礼)とよく合っています。 とにかく、 こういうことができる有吉は ものすごいクリエイターだと 私は思うわけであります。 ●コンセプトを考える練習 コンセプトを考える練習に この「アダ名をつける」は非常に役に立ちます。 なので、 私もことあるごとに頭のなかで 人にアダ名をつけています。 当たり前ですが、 その人をよく知れば知るほど しっくりくるアダ名を付けられます。 また、 知らない人でもパッと見たその一瞬で アダ名を付けられるかを訓練すると、 頭の回転も早くなりますし、 視覚情報を言葉に置き換えるのが得意になります。 たとえばこちらの動画は、 有吉、くりーむしちゅーの有田、 ネプチューンのホリケン、 テレビ東京の大橋アナが 商店街を練り歩きながら 目の前の人たちにアダ名を 付けていくというものです。 くだらないのですが 先ほどの「コンセプトをつけるトレーニング」 という切り口で見てみると違う面白さがあります。 → http://bit.ly/1fv2ieW → http://bit.ly/1fBXQ2B ※本当にくだらないですのでご注意ください。 もうひとつ、 コンセプトを考える練習としては、 「コンセプトワードを収集する」 というものがあります。 コンセプトワードとは、 これも私が勝手に考えた言葉なのですが、 以下の様なものです。 ・~~の鉄人 ・~~界の~~ ・~~のお医者さん ・おとなの~~ ・子供の~~ などなどです。 これは私も地道に集めていますが なかなか骨が折れる作業です。 でも 良いトレーニングになりますし、 キャッチコピーを考えるなどの時にも とても役に立ちます。 ※コンセプトワードは 必ずしも使わなければならないものではありません。 コンセプトを考えやすくするテンプレートのようなものです。 頭のなかでできることですので、 電車に乗っている時、 車を運転している時、 お風呂に入っている時などに 試してみてくださいね。 今回はここまでです! 津久井
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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