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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
https://www.biz-up.biz
季節の変わり目だけあって
東京は雨が多い日が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか。
今日も午後からアポ3件!
どんよりした天気に負けずに
今日も走りぬけようと思います。
ただ、
正直雨だと営業はしづらいですよねー。。。
さて、
今日は先日とても良いお話を
お聞きしたのでみなさまにシェアしたいと思います。
「ランチェスター戦略」
というものをご存知でしょうか。
私も本を数冊読んだだけで
概要はわかっていましたが
深い理解はありませんでした。
今も深い理解があるとは言いがたいのですが、
先日お聞きして本からだけではわからないことが
知れたので、お伝えしたいと思います。
ということで
今日のお話は以下の3つです。
●ランチェスター戦略とは?
●例えばこんな事例
●頭の中のシェアを奪え!
●ランチェスター戦略とは?
ランチェスター戦略とは、
経営術のひとつです。
もともと、
イギリスのフレデリック・ランチェスターさんという方が
・戦争に勝つための法則として
・残存兵力を算出する方法
として提唱したものです。
で、
さらにさらに
・第一法則
・第二法則
というのがありまして、
第一法則は接近戦、
攻撃力は【兵力数 × 武器性能】となる、
第二法則は銃器や空爆など敵との距離がある戦い、
攻撃力は【兵力数の二乗 × 武器性能】となる
とされています。
なんだかややこしいですが大丈夫でしょうか。
ついてきていただけますでしょうか。
簡単に言えばですね。。。
昔の戦争は、
銃などがありませんでしたから、
ほとんどが接近戦です。
おまけに武器の性能も対して違わなかったでしょう。
そうするとA軍は10人、B軍は6人だったら
だいたいA軍が4人残って勝利となる、
というのが第一法則です。
「昔だって弓矢があるじゃない!」という
反論がありますが、武器性能が低いと言えそうです。
で、第二法則のほうは
同じようにA軍10人、B軍6人の場合、
武器の性能が変わらなければ
残存兵力はルート√10の二乗ー6の二乗=ルート√100ー36
となり、=ルート√64=8 → A軍は8人残る
つまり、B軍6人が全滅した時、
A軍は8人残っている!となります。
もう一度申しあげますが、
大丈夫でしょうか。
瞳を閉じないでくださいね。。。
まあ、ここまでは
ざっくりわかっていただければ
大丈夫だとたぶんですが思います。
で、
主に強者(大企業)は第二法則を使い、
弱者(小さな会社)は第一法則を使うべきと
されています。
小さな会社は接近戦で攻めろ!
ということですね。
さらに、
業界1位になるための条件というのがありまして、
前もって言っておきますが
目をふせないでください。。。
市場占有率(シェア)26%以上を押さえ、
2位との間に10:6以上の差をつける
これが1位になるための
条件なんだそうです。
「業界1位??うちの会社じゃ無理無理」
という言葉が聞こえてきそうですが、
弱者の戦略は接近戦。
つまり
・エリア
・業種
・ターゲット
・商材
などなどをとにかく絞り、
小さな範囲で25%以上のシェアを押さえ
2位との間に10:6以上の差をつけろ!
ということなんです。
特化した商材選びが重要、
とよく聞きますが、
上記のような理由からなんですね。
さて、
小難しい話はここまでです。
●例えばこんな事例
私がある方(Aさん)に聞いたお話をします。
Aさんはリフォーム業を営まれていました。
ある時、自宅マンションを購入、
そのマンションは1棟で12世帯入っていたそうです。
Aさんはリフォーム屋さんですから、
自宅マンションのリフォームを行いました。
そして、引越しの挨拶がてら、
そのマンションの住人の方を自宅に招待、
部屋を見たいただいたそうです。
その時、
「うちもお願いしたい」という声がかかり、
あるお宅のリフォームを行いました。
それを見た別のお宅が「じゃあうちはお風呂をお願い」
なんて言ってやはりリフォームの依頼をもらいました。
さて、
自宅含め12世帯のうちの25%のシェアを占めたAさん、
当然そのマンションには【競合はいません】。
ご想像の通り、
他のお宅からも依頼が一気に来たそうです。
もう一つ事例を。
今回はそのAさんから
ランチェスターのお話をお聞きしたのですが、
マンションの一件からすっかりランチェスターの
虜になったAさんはより勉強して行きました。
そして、ある日
保険の営業マンの方から
どのように営業すればよいかの相談を持ちかけられます。
保険営業マンの方はあるオフィスビルを重点的に
攻めたいというアイディアを持っていましたが、
Aさんが指示したのは
そのオフィスビルの中でもある1フロアに
絞るように、というものでした。
1フロアに絞るということは兵力数
(この場合保険営業マンの方の営業にかける時間)を
1フロアに集中できるということですから、
そのフロアでは、
ライバルの誰よりも接触頻度を高められます。
そして、
そのフロアに地道に営業をかけ、
フロアで働いている人の25%が
その営業マンの方から契約した時に、
俗に言う「ティッピングポイント」を超え
契約が一気に増えたそうです。
当然、他のフロアにも飛び火したそうな。
●頭の中のシェアを奪え!
先週のメルマガ、
ミラ・イースのCMでお話した
「ザイオン効果」ですが、
結局これは
「消費者の頭の中のシェアを奪う活動」
と言い換えられそうです。
先週のメルマガでは、
ミラ・イースの成功要因は
CMのクリエイティブよりも何よりも
その放映回数にある、という仮説を立てましたが、
どうやらランチェスター戦略の視点からも
説明できそうな。。。
私の友人でもあり、
リピーターづくり専門のコンサルタントでもある
一圓克彦氏は、彼の著書の中でこのようなことを言っています。
「お客さんの頭の中をどの言葉で支配するかが大事、
これを名付けて脳内SEOという」
一圓克彦オフィシャルサイト
http://bit.ly/zEGdrD
ポジショニング戦略で私が大好きな
アル・ライズ(以前のメルマガで紹介しました)も
ブランディングはいかに消費者のイメージを
フォーカスできるか、と言っています。
つまり、
消費者の頭の中のさらにどの戦場のシェアを
奪うかということです。
どちらも先ほどの保険の営業マンの話と同じで、
お客さんの頭の中をオフィスビルと例えるなら
どのフロアに狙いをさだめ力を注ぐかが大切なんですね。
さて、
小難しい話の多いメルマガになってしまいましたが
いかがでしたでしょうか。
書いてる私も若干疲れましたが(笑
あ、
それとAさんをご紹介することもできますので、
ご興味があればご連絡くださいね。
今回はここまでです!
津久井
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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