ロゴコラムLogo column
株式会社RTY 代表取締役 岡田 貴之さま |
株式会社RTYさまは、利用運送業をメインに行う企業です。利用運送業とは、荷主となる企業と、トラック運送を担う企業とをマッチングする業務のこと。運送の効率化に加え、より安全で安心な運送の実現を図ります。
代表取締役を務める岡田貴之さまの想いは、荷物の運送に関わるすべての方にメリットがある体制を作ること。そんな岡田さまの想いを込めて、ロゴのカラーは「グレー」を基調としました。岡田さまに、会社の目指す姿や、ロゴの制作に関するお話を伺いました。
目 次 |
利用運送業として運送業界の課題解決に挑戦
――はじめに、株式会社RTYさまの事業内容を教えてください。
弊社は運送業のなかでも、利用運送業を専門で行う会社です。利用運送とは、荷主となる企業と、運送の実働を担うトラック会社とを結びつける役割を果たします。荷主さまとトラック会社さまとの間に、利用運送会社である弊社が入ることで、よりスムーズな運送が実現可能になります。いつまでに・何を届けるかのスケジュール調整に加え、運賃の交渉や、事故があったときの対応も仲立ちして行います。
さらに運送責任も弊社が引き受けるので、荷主さまやトラック会社さまからは、より安心して仕事ができるというお声をいただいています。現在、弊社では飲料やお菓子などの、コンビニエンスストア向け常温商品の物流を多く取り扱っています。納入方法の管理や運送の指示なども、弊社が間に立って責任をもって行っています。
――社名の「R」「T」「Y」は何かの略でしょうか?
「R=Real estate(不動産業)」「T=Transport(運送業)」「Y=Year(1年)」の略です。
実は、会社を設立する前の私は、長く不動産業に携わっていました。運送業にも携わったことはあるのですが、主にトラックの手配などをする内勤業をしていました。このような経歴は、一般的な運送会社の経営者としては異質かもしれません。つまりRTYという社名は、私の人生の歩んできた軌跡を表しています。不動産業と運送業で得たものすべてを大切にし、1年1年を大事に歩み続けていこうという想いを込めた社名にしました。
――運送業とはまったく違うキャリアから、参入されたのですね!
そうですね。違ったキャリアを歩んできたからこその、強みがあると考えています。それは、不動産業に長く携わって鍛えられた営業力です。そして営業力をうまく活かせれば、より良い運送業界の姿を目指せると思ったのです。
現在の運送業界では、マンパワー不足や多重下請けが問題になっています。安価な運賃で、過密なスケジュールをこなさなければいけない下請け会社さまがまだまだ多いのが現状です。私たちRTYの役割は、業界の足りないパーツを補完し、業界の健全な成長を促すことです。そのために、自身の営業力を活かし、関わる人それぞれに利益がある提案をしていきたいと思っています。
豊富な実績とデザインのフィーリングが合ったことが安心感に
――RTYさまがロゴを作ろうと思ったきっかけを教えてください。
2024年に会社が3期目を迎えた節目として、Webサイトを作ろうという話が立ち上がりました。そして、せっかくならロゴもあったほうがかっこ良いよね、と思い立ったのがきっかけです。それまでは、会社のロゴはありませんでした。弊社は利用運送の専門会社で自社トラックをもっていなかったので、ロゴを必要とする場面がありませんでした。
――ゼロからの制作だったのですね。なぜビズアップを選んでいただいたのか、理由を伺えますか?
Web検索した際、一番初めにヒットしたからです。ロゴ制作の経験がなく、どんな会社がロゴ制作を行っているのかを探すところからのスタートでしたからね。「まずは資料を取り寄せて、相談してみよう」とすんなり思えたのは、実績が豊富であり安心感があったからです。ほかの会社と比較検討する必要も感じず、ビズアップさん1社と取引しました。
――ビズアップの制作実績のなかで、気に入るロゴもあったのでしょうか?
そうですね。初見の時点で、「良いな」と思うデザインがいくつかありました。さらに、私が気になったロゴは、大抵同じデザイナーさんが作っていたんです。フィーリングが合うデザイナーさんがいたことも、ビズアップさんへの期待度が高まる要因になったのかもしれません。
――ビズアップの資料をご覧になったとき、どのように感じましたか?
ロゴ制作自体が初めてだったので、流れや相場感を比較した感想を言うことはできませんが、素直な感想は「なるほど、それなりに料金がかかるものなのだな」と思いましたね。
一方で、制作を終えた今になって振り返ると、ずっと使えるロゴを制作してくださったビズアップさんには大変満足しているので、料金には納得感があります。
コミュニケーションコストの低さが満足度を上げた
――ロゴ制作の相談をした初めての打合せでは、どのようなことを話しましたか?
企業の説明はもちろんですが、ビジネスを通じて果たしたい社会的な役割についても丁寧に聞き取ってくれました。また、ロゴのカラーはグレーを基調にしたいという要望も伝えましたね。
――グレーには、何か特別な意味や思い入れがあったのでしょうか?
そうですね、グレーという色は、RTYの務めたい役割を表しています。
私が考えるに、世の中にあるさまざまな業界には、それぞれの内部バランスが存在します。影響力のある立場の企業を黒色、影響を受ける立場の企業を白色で表し、2つを混ぜ合わせた時を考えると、白は簡単に黒っぽく染まってしまいます。一方で黒はなかなか白っぽくはなりません。
運送業界では、荷主さまが黒であり、トラック会社さまが白です。荷主さまの要望を第一に考えると、トラック会社さまはあまり強いことが言えず、要望に近づけるために無理をしてしまいがちです。グレーは、白黒がはっきりしていない、中立的な色ですよね。荷主さまとトラック会社さまが対立しても、RTYが両者の間をグレーで染めれば、溝をうまく埋められます。力の勝ち負けではなく、バランスのとれた関係性を築くことが、業界全体の利益になると思うのです。このRTYの目指す立ち位置を表すために、グレーを使いたいと伝えました。
――ロゴ制作には、どれくらいの時間がかかりましたか?
最初の相談から完成まで、トータルで1か月ほどだったのではないでしょうか。
まず一度目のデザイン案を提案いただいたときは、これだと思えるものがありませんでした。そこで、ディレクターさんに「ビズアップさんの制作実績を見たときに気になったロゴをデザインしたデザイナーさんに、自社のロゴを作ってもらえないだろうか?」と打診したところ、快くOKをいただきました。
デザイナーさんを指名して、再度デザイン案の提案をしてもらったところ、「これだ」と思えるデザインが出てきました。あとは細かいフォントやカラーを調整し、完成となった流れです。
――やはりフィーリングは大切だったのですね!
デザインのフィーリングに加え、スピード感に対するフィーリングも合いましたね。私は待つのが苦手で、コミュニケーションが円滑に進まないと嫌なのですが、ビズアップさんはやりとりがスピーディーで、大変ありがたかったです。
教えていただいた連絡先も担当者に直通のもので、対応できない時間など細かいスケジュールまで共有してもらえたことで、ほしい答えをほしいタイミングでもらえました。このコミュニケーションコストの低さは、ビズアップさんの素晴らしい点だと思います。
ロゴはインパクトがあり長く愛用できそうな点がポイント
――できあがったロゴはいかがでしたか?
満足していますよ。Rの文字に使ったフォントが力強く、インパクトがあったので、ひと目見た時から気に入りました。そして、全体的に「いかにも運送業」という感じではない点も、気に入っています。今後、会社がどんな事業展開をしても、RTYのロゴとして長く使えそうです。
――確かに、筆で描いたような力強いRはインパクトがありますね!RTYさまでは、ロゴをどのように使っていますか?
当初の予定通り、Webサイトに掲載しています。そして名刺や封筒にも、ロゴを入れて一新しました。お取引きの多い荷主さまや、提携しているトラック会社さまなどは、ロゴを作ったことにすぐに気づいてくださいました。デザインを褒めてくださる方もいます。今までロゴは作らずに済ませていましたが、ロゴはお客さまの目をひきつけて、反応を変えてくれるものなのだと、作ってみてから実感しました。
――できあがったロゴに対する、社内の反応はどうでしたか?
現在、弊社ではスタッフが3名います。ロゴは制作過程での段階から、みんなで話し合い、できあがっていく様子を見届けていました。仕上がったロゴのデザインは、みんな満足しており、愛着を感じていますよ。
新しいロゴとともに進む未来。今後の展望は?
――今後、会社として挑戦したいことはありますか?
利用運送業に加え、新しく不動産業に挑戦することも検討しています。RTYの名が表すように、私のキャリアを最大限に活かしながら、会社としての可能性を広げたいです。
また、自社トラックを保有する選択も考えています。利用運送のような中間的な立ち位置は時に、「中抜きしているのか?」と悪いイメージを持たれることがあります。自社便をもって運送業務を実際に行うことで、運送業を担う仲間なのだと、トラック会社さまとの距離感をより縮められたら良いですね。
もちろん、自社トラックを保有した際には、ビズアップさんに制作してもらったロゴをパッケージに使います。
――RTYさまのロゴがついたトラックを見かける日を楽しみにしています!
ロゴ制作なら、スピード感とクオリティを兼ね備えたビズアップ
――改めて、岡田さまにとってビズアップはどんな会社でしたか?
ビジネスのお付き合いがしやすい会社でした。ロゴデザインのクオリティと、対応のスピード感を兼ね揃えていた点が、安心感につながり大変良かったです。対応の丁寧さもあり、申し込みから完成までストレスや不安を一切感じることなく進められました。
――ビズアップをほかの企業さまへもおすすめしてもらえますか?
知り合いがロゴ制作を検討していたら「ビズアップという良い会社があるよ」と教えてあげるかもしれません。ただ、素敵なロゴをもつ会社が増えてしまうと、ビジネスのライバルが増えてしまいますからね。広げて良いものか、悩みどころです(笑)。
今日はありがとうございました!
不動産業から運送業へ、異色のキャリアを歩まれた岡田さまだからこそ見えてきた、グレーの役割。利用運送業として業界の溝を埋め、仕事に関わるすべての人の利益を守る役割を果たしていきたいと考え、ロゴマークにもその想いを込めました。
ロゴは、お客さまの理念や想いを世間にアピールする、重要な役割があります。私たちの作ったロゴが、お客さまと共に長くあり続け、会社の発展を見守る存在となれれば幸いです。
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投稿者プロフィール
- ロゴ専門デザイン会社、ビズアップの編集部です。ロゴに関する情報やビズアップのロゴづくりに対する想い、お客さまの声をご紹介するコンテンツで、「ロゴをつくる体験」の素晴らしさを発信していきます。
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