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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
「こんにちわ令和」
ということで令和一発目のメルマガです。
みなさま、
10連休はいかが過ごされましたか?
私の10連休の構成は
以下のような感じでした。
・サッカーのコーチ
・福岡出張
・その間に熱が出て寝込む
毎年と言っていいくらい、
ゴールデンウィークになると体調を崩します。
ワーカホリック気味の人って
長い休みに気が抜けて体調を崩す
( ≒ デトックス作用)らしいです。
ちなみに昨年はたいして
体調を壊すことはなかったのですが、
2017年 高級熟成肉にあたり熱を出す
2016年 脳震盪/手首骨折/鳥刺しにあたる
という連休を過ごしました。
よく見たら
ワーカホリックとか関係ないな。
全部自業自得。。。
それにしても福岡はいいところですね。
ご飯美味しいし楽しいし。
1日は経営者仲間と
フーゴル(ゴルフ)なんぞ
楽しませていただきました。
福岡でお客さまと
ゴルフコンペなんぞ開催したい。
やりたい方いますかね?
地味に募集します。
さて、
本日のお話です。
先日テレビを見ていたら、
・靴磨き世界チャンピオン
という日本人の方が
特集されていました。
その方のビジネスが面白かったので、
本日はご紹介しながらブランディングの
お話をしてみたいと思います。
ブランディングの中でも
少しスモールというか、
パーソナルブランディング的な
要素が強いと思いますが、
だからこそ
ちょっとわかりやすさもあると思います。
ただ、
完全なパーソナルブランディングではないので
「スモールブランディング(C)」と名付けてみます。
スモールブランディングという観点では
以下の3点が要点だと考えます。
●専門特化
●ストーリー
●イメージング(見た目)
さて、
本編の前に私が見たNHKの特集が
You Tubeにアップされていましたので
こちらの4分ほどの動画をご覧いただくと
よりわかりやすいかと思います。
→ http://bit.ly/2DYdCXq
それでは本編に進みましょう。
●専門特化
靴磨き世界チャンピオンの長谷川さんは、
文面のとおり「靴磨き」に専門特化されています。
専門特化は
スモールブランディングにおいてはとても重要です。
ビズアップで言えば
ロゴマークの作成に専門特化しています。
他にもいろいろな専門特化がありますよね。
・カレー専門店
・食パン専門店
・塩専門店
・白いTシャツ専門店
・ミニカー専門店
・地球儀専門店
・万華鏡専門店
・左利き専門店
などなど、
思いついたりネットで調べる限りでも
いろいろな専門特化型のビジネスが
この世には存在します。
それにしてもなぜ専門特化すると
良いのでしょうか?
それは以下のポイントが挙げられます。
・わかりやすい
・品質が高いという印象を持ってもらえる
・目立つ(場合が多い)
1つ目の「わかりやすい」について。
ブランディングはわかりやすさが
とても重要なポイントとなります。
具体的なものに絞れば絞るほど、
わかりやすくなります。
ビズアップの話になりますが、
私は起業時に以下のポイントを
考えて業界を選びました。
・在庫のリスクがない
・人件費が変動費化できる
・マーケティングが弱い
その結果、
「デザイン業界だ」と思いついたわけです。
ところが、
デザインといっても幅が広いです。
ビズアップが
「デザイン会社です!」
「デザインならなんでもお任せください!」
というメッセージを発信していたら、
おそらくとっくに潰れていたでしょう。
なのではじめから、
「デザイン業界で専門特化するなら?」
という発想を持っていました。
人はわかりづらいものには反応できません。
つまり、
わかりやすさと反応度合いは比例します。
このわかりやすさがない場合、
営業力や人間関係に頼った集客に
なってしまいます。
ブランディングは
「選ばれるための施策」ですから、
これだとブランディングできている、
とは言い難いわけです。
次に専門特化すべき2つ目の理由。
専門特化していると「品質が高い」と
見込み客や消費者に感じてもらいやすくなります。
誰もが品質は
高いに越したことないと思っていますから、
そういう意味では選ばれやすくなります。
また、
専門特化することで特定のデータが集まります。
ビズアップであればロゴ作成のお客さま対応で
経験も含めたさまざまなデータが集まります。
つまり、
本当に品質や顧客満足度を高めることができ、
より一層選ばれやすくなると言えるわけです。
最後、
専門特化すべき3つ目の理由が、
「目立ちやすくなる」という点です。
ビズアップもそうですが、
経営者の集まりなどに行くと
完全な同業=ロゴ専門デザイン会社の
社長さんにお会いすることはほぼありません。
希少性が高くなりますから、
当然ながら目立ちやすくなります。
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目立ちやすくなれば
思い出していただける確率も上がり、
ニーズが生まれたときに依頼をもらえます。
実際に今までお会いした方から
Facebookなどをとおして
ロゴのご依頼やご紹介を多数いただいています。
靴磨き世界チャンピオンの長谷川さんも
世界チャンピオンという肩書もさることながら
「靴磨き」というジャンルの専門性により
メディアに取り上げられる(=希少性が高い)
ことにつながっていると考えます。
ただし、
この「目立つ」については少し注意が必要です。
ビジネスにおいては、
市場性と目立つことは反比例の関係に
あることがとても多いです。
つまり、
専門特化して目立てるということは、
市場規模が小さい可能性もある、
ということです。
たとえば例に挙げた
「カレー専門店」などは今はもう
ゴマンとあります。
そういう意味では
カレー専門店の中でもさらなる特色
=他店との違いを出し、
それをメッセージとして発信しないと
選ばれない可能性が高いわけです。
競合が多いということは、
それだけ市場規模が大きい可能性はありますが、
逆にその中で目立つには専門特化だけでは
足りないということです。
また「万華鏡専門店」などの
本当に特殊な専門店は目立つことはできますが、
そこにビジネスとして成立するだけの十分な
市場規模があるかどうかは??です。
専門特化するときには、
専門特化すると目立つのに
意外にも誰も着目していなかった、
というような商材を見つけられるかが
とても重要なポイントです。
そういう意味では
「靴磨き」や「食パン専門店」は
とても秀逸だと考えます。
●ストーリー
つづいてのポイント。
スモールブランディングにおいては
「ストーリー」があるかどうかが
重要だと考えます。
冒頭の動画をご覧いただくとわかりますが、
靴磨き世界チャンピオンの長谷川さんには
とてもステキなストーリーがあります。
長谷川さんは
いろいろな職を転々としたあと、
お金がなかったために100円ショップで
靴磨きの道具とお風呂の椅子を買って
靴磨きの仕事をはじめました。
そして、
いろいろな人の靴磨きから見よう見まねで
ノウハウや技術を手に入れます。
その後、
靴磨きで日本一周をするなどを経て、
世界チャンピオンになったわけです。
一見どん底と思えるような状況から
世界チャンピオンまで登りつめる、
こういうストーリーは共感が生まれます。
以前ご紹介したメガネチェーンの
OWNDAYSの田中社長は、
OWNDAYS再生のストーリーを
「不死鳥フェニックス」という本に
しています。
本を読むとわかりますが
経営者なら身の毛がよだつような経験を
されています(ぜひ読んでみてください)。
やはり強い共感を生んでいます。
ストーリーは何も
這い上がった経験でなくても構いません。
ビズアップであれば「無料提案」は
ひとつのストーリーです。
なぜならデザイン業界の人間なら
誰もやりたがらないことで、
かつお客さまのためになることを
業界ではじめてやったからです。
また、
ストーリーを生み出すヒントとなるのが、
私の心の師匠サイモン・シネック氏が
提唱する「ゴールデンサークル」の
「why」に着目することです。
私の場合はwhyを探ることで
「普通コンプレックス」という深い
パーソナリティに気づくことができました。
普通がイヤで目立ちたい、人に理解されたい、
という想いから表現手法を身につけることが
でき(コアスキルといいます)、
会社の存在のシンボルである
ロゴマークの仕事に自然とたどり着いた、
というストーリーが私にはあり、
これは取りも直さず
他社にはないUSPだと考えています。
ストーリーが
スモールブランディングでどんな効果を
発揮するかは以下のとおりです。
・目立つことができる
(ストーリーによるところもありますが)
・好感を持ってもらえる
ストーリーが際立てば当然目立ちますし、
ストーリー次第では多くの共感を得られます。
つまり、
より一層「選ばれる」可能性が
高くなるわけですね。
●イメージング(見た目)
これはスモールブランディングに限らず
どんなブランディングでも重要ですが、
見た目から
どのような印象を持ってもらうかは
やはりとても大切です。
長谷川さんの場合は、
「靴磨きはアート」
というコンセプトを軸に、
飲み物を飲んで会話を楽しみならが
自分の靴が磨かれていく様子を見れる
お店を東京の青山に出されています。
動画を見てもらうとわかりますが、
店内は高級感と専門性が漂うつくりで、
とても居心地が良さそうな空間です。
また、
長谷川さんの服装も
スーツをビシッと決めていて、
よく見かけるガード下などの
靴磨きの方々とは明らかに違います。
長谷川さんは
「子どもたちの将来の夢に
靴磨き職人が出てくるようにしたい」
と動画の中で語っています。
こういったことを感じられる、
かつ今までとは違うイメージ=見た目で
靴磨きをしている人はいないですよね。
ちなみに旧態依然とした業界に
新しいイメージ=見た目を持ち込むと
うまくブランディングできるケースは
ままあります。
たとえば
お煎餅の業界などはどうでしょう?
こちらの
「せんべいブラザーズ」をご存知ですか?
→ http://bit.ly/2DUicpF
東京の江戸川区で兄弟で
お煎餅店を営まれています。
「せんべい」 を、おいしく、かっこよく。
(せんべいブラザーズホームページより引用)
をテーマに、
味だけでなく見た目も新しいお煎餅を
販売されています。
イメージ(見た目)は
かっこよければいいというものではありません。
ポイントは
・違い=今までになかったか
・好感=好感が持てる見た目か
になると考えられます。
好感を持ってもらえるのであれば
必ずしもかっこよい必要はありません。
スモールブランディングにおいて
イメージが良くなければならない理由は
何でしょうか?
・目立つ
・好感が持てる
このような点から
ブランディング=選ばれる可能性が
上がると考えられます。
さて、
私のメルマガをよく読んでくださっている方は
ここまでお話してきて気づいた点があると
思いますがいかがですか?
わかりますでしょうか?
それは
・メリコの法則に沿っている
という点です。
スモールブランディングは
メリコの法則で考えるとわかりやすいと言えます。
こちらの表を見ていただくと
さらにイメージが湧くかと思います。
→ http://bit.ly/2PVN91h
長谷川さんの場合に
当てはめて考えてみました。
→ http://bit.ly/2VdA8RJ
というわけで、
ぜひ御社でもこの表に当てはめて
ブランディングについて考えてみて
いただけると面白いと思います。
この表が説得力の高いもので埋まると
選ばれる=ブランディングできる
可能性が高くなります。
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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