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Points of good logos we think

豊富なロゴ作成実績と研究からわかったこと

このページでは私たちの考える「良いロゴ」について解説します

私たちは今までにのべ17,000社超のお客さまよりロゴデザインのご依頼をいただきました。その経験と、さまざまなロゴマークの研究から、このページでは私たちの考える「良いロゴ」について解説したいと思います。

ロゴの役割を考えてみる

そもそもロゴマークの役割とは何でしょうか?

「良いロゴ」、特に会社やお店、ブランドなどのロゴを知ろうとするうえでまず考えるべきなのが、「ロゴマークのそもそもの役割」です。私たちが考えるロゴマークの役割とは、まず大分類として2つあります。

  • 【信念の象徴】:理念やミッションとった「想い」を表す
  • 【ビジュアルコンパス®】:信頼感や統一感を出すなど「ビジュアル」の方向づけをする

※「ビジュアルコンパス®」はビズアップ代表津久井がつくった造語です。

さらに、これらはそれぞれに「対社内」「対社外」に分けることができます。

図にすると、このようになります。

ロゴマトリックス

A・B・C・Dそれぞれの解説については、こちらのロゴマトリックスで考えるロゴの役割とはをご覧ください。

良いロゴとは、これらをより満たしているもの

これらのA・B・C・Dをより満たしているものが良いロゴだと私たちは考えます

良いロゴとは、これらのA・B・C・Dをより満たしているものだと私たちは考えます。

しかしながら、これにはとても難しい側面があります。ポイントは「対社内」と「対社外」です。この2つは二律背反を引き起こしやすいのです。

たとえば、A社の「こうしたい!」というご希望と、そのロゴを目にするA社のお客さんや取引先がイメージする「好印象」にズレが生じることがあります。簡単にいえば、A社の「こうしたい!」が、A社のお客さんにとっては「う〜ん。。。」と感じてしまうものになっているということがあるのです。

ロゴを使う方と、ロゴを目にする方とでイメージがずれてしまうということです。

優先順位を決めてしまう

ご自身(自社)とお客さんのどちらに重点を置くか

このようなことになった場合に、私たちがよくお聞きしている質問があります。

「ロゴを使われる御社と、ロゴを見る御社のお客さま、どちらを意識したデザインにしますか?その比率はだいたい何対何くらいですか?」

私たちは、ロゴマークは「あなたの会社やお店のものでもあり、あなたの会社やお店のお客さんのためのものでもある」と考えています。そして、ご自身(自社)とお客さんのどちらに重点を置くか、このバランスは、お客さまが自由に決めて良いものだと考えています。

たとえば、比率が「自社7:お客さん3」であれば、お客さまのご要望を引き出し、それを再現することに長けたデザイナーを調整し担当にします。

「自社2:お客さん8」であれば、お客さまの業界について詳しいデザイナーや、こちらからさまざまな切り口で提案できるデザイナーを選定します。

このように、仮でも良いので優先順位をつけ、軸を持つことでスムーズに「良いロゴ」を目指すことが可能です。

「自社のお客さんを意識するあまり、自分たちが使いたいロゴにならなかった」
「自分たちの要望はかなったけど、お客さんからの評判がものすごく悪い」

こうなってしまうと、良いロゴとは言えません。

ロゴ決定、どの案にするか悩んだ時

ロゴの決定で悩む時は以下の2つに大別されます

ロゴの決定に悩む時とはどんな時かを考えてみます。

私たちが15,000社超のお客さまとのお付き合いからわかった、ロゴの決定にお客さまが悩む時というのは、以下の2つに大別されます。

  • 社内のスタッフ間で意見が割れる
  • 決済者さまの意見を取り入れず進行し、でき上がり間近でNGになる

社内での意見が割れた時に有効な決定方法

2つの質問でデザイン決定の基準を明確にする

社内のスタッフさま間で意見が割れたときには、2つの質問をしていただくことでデザイン決定の基準を明確につくることができます。

まずは

1.そもそも、このロゴデザインは自社のためのものか、お客さまのためのものか、その比率はどのくらいか?

この結果、「自社のため」というほうが比率として大きければスタッフ全員に、「お客さまのため」というほうが大きければ、ターゲットとなるお客さまに次の質問をしていただきます。

2.1で決めた対象者(スタッフかお客さまか)に対し、この中で「嫌いだ」「イメージが良くない」と思うロゴデザインはどれか選んでください。複数回答可ですので、全部嫌いだと思ったら全部お選びください」と聞く

ポイントは「好き」を聞くのではないということです。質問の結果「嫌い」という票が少ない方を採用することになります。

この方法は、代表津久井がデザインで師事している株式会社商売科学研究所の伊吹卓先生(著書100冊以上)が考案した「不美人コンテスト」というものです。

なぜ嫌いなほうに投票するかには理由があるのですが、ここでは長くなるため割愛いたします。

決済者さまとそれ以外のスタッフさまの意見の相違

決済者さまとスタッフさまの意見が食い違う場合があります

決済者さまとスタッフさまの意見が食い違う場合があります。

決済者さまが「スタッフの意見も平等に取り入れたい」とお考えの場合、前述の2つの質問を決済者さまを交えて行なっていただくことで解決します。

これとは反対に、決済者さまの意向がロゴ決定の大部分を占める場合、「決済者さまの意見を取り入れず進行し、でき上がり間近でNGになる」というケースが散見されます。

決済者さまからの直接のご依頼ではなく間にご担当者さまが入られる場合、制作を開始する前に決済者さまの意見をお聞きし汲み取るという行為がとても重要になります。また、そうすることで担当者さま自身もその後の仕事の流れが非常にスムーズになります。

担当者さまやスタッフさまのみの意見で進めたロゴに決済者さまがOKを出すケースは、今までの経験上かなり少ないと言えます。

決済者さまからご意見を頂戴することが難しい場合は多いと思いますが、ビズアップはご担当者さまとうまく連携をとって、上手に決済者さまのご意見を汲み取りながらデザインを進めてまいります。

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