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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
さて、
先週のメルマガでは
私がどれほど首が痛いかをお伝えしました。
冗談です。
首が痛くて仕方ないときにどんな行動をとったか、
という視点からWEBマーケティングのお話をしました。
で、
あの後全然良くならなくてですね。
とある友人経営者の紹介で
中国鍼の先生のところに治療してもらいに行きました。
鍼初体験でしたが、
なんかすごいですね。
太ももに鍼を刺したら
首が動くようになった時はびっくりでした。
さて、
首の話がしたくてこんな切り出しを
したわけではございません。
私のFacebookをご覧になられた方も
いるかもしれませんが
(いつもくだらなくてすみません)、
首の症状を伝えるために
こんな書き込みをしたところ、
http://bit.ly/181FzbW
(本当にくだらなくてすみません)
多くの方からこんな反応がありました。
・どこどこの治療院がオススメです!
・第一頚椎だけのカイロプラクティックがあります!
・鍼灸がいいんじゃないですか?
・◯◯駅の◯◯治療院がいいよ!そこはね〜ホニャララ
・◯◯に本当に名医がいますよ。
とにかく
たくさんの方からこういった「紹介」が発生したのです。
これって一昔前には考えられなかったことですよね。
何が起きているか。
常に私たちは誰かと比較されている、ということです。
実は昔、
著者養成スクールに行っていた時、
これをテーマに本を書こうと企画したんです。
私のブランディングに対する考え方は、
その時が原点になっていると言っても
過言ではありません。
現代社会では、
人にしろ商品にしろサービスにしろ
常に比較されている。
これを私は
★比較の戦場
と名づけました。
今日はこのあたりのお話を含め、
ブランディングについてお伝えしてみたいと思います。
●比較の戦場とは?
どんなことでも比較される時代を
「比較の戦場」と言いました。
こう書くと
「比較されなかった時代なんてあるの?」
と思われると思います。
比較されなかった時代、というと語弊がありますが、
「自分が選ばれる可能性が高かった時代」は
確実にあります。
このメルマガで何度も登場していますが、
時代は
モノ → デザイン → バリエーション
と変遷していきます。
この中で「モノの時代」は
比較が緩かったです。
そのスペックを持ったモノが少なかったからです。
冷蔵庫であれば、
「食べ物を冷やして保存する」というスペックを
持ったモノはほとんどありませんでしたから、
他のものと
比較する必要がない(比較できない)わけです。
ところが、
「食べ物を冷やして保存する」というスペックを
持ったモノを提供できる人が多くなったり、
すでに手に入れている人が多くなると、
少しずつ比較がはじまります。
「あっちよりもこっちの冷蔵庫のほうがよいのでは?」
「今の冷蔵庫より新しい冷蔵庫のほうがいいのだろうか?」
こうして、
消費者の選択肢は増えていきます。
第一次比較戦争とでも名付けましょうか。
比較の時代の幕開けです。
では、
第二次比較戦争はいつ勃発したのか。
それはインターネットの登場がきっかけとなります。
選択肢の多様化だけでは、
比較のしやすさという面ではまだまだ不足でした。
インターネットが現れて、
その増えた選択肢を簡単に比較できる、
という状況が生まれたのです。
そして、
時代は今、第三次比較戦争のまっただ中にいます。
今度はソーシャルメディアの台頭で、
誰もが選択肢を提供できるようなった
(発信できるようになった)のです。
私の「首が痛い」という書き込みに寄せられた推薦の声。
書き込んでくれたのはみなさん信頼できる方ばかり。
そんな方々が薦める治療院や治療方法が悪いわけないし、
もっと言えばかなりなハイクオリティの治療を
提供してくれるはずです。
私の信頼している人々が「ファン」だと
公言しているようなものですから。
第三次比較戦争では、
このハイクオリティな人たち同士で比較される
という事態になってしまっているのです。
これは私はかなり恐ろしいことだと思います。
ちょっとやそっとでは選ばれないわけです。
何も考えずに、実行せずに
ぬくぬくしていられる時代はもう来ません。
●本当の意味のブランディングとは?
ひとつ思考実験をしてみましょう。
日本をはじめ、
先進諸国では人気のヴィトンやグッチのバッグ。
アフリカのどこかの超貧困国で
一般の人に同じ価格で売れるでしょうか。
売れないですよね。
高いからでしょうか?
たぶんそうですね。
アフリカの貧困国でバッグを買うと
いくらするかわかりませんが、他の
「荷物を入れられるというスペックを持った袋」
と同じ価格なら売れそうです。
でも、
その時にヴィトンやグッチが選ばれるとは限りません。
その店で最初に手にとったバッグを買うかもしれませんし、
容量が大きい方を買うかもしれません。
つまり、「ブランド物」のブランディングは
アフリカの貧困国では効果がありません。
なぜそうなるのか、
それはアフリカの貧困国は
圧倒的に「モノの時代」だからです
(まだまだモノが足りない)。
ほとんど比較されない状
況。
比較されないというのは、
・比較される選択肢が少ない
・比較されやすい環境ではない
という意味です。
何が言いたいかというと、ブランディングというのは
比較される前提があってはじめて必要な施策ということです。
比較の戦場をいかにくぐり抜けるかを考え実行すること、
これが私が定義するブランディングです。
「くぐり抜ける」と書いたのは
「戦場」ですから生き延びる、突破する
こんな想いをこめてのことです。
どうやってくぐり抜けるか、
これを考えるときに基礎的な考えとなるのが、
・強み
・らしさ
の2つの軸です。
●「強み」と「らしさ」
この「強み」と「らしさ」については
私が考えたわけではないです。
セルジオ・ジーマンという人が考えたものです。
これにプラスして、
「資産やインフラストラクチャ」というものが
ブランディングには必要とされています。
「資産やインフラストラクチャ」とは、
強みとらしさを量産し拡散するための装置みたいなものです。
「強み」は、
わりとマーケティング的、定量的な場合が多く、
「らしさ」は
わりとデザインやイメージ、定性的な場合が多いです。
ただし、「わりと」と書いたとおり、
私が提唱するところの「スペック」と「イメージ」の
「スペック」が必ずしも強みのみを表すとは限りません。
たとえば、
本当にどうでも良い機能(スペック)をつけることで
「らしさ」を表している商品やサービスもあるからです。
さて、
「強み」と「らしさ」を考える上で
私が重要だと考えているのが、
何度も登場する「why」ですね。
「なぜ今のあなたなのか、なぜ今の商材を売っているのか」
平たく言うとこれが「why」なのですが、
深いところまで行くとこの「why」は
どのように生まれ育ってきたか、という
「生き様」を表しているものでもあります。
「強み」はすぐにパクられます。
「らしさ」は「強み」よりもパクられづらいですが、
演じられてしまう場合もゼロではありません。
しかし、
生き様だけはパクれません。
生き様に裏打ちされた「強み」と「らしさ」を
言葉と画(え)でしっかりと表現できたら、
比較の戦場をくぐり抜けるための指針となります。
というわけで、
このメルマガでは「考え方編」をお届けしました。
では具体的に
どうやってそれを売上につなげていくの?
というところに関しては、
私が書いた小冊子
「なぜ、あなたの会社にもブランディングが必要なのか?」
に譲りたいと思います(通常「なぜブラ」です)。
で、ですね。
2週連続のメルマガ読者さま向けプレゼント!
実は、
この「なぜブラ」はPDF版(パソコンでしか見れない)しか
出していなかったのですが、先日あるセミナーで配るために
きちんと製本された冊子にしました。
その冊子が何冊か余っていますので、
このメルマガをお読みの方に無料でプレゼントします!!!
※こんな感じの仕上がり
http://bit.ly/1c25XzB
ただし、
「余り」と書いたとおり、数は多くありません。
おそらくお渡しできるのは20冊程度ではないでしょうか。
どのようにお渡しする方を選ぶのがフェアか考えました。
先着順ですとお仕事の関係で
このメルマガを落ち着いてからゆっくりと
楽しもうと思っていた方に不利になってしまいますし。
で、ですね。
くじ引きにします!
ほしい方は、
お申し込みはとてもカンタンです!!
このメールの返信にて、
「なぜブラほしい!」
と一言書いてご返信ください!
たったそれだけです!
締め切りは、
24日(月)中とさせていただきます。
火曜日にくじ引きをし、
早ければ火曜日中に発送いたします。
どしどしご応募お待ちしております!
今回はここまでです!
津久井
【連絡先】
・お電話:03-5876-8656
担当:津久井・菊池・林
受付時間:平日10:00~18:00
・メール:support@biz-up.biz
津久井・菊池宛
24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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