ロゴコラムLogo column
こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
先日、
外出から戻ると机の上に1枚の名刺が置いてありました。
どうやら私の外出中に
売り込みの営業マンの方が来たようでした。
その名刺はこんな名刺でした
(個人情報の問題がありますので所々伏せています)。
名刺の画像
http://bit.ly/PlKeI4
あなたは、
これを見てどう感じられますか?
まず私が感じたのがこれでした。
「何屋さんかわからない!!」
この名刺は多くの問題をはらんでいます。
ということで、
今回は名刺のデザインを通して
マーケティングやブランディングについて
お話ししたいと思います。
●そもそも名刺の役割って?
●営業的役割の名刺に必要なこと
●営業的役割の名刺で伝えるべきこと
●そもそも名刺の役割って?
そもそもの名刺の役割について
考えてみましょう。
名刺の役割は、
その名刺を使う人によって別れます。
いくつか代表的なものを挙げてみましょう。
・その会社での自分の役割を伝える
・その会社に興味を持ってもらう
・自分の権威やグレードを感じさせる
・その会社での自分の役割を伝える
単純に自分がその会社で何をやっているかを伝えるのが
これに当たります。
「総務をやっています。総務的な話は私にしてくださいね」
「会計に関する提案は経理課課長である私が担当です」
などなどです。
これが最もオーソドックスな名刺の役割です。
多くの方が名刺の役割はこれしかないと思われているかもしれません。
これは名刺を使う人が
どちらかというと営業とは違うポジションの人です。
すでに取引がある会社同士ではじめて顔合わせをする場合は
名刺の役割としては十分です。
・その会社に興味を持ってもらう
名刺を見て、
その会社に、商品に、サービスに興味を持ってもらう
「営業的役割」が名刺にはあります。
多くの会社は名刺にこの役割を期待していません。
これは非常にもったいないことだと私たちは考えます。
名刺交換のタイミングというのは
せっかくの見込み客との接点で、
かつはじめての、または2回目のコンタクトです。
こういった場合、
名刺を活用しないのは機械損失です。
・自分の権威やグレードを感じさせる
以前私が勤めていた会社の社長は、
1枚200円の名刺を使っていました。
エンボス加工という
ロゴや文字が浮き出る加工が施された名刺です。
名刺のグレードで他の会社の社長さんに
負けたくないという思いがあったようです。
これも名刺の役割の一つといっても差し支えないと思います。
使う人は経営層の人たちです。
●営業的役割の名刺に必要なこと
今回は、
名刺の「営業的役割」を中心にお話します。
営業的役割の名刺は、
受け取った人に興味を持たせる必要があります。
さて、
ここで普通に役職と名前、連絡先しか
入っていない名刺をみて興味を抱く人がいるでしょうか?
かなり少ないはずです。
「営業マンから話を聞けばいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
営業マンに質問することに抵抗がある人は多いです。
売り込まれると思うからです。
単純に人見知りの人もいるでしょう。
また、
冒頭のケースのように、
名刺交換できずに自分の名刺だけ置いて帰る場合もあります。
ということは、
自分の担当や役割を伝えるだけの名刺では
機会損失を起こしている可能性があるのです。
名刺を渡すということは
お客さまとの重要な接点の一つです。
それをみすみす逃しているに等しいわけです。
特に、
営業マンが必要なこと商材を扱う会社の入口デザインは
営業マンそのもの、または名刺であることがほとんどです。
今回例に出した名刺を会社から支給されている営業マンは、
私はかわいそうだと思います。
会社、商品、サービスに興味を持ってもらい、
相手から質問されるような名刺。
こういった名刺を営業マンに使わせてあげましょう。
●営業的役割の名刺で伝えるべきこと
では、
実際に営業的役割の名刺では何を伝えれば良いのでしょうか?
営業的な名刺で伝えるべきことは
大雑把に言って以下の3つです。
・スペック
・イメージ
・WHY
これらは私が考えたブランディングに必要な3要素です。
詳しくは、弊社サイトより「ブランディングセット」を
無料で配布しており、その中に小冊子として入っておりますので
お時間があればぜひご一読ください。
http://bit.ly/N7uwPz
・スペック
その会社の特徴や強みの中で、
主に言葉に表しやすかったり数値化できるものです。
例えば、
液晶テレビであれば画素数や薄さ、大きさ、
価格の安さなどになります。
我々のサービスであれば、
・ロゴに専門特化している
・無料で2案提案する
・デザイナーが40人いる(選べる)
などなどです。
お客さまにとって
具体的なメリットになっているものがベターです。
ただし、スペックだけですと
ライバルに真似される(パクられる)恐れがあります。
・イメージ
イメージは、
その会社の雰囲気などを表す要素です。
これはなかなか数値化、具体化が難しい
定性的なものになります。
例えば、
名刺においては
・デザインの雰囲気
・書いてある内容から伝わる人柄
・名刺の紙質
・使用している言葉、言葉尻など
こういうものになります。
ものすごい細かい話をすれば、
漢字を使うか、ひらがなを使うか(ヒラキ)なども含みます。
例えば、
「◯◯して下さい。」
「◯◯してください。」
の2つではでは、
それぞれ与える印象が変わります
(もちろん気にしない人もいますが)。
「お客様」
「お客さま」
も微妙ですが違います。
このように、
具体的に表せられないものや根拠を示せないもので
「でも確かに影響を与えている」
というものがイメージです。
政治家などは、
スペックで勝負できない(したくない)
=具体的、定量的な約束はできない(したくない)ため、
イメージ勝負になります。
これをうまく利用したのが小泉元総理というわけです。
また、
イメージはスペックに影響を与えることもあります。
例えば、
「低価格」はスペックですが「高価格」はイメージです。
低価格は、低価格であることそのものが求められますが、
高価格は、価格が高いことで品質(スペック)が良さそう、
というイメージを与えることに寄与しています。
この場合、高価格はスペックに影響を与えるイメージです。
・WHY
スペック、イメージだけでも十分な場合もありますが、
中小企業はこの2つを完璧に仕上げるためのコスト等を
持ち合わせていないことがほとんどです。
するとどうなるか。
ライバルにパクられます。
パクられても元祖であることが認識されていれば良いのですが、
それをするためには前述のようにコストがかかります。
簡単に言えば、
「ロゴ無料提案」の元祖は私たちですが、
全国の企業に「ロゴ無料提案元祖はビズアップ」と
認識させるには、大量の広告を打ち続けなければならず、
中小企業には不可能なわけです。
そうすると、パクられた結果、
「お客さんからみたらどっちの業者でも一緒」
という状況が生まれてしまいます。
これに「待った!」をかけるのが「WHY」です。
WHYはなぜそのサービス、商品を扱うのか、
その会社がその商売をする正当性を表すものです。
このWHYが強ければ強いほど、
ライバルに負けづらい会社、お店になります。
では、強いWHYとはどんなものか。
それは、
その会社や経営者の過去、
もっと言えば生い立ちに根付いているものです。
私の例で言えば、
私は少年期に存在感のない自分に強いコンプレックスを持っていて、
自分の存在感を示すために、「表現」が得意になり、
それなりの華々しい結果を手に入れることができました。
今はその能力を活かし、
お客さまの会社の存在感、存在価値のシンボルである
ロゴマークの仕事をしているわけです。
ものすごい簡単に言ったので
あまり強いWHYに感じないかもしれませんが。。。
これ(WHY)はパクれません。
言葉自体はパクれるかもしれませんが、
会って話せばすぐバレてしまいます。
生き様だけはパクれないのです!
「あなたにお願いしたい」理由。
これがWHYです。
さて、
ここに書いた
・スペック
・イメージ
・WHY
は、
何も名刺の原稿を作るためだけに必要なことではありません。
これらを完成させると、
・名刺
・パンフレット
・ホームページ
・その他
の原稿作成が必要なもので
「どんな原稿を書けばいいんだ??」
と悩むことがなくなります。
ぜひ一度トライしてみてください。
また、
弊社の「ビジカ」のような
折りたたみ名刺が優れている理由は、
いくつかありますが、ひとつには
・スペック
・イメージ
・WHY
を伝えるスペースを確保することができるからです。
営業マンには
折りたたみ名刺を持たせることをおすすめします!
今回はここまでです!
津久井
【連絡先】
・お電話:03-5876-8656
担当:津久井・菊池
受付時間:平日10:00~18:00
・メール:support@biz-up.biz
津久井・菊池宛
24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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