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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
先週・先々週に引き続き、
毎日コミュニケーションズの
マイコミジャーナルというサイトの
「メモの極意」
というシリーズものの企画に
私が出ています。
お時間がある方はぜひご覧ください!
http://bit.ly/cyUuXC
さて、今週のお話です。
このメルマガでは、
私が読んで「いいな」と思った本を
いくつかご紹介させていただいております。
そのほとんどがビジネス書でした。
で、
「津久井ってお堅いやつだな~」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、
私は実はマンガも大好きです。
何を隠そう、
活字の本を自発的に読んだのは、
大学2年生のときがはじめてです。
大学生協で売っていた宮沢章夫氏の
「牛への道」という本の装丁にピンと来て
ジャケ買い(中身を見ずに見かけだけで買う)をしたのです。
この本はエッセイで
今でも大好きな本(結果大当りだった)ですが、
それまでは自発的読書はマンガだけでした。
中学、高校時の読書感想文の課題は、
地元の大泉図書館に行ってアンチョコを使っていました。
すべての小説を
・登場人物
・あらすじ
・解釈
の3つの切り口で1ページごとに
まとめている文献があったのです。
本編を読まずして感想文が書ける!
重宝しましたね~。
で、
大学2年以降もエッセイと小説しか読みませんでした。
ビジネス書を読み始めたのは、
独立を決意してからです。
サラリーマン5年目くらいの時でしょうか。
とにかく、
今でもマンガは大好きなわけです。
で、本日は
趣味と実益を兼ねられるマンガ、
つまりビジネスや生活に役立つマンガを
3つほどご紹介させていただきます。
▼ビジネスの本質やウラ側がわかるマンガ
「エンゼルバンク」というマンガです。
全部で14巻で完結しています。
このマンガの著者は
「バカとブスこそ東大へ行け」
というセリフで有名な
「ドラゴン桜」の三田紀房氏です。
ドラゴン桜の続編として、
ビジネスについて鋭い切り口で描かれたマンガです。
ビジネスのウラ側や仕組みめいたことなども
書かれていて、「こういう考え方があるんだ」と
非常に参考になりました。
また、
社会調査的なデータもしっかり出ていて
話に信ぴょう性があります。
社会調査のデータの「ウソ」についても
言及されていて、本質を見抜く力が
養われると思います。
非常におすすめです。
エンゼルバンク
http://amzn.to/gGkHOS
▼法律の重要性が身近に感じられるマンガ
「カバチタレ」というマンガです。
TVドラマにもなったので
ご存じの方も多いと思います。
原作は本物の行政書士の田島隆氏です。
また、監修は「ナニワ金融道」の青木雄二氏。
このマンガから学べるのは、
1点はさまざまなケーススタディを通した
法律トラブルとその解釈です。
ビジネス上のトラブルもあれば、
私生活のトラブルもあります。
お金や権利が絡むこともありますし、
ドロドロの人間関係を描くこともあります。
日々の中のちょっとしたことが
トラブルに発展することもありますし、
トラブルは起こすだけでなく
起こされることある、ということも勉強になります。
そして、
法律すべてを学べるわけでは
もちろん無いのですが、
解釈の基礎となる考え方
(非常に抽象的な表現で申し訳ないです)は
十分学ぶことができます。
トラブルになりかけたときに、
何がポイントになるか、
これがある程度みえてきます。
知っていましたか?
「現行犯逮捕」って
警察官でなくても(一般人でも)できるらしいですよ。
これもカバチタレを読んで知ったことです。
▼歴史をとおしてビジネスを見る
私は「三国志」が好きです。
マニアの方にはとてもかなわないのですが、
ひと通りの登場人物とどんな出来事があったか、
ということはわかります。
三国志は、
・魏(ぎ)
・呉(ご)
・蜀(しょく)
という3つの国が中華統一を目指すという物語で、
西暦180年ころ~220年ころの中国で
本当にあった史実をもとにしています。
日本でメジャーな三国志は
三国志演義というものがベースになっていることが多く、
これは蜀の君主である劉備が主人公でとてもいいヤツ、
あとの人はワルモノ的な描かれ方をしています(超ざっくりです)。
しかし、
ご紹介する「蒼天航路」というマンガは
魏の君主、曹操が主人公です。
この曹操は他の三国志(特に三国志演義)などでは
「極悪人」的な描かれ方をしています。
実際は現代社会で言えば「バリバリのビジネスマン」的な
人だったのではないかと個人的には推察します。
蒼天航路は曹操を主人公とし、
すべての登場人物に善悪をつけるというよりも
生き様を持たせるという視点で描いています。
世の中の生まれ変わり方は、
歴史を見ればわかるといいます。
個人的には三国時代に入る直前、
漢王朝が腐敗しきった状況と、
今の日本をダブらせてみています。
また、
経営コンサルタントの石原明氏も
「資本主義の最終形態は『ジャンケン』」
と言っています。
つまり、
小さいもの、弱いもの、変化に対応できないものは統廃合され、
最終的には3つ~多くて5つになる、ということです。
ビール業界しかり、
自動車業界しかり、
家電業界しかり、ですね。
こういったビジネスで得た情報と、
歴史を組み合わせてみると
新しい歴史の見方ができると思います。
以上3作品をご紹介させていただきましたが、
実は紹介させていただいた、
・エンゼルバンク
・カバチタレ
は、私的に絵が苦手でした。
マンガによっては
「絵が苦手」という場合がありますよね。
でも、
そういったマンガほど読んでみることをおすすめします。
新しい感性が磨かれたり、知識が得られるからです。
自分があまり好きではない絵のマンガを読む、
ということは、自分とは感性が違う人のマンガを
読むわけですから、
当然ながら今までに自分が持っていなかった
知識や感性を得られることになります。
これって、
実は活字だけの本では成し得ないこと。
マンガだからできることです。
やはりマンガは偉大ですね。
そして、
広い意味ではマンガの絵も「デザイン」ですよね。
マンガは、
・言葉の力
・絵の力
の2つが備わった、
すばらしい読み物なのです!
今回はここまでです!
またメールさせていただきます!
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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