ロゴコラムLogo column
こんにちは!
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
今週からこのメルマガをお届けするのは・・・
34歳になった津久井です(笑)。
どうぞよろしくお願いします。
私はデザイン会社の人間です。
が、
あまりにもデザインとかけ離れた話題の
メルマガばかり送っていました。
今週は久しぶりにデザインのお話です。
まず、
こんなことを言うデザイン屋は
あまりいないと思いますが、
「デザインはマーケティングの一部でしかありません」
「ふ~ん」と思われたことと思いますが。。。
実は、これをおおっぴらに言うと、
デザイナーから嫌われてしまうんです。
なぜか。。。
多くのデザイナーがデザイン至上主義、
デザインが良い(かっこいい)ことがすべて、
売れるか売れないかは・・・ノーコメント!
という傾向がありますから、
「デザインはマーケティングの一部でしかありません」
なんてことを言う私などは
この業界のブラックボックスを開けてやろうという
デザイン業界でははっきり言って異端児、嫌われ者なんです。
まあ、それはいいとして、
「マーケティングの一部」とは
どういうことかと言うと。。。
「お客さまありき」ということです。
だから、本来ならターゲットを明確にして
そのターゲットから逆算しなければいけません。
これはデザインうんぬんではなくマーケティングの基礎です。
で、今日は「入口デザイン」というお話。
「入口デザイン」って聞き慣れない言葉だと思います。
なぜなら、私が考えたからです(笑)
資金力のある大手企業さまであれば、
この話はあまり関係ないかもしれません。
しかし、
中小企業の方々は、
デザインに費用をなかなかふんだんに使えない。
そんな場合は
この「入口デザイン」を意識し、
集中的にここに費用をかけてください。
さて、このお話は少し長くなります。
ですので、
今号含め3回に分けてお話していきたいと思います。
●今号:「入口デザイン」とは何か?
●次号:「入口デザイン」がなぜ重要か?
●次々号:事例の紹介
今回は、これです↓
●「入口デザイン」とは何か?
前述のとおり、これは私が考えた言葉です。
ターゲットから逆算するのが
マーケティングだと言いました。
デザインはマーケティングの一部ですので、
当然これに当てはまります。
「入口デザイン」とは何かと言うと、
「御社のお客さまが、御社と最初に接触する場のデザイン」
です。
御社を知る「入口」がもっとも
デザインに力をいれるべきところなのです。
入口デザインにはどんなものがあるか、
具体例を挙げてみましょう。
▼飲食店の方の入口デザイン
立地によりますが、
基本的にはファサード(入り口)のデザインです。
飲食店の場合、
ターゲットがまずはじめに接触するのは、
「通行人」として店舗そのものであることがほとんど、
ここに力をいれなければなりません。
ただし、立地によると書いたとおり、
必ずしもそうとはならない場合があります。
例えば、
最近では「ぐるなび」などの飲食店紹介サイトで
検索してから来店する、というパターンがあるからです。
都心で食事をする際などは店の数も多すぎますので
「行って探す」のではなく「探して行く」という
行動パターンが増えています。
その際の「入口デザイン」はホームページになります。
また、通行量の少ない場所に店を構えられている場合は、
「チラシ」などがターゲットとの最初の接点
(入口デザイン)になる可能性が高いです。
▼病院、治療院の入口デザイン
こちらも基本的には、
院の外装デザインなどが入口デザインとなります。
しかしこれもやはり注意が必要です。
病院や治療院というのは、
クチコミがものすごく重要です。
なぜなら、
「治療してもらう、診察してもらう」
ということに、人はある種のリスクを感じるからです。
簡単に言うと、
「ちゃんとした人に診てもらいたい」。
だから、
「あの病院はどうだった」
「この治療院はこうだった」
というクチコミ情報が非常に重要です。
そして
口コミ情報を得た人が次に取る行動は、
最近であればネット検索。
より「安心出来る情報」=「行く理由」を探します。
つまり、
優先順位1番はもちろん「院の外装デザイン」ですが、
「ホームページのデザイン」も極めて重要となります。
さらに裏ワザですが、
「クチコミの場」そのものが
「入口デザイン」に成り得る場合もあります。
ですので、
クチコミを補うツールを「入口デザイン」として用意し、
力を入れるというのはとてもよいこと。
私が力をいれるべきだと主張したいのは「診察券」です。
診察券は多くの人が財布に忍ばせているもの。
クチコミの現場に「居合わせる」可能性が非常に高い。
弊社の「ビジカ」などを診察券に応用し、
クチコミを促す仕掛けをするのは非常に有効です。
ビジカ → http://bit.ly/cy30tu
▼一般企業の入口デザイン
集客や営業スタイルによりますが、
実は意外にも「営業マン」が入口デザインだったりします。
そしてもちろん「名刺」。
会社そのものが
どんなにすばらしくデザインを意識していても
「最初に接触する場」は営業マンであれば
お客さまからは見えません。
営業マンの身だしなみや名刺の出来栄えで、
「この会社大丈夫か??」と思われたら、
大変な機会損失です。
最低でもこの機会損失を回避できるだけの
デザインが必要です。
▼小売店などで自社商品を販売されている企業
先ほど「一般企業」と大きくくくりすぎましたが、
小売店などで商品が販売されている企業様の
入口デザインは2通りあります。
1.商品そのものがデザインされている場合
→ 商品が入口デザイン
例えば、
家電、家具、雑貨、食器、バッグや洋服などもそうですね。
2.商品そのものはデザインされていない(できない)場合
→ パッケージデザインが入口デザイン
食品、化粧品、日用品などなどです。
ただし例外があります。
上記2つのどちらかに関係なく、
CMなどを打てる大企業の場合
→CMそのものが入口デザインになる可能性が高い
(CMの内容にもよります)。
▼インターネットで商売している企業
これはまさにビズアップのような会社ですね。
我々の場合はインターネットが
最初にみなさまと接触する場です。
ですので、
ホームページが入口デザインです。
さてさて、
いくつか「入口デザイン」の具体例を見てきましたが、
まとめると、
「入口デザイン」とは、
「最初にターゲットと接触する場のデザイン」
となります。
みなさまのご商売では、
「一番最初にターゲットと接触する場」はどこですか?
見込み客は御社、貴店、貴院にたどり着くまでに
どんな行動をしているでしょうか?
さて、次回は
「入口デザイン」がなぜ重要か?について、
入口デザインの役割などから解説していきたいと思います。
ここで補足です。
ロゴマークは当然「入口デザイン」になる可能性が高いです。
今回お話した、
・飲食店のファサード
・病院、治療院の外装
・営業マンの名刺
・ホームページ
・商品やパッケージのデザイン
ロゴマークは、基本的にこれらに使用されるからです。
であれば、
本来はターゲットを意識したデザインであるべき。
ただ、難しいのは
ロゴマークは会社のシンボルでもある、ということです。
起業した、
新しい事業部を作った、
新商品を作ったなどなど、
その時々の「想い」があります。
それをないがしろにしても
「ずっと使っていきたいロゴマーク」には
残念ながらなりません。
ですので、
我々はお客さまの想いや理念などを
大事にしてロゴをお作りしています。
もちろん、
「ターゲットだけを意識してロゴを作って!」
というご要望があれば、費用はかかりますが
つくることは可能です。
今回はここまでです!
またメールさせていただきます!
津久井
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24時間メール受付中
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■発行者 津久井 将信 support@biz-up.biz
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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