ロゴコラムLogo column
2024年12月13日金曜日。
本日、ついに!ついに「ロゴマークオブ・ザ・イヤー2024」の結果が発表されます。。。
と、その前に。。。コロコロニュースをひとつだけ。
前回のときもそうでしたね。たしか大統領としての給料は$1しか受け取ってなかったんじゃないかな。
対して、日本の国会議員にはつい先日300万のボーナスが支払われたばかり。おまけに「餅代」というナゾのお小遣いがこのあと100万ずつ支給されます。
いや、国や国民の生活が良くなっているならそのくらいのボーナスを取ってもらってもぜんぜんいいんですよ。クソみたいなジジイとババアしかいないじゃないですか、国会議員って。
「誰かがなんとかしてくれる」ではなく、本当に小さい声でもいいから挙げていかないと、私たちはずっと食い物にされますし、近いうちにカンタンに捨てられます(棄民)。
その重い腰を上げてそろそろ立ち上がりましょうよ。
さて、毎年恒例、京都清水寺の「今年の漢字」が決まりましたね。「金」だそうです。
どうやらポジティブな「金」とネガティブな「金」にわかれるようです。ポジティブなほうはパリオリンピックやパラリンピックでの日本人選手の活躍を指し、ネガティブはほうは政治家の裏金問題を指すようです。
ちなみに「今年の漢字」は清水寺のお坊さんが勝手に考えているわけではなく、一般投票をしているって知ってましたか?なので、多くの一般の人のイメージを表した漢字になっているわけです。
今年は221,971票の投票がありました。昨年は147,878票でしたから、大幅に投票が増えました。何を表しているのやら。。。
以下、漢字検定のサイトより一般の方の声。
漢字検定のサイトより引用
つづいて、年末といえばもうひとつ恒例なのが、「ユーキャン流行語大賞」です。こちらも結果が発表になりましたね。
年間大賞に選ばれたのは「ふてほど」だそうです。「ふてほど」はドラマ「不適切にもほどがある」の略称です。我々のような唱和を知る人間は「ふてほど世代」なんて言われたり。
このコラムでも取り上げたことがある「ふてほど」が年間大賞
以下、ユーキャン流行語大賞のページより、選考理由です。
一方、昨今強化されているのがコンプライアンス。企業は顧客・株主への社会的責任はもちろん、従業員一人ひとりにもハラスメントだ、働き方改革だと配慮が求められる。
集団優先、滅私奉公で経済成長時代を生きた昭和世代にとってはまさにタイムスリップしたかのような激変である。
この、昭和の時代に置いて行かれた感を笑い飛ばしてくれたのが金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』。昭和の主人公が令和の社会で堂々と昭和のルール、人の道の原理原則を貫いて令和のルールに疑問符を投げかけながらも、対話することで物事を解決していく道を探る。時代がいつであれ、不適切なことは不適切なのだと教えてくれる。
10月に行われた衆議院選挙、自民党の選挙公約が「ルールを守る」。国権の最高機関で法律を制定するセンセイ方の公約がこれ。
不適切にもほどがありませんか?
トップ10入りした他の「流行語」も見てみましょう。
- 裏金問題/上脇博之(神戸学院大学法学部教授)
- 界隈/毎日新聞デジタル報道グループ
- 初老ジャパン/パリオリンピック総合馬術日本代表チーム
- 新紙幣/深谷市
- 50-50/大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)
- ふてほど(年間大賞)/金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」
- Bling-Bang-Bang-Born/Creepy Nuts
- ホワイト案件/受賞者なし
- 名言が残せなかった/北口榛花(陸上競技・やり投げ)
- もうええでしょう/Netflix シリーズ「地面師たち」チーム
ユーキャン流行語大賞のサイトより引用
それにしても「新紙幣」で受賞者が「深谷市」って(笑)。それじゃ、渋沢栄一だけじゃないですか。
渋沢栄一なんて、そこら中にお妾さんがいてそこら中で子どもをつくらせまくっていた、「超絶ふてほど男」ですよ(羨)。しかも妻と妾を同居させるという(怖)。なんでそんな人がお札になるのか、ここにもさまざまな陰謀論が隠れております(笑)。
あ、あと「界隈」と「もうええでしょう」は積極的に使用していこうと思います(笑)。
さて、流行語大賞、日本レコード大賞などなど、年末はさまざまなショーレース目白押しですが、今注目を集めているのがこちらです。
★ロゴマークオブ・ザ・イヤー
え?知らない?流行に乗り遅れていませんか?(笑)
先月のコラムでも告知させていただきましたが、本日、ついに発表のときを迎えました!ロゴマークオブ・ザ・イヤー2024の結果を発表いたします!
と、その前に。。。
一応おさらいでロゴマークオブザイヤーの概要、歴史についておさらいさせてください。
●ロゴマークオブ・ザ・イヤーとは?
ロゴマークオブザイヤーはあの日本一のロゴ専門デザイン会社ビズアップがはじめたイベントです(笑)。
その歴史は「まあまあ」あり、2010年からはじまって今回でなんと15回目!!(このコラムと同じ歴史の長さ!)
でも、ロゴに優劣をつけるなんてそもそもできません。だって、そのお客さまごとにさまざまな想いや感情が入ってできあがった大切なものだから。
起業当初からショーレース系のイベントをロゴの業界でもやりたいと思っていましたが、この部分がボトルネックになってどうしてもできませんでした。
そんな時、ビズアップ代表の津久井氏に(私のことですけど。。。)アイデアの神が降りてきたといいます。
「その年の世相を表すロゴを決めればいいんだ!」
その年にあったできごとからその年の風潮、世相、または来年に向けての願いなどを導き出して、それに近いロゴを決めればロゴそのものの優劣ではなく近いか近くないかという評価基準ができる、というアイデアを思いついたと(当時の)津久井氏はいいます。
概要はこんな感じです。
- 2023年10月〜2024年9月に作成させていただいたロゴのみが対象。
- 5部門を設定。デザインの優劣を競うものではなく、テーマにあったロゴはどれかを選ぶ。たとえば「元気がでるロゴ部門」などを設定し、もっとも元気がでるイメージのロゴを選定。
- 一般の方300名程度にWEBリサーチをかけて選定
ということで、ロゴマークオブザイヤー2024、まずは2024年を象徴する5部門の紹介です。今年はどんな部門が設定されたのでしょう?
●ロゴマークオブザイヤー2024について
今年で15回目となるロゴマークオブザイヤー2024。今年の部門は以下の5部門です!
Creepy Nutsのヒット曲「Bling-Bang-Bang-Born」で踊ってみた動画や、「しなこダンス」などが流行ったこと、そしてオリンピックの新競技にブレイキンか採用されこと、さらには高校生のダンス大会でもブレイキンを取り入れたチームが優勝するなど、ダンスに関するの話題が多かったことから設定した部門です。
「しなこダンス」って知ってました?私、知りませんでした(泣)。このコラムを書くために調べてはじめて見た。。。「しなこ」さんは男性ですか?骨格や顔つき、声が男性っぽく感じるのは私だけでしょうか?
あとこの歳になると「Bling-Bang-Bang-Born」とか歌ったらたぶん舌噛んで気絶する恐れがあります(汗)。
【最も「未知の可能性を感じる」ロゴ部門】
大谷翔平選手が歴史あるドジャースの舞台で、様々な球団新記録などを打ち立て大活躍の1年となったことにちなんで設定された部門です。
大谷翔平選手、すごい活躍でしたね。オールスターゲームでのホームランや大リーグ史上初、前人未到の50-50(50本塁打-50盗塁)を達成。日本人でもまだまだ未知の領域を開拓できるんだという勇気を多くの人に与えたのではないでしょうか。
他にもパリオリンピックで過去最多のメダルを獲得したり、日本人の底力とそれによる未来を感じる一年でした。
【最も「ロマンティックな」ロゴ部門】
ブライダルデザイナ-の桂由美さんのご逝去、ディズニーシーのファンタジースプリングスエリアのオープン、平安時代を舞台とした大河ドラマ 「光る君へ」のヒットなどから、日本で初の月面着陸成功まで、そして辰年→ドラゴンボール→エンディングテーマ「ロマンティックあげるよ」と、さまざまな「ロマンティック」から設定された部門です。
とっ散らかってそうでそうでもないのがこの部門です。「ロマンティック」という言葉でくくれると考えました。「光る君へ」は「十二単衣(ひとえ)」など華やかでロマンティックですよね。
そして私が小学3年生から連載がスタートしたドラゴンボールの鳥山先生が亡くなったのは非常にショックでした。「ロマンティックあげるよ」は私はときどきyoutubeで聞き返すほどの名曲だと思っています。アニソンの枠に収まらないほどの。。。
【最も「金運が良さそうな」ロゴ部門】
日経平均株価がバブル絶頂期の水準を超えたり、ユニバーサルデザイン採用の新紙幣が発行されたなど、お金に関わる転換期だったことを受けて設定された部門です。
日経平均、すごかったですね。絶対おかしいと思いますけどね、個人的に。。。新紙幣も本当だったら2025年からだったのに、なぜ前倒ししたのでしょう?新NISAもやはり個人的に怪しいと思っちゃう。お金と陰謀論は切っても切り離せないのですよ(グヘヘ)。
とまあ、個人的な見解は置いておいてですね。お金にまつわるいろいろが多い年だったのは間違いないでしょう。テーマが「お金」だとなまなましいので「金運」ということで。。。今までにあまりなかったテーマ設定で私自身も結果がたのしみ。
「昭和レトロ」や「昭和の味」などが若い世代にも流行したり、テレビドラマ「不適切にもほどがある!」のヒットを受けて設定された部門です。
これは昨年も近いテーマの部門があったのですが、やはり「ふてほど」の大ヒットは大きく、「昭和」が色濃く注目されたことを受けて設定しました。「ふてほど」はさっき覚えたばかりの言葉ですが(笑)。
さてさて、2024年は果たしてどんなロゴマークが選ばれるか!?
●ロゴマークオブ・ザ・イヤー2024 結果発表
それではいよいよロゴマークオブ・ザ・イヤー2024結果発表です!!ダララララララララララララ、ダン!(ドラムロールです 汗)
はい、いかがでしたでしょうか。
一般の方のアンケートの結果ですので、デザインと深い関わりがあるわけではない方の感性がわかります。この色、この形、この質感から一般の人は何を感じるのか、何のイメージを持つのか。。。
我々のような立場の人間からすると本当に学ぶことがあります。300人分の「第三者視点」ですからね。
また、得票率に着目するのも面白いです。次点との差が大きいのか、僅差なのか。それらのデザインは似ているのか似ていないのか、などの視点を持つと違う楽しみ方ができますね。
さて、受賞されたみなさまには特別冊子を年明けにお贈りしますので、そちらも楽しみにしていてくださいね!
ちなみに来週のコラムは年内最後になります。あと少しで今年も終わりですね!コラム、今年もやり切った!!
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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