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興奮しています。はい、日本代表がスペイン代表に勝利を収め、グループリーグ突破したからです。
ワタクシ、昨日は10時に就寝しました。目覚ましを4時50分にセットして。。。そう、1時間間違えてセットしていました。試合は4時からなので、3時50分にセットしないといけないのに間違えたんです。
でも、遠足前の子どものごとく、しっかりと3時50分に目が覚めまして、テレビで日本戦、スマホのアベマTVでドイツ−コスタリカ戦をセット。
先週のコラムでもお伝えしましたが、日本代表は2大会に1回しか決勝トーナメントに進めないというジンクスがあると考えており、今回は行けないほうの大会だと思っていました。
ましてやスペインとドイツがいる通称「死の組」。
ドイツ戦の勝利で期待をしたものの、日曜日のコスタリカ戦で敗戦。やはり行けないのではないかと思いましたが、まさかの。。。お詫びします。信じきれなくてすんませんでした!!
今大会のゴールデンボーイは堂安律選手ですね。ドイツ戦もスペイン戦も、途中交代からの同点弾。そしてどちらも2−1で勝利。「持ってる」な〜。あと今日は三苫選手が大活躍。もちろんドイツ戦も大活躍。
コスタリカ戦では、伊藤洋輝選手のせいで(とはっきり言います)、三苫選手が得意のドリブルで仕掛けられたのは2回しかありませんでした。2回ともディフェンダーとの1対1で勝っているわけで、相手にとって明らかに怖い選手だったのに。。。
ネットでは伊藤洋輝選手がかなり叩かれています。
「コスタリカの12人目の選手か?」
「まさか三苫を止める選手が日本代表にいたなんて」
などなど(笑)。なんで伊藤洋輝選手のせいなのかは専門的すぎるのでここでは割愛します。
そして何よりも「持ってる」のは森保監督かもしれません。彼の戦い方はやはりネットではかなり叩かれていました。なんでそんなことするのか、よーわからんと。
私の予想では、森保監督は見た目とは裏腹に、意外とギャンブラーなのではないかと思っています。
ドイツ戦では0−1のビハインドの状況から、選手交代により今までの日本代表監督ではやらないような超攻撃的な布陣を敷き、結果勝利。
コスタリカ戦は逆にあとがないコスタリカがもっと前に出てくるのではないかという山を張ったのではないかと思います。これが外れ。結果、シュート1本しか打っていないコスタリカに0−1で負けました(その1本が入ってしまった)。
そしてスペイン戦では、今までまったく結果の出せていない前田大然選手をまだ使いつづけ、後半で交代し点を取るという山を張っていた気がします。つまり前半の得点は狙わないというギャンブル。
なお、スペイン戦の日本の2点目はゴールラインを割っていたのではないかという疑惑があります。私が主審なら割っていたと判定します。これで点が入ってしまい、ましてや決勝点ともなれば、このジャッジが大きな物議を醸し出すからです。
なので、これは本当にラッキーというか運が良かった。ここもギャンブル的なんですよね。
なお、サッカーでラインを割ったかどうかの判定はなかなか難しいのですが、一応こうなっています(読売スポーツニュースより画像をお借りしました)。
これ、審判の講習とかでもめちゃめちゃ習うのですが、ボールに対して線の端っこだろうがなんだろうが1mmでも重なっていたらインプレーなんです。で、実際がこちら。
わからん!!解像度的な問題もあるし角度も微妙でわからん!!!
ということで、これはノーゴールと言われてもおかしくない状況だったわけです。だからこれがゴールになって勝つって、ギャンブルチック。
いかんいかん、サッカーコラムになってしまう。。。
とにかくこの日本の快進撃に乗じて、日本ももっと元気になりましょう!マスクなんて取っちゃえ!!マスク信者はもはや日中韓だけですよ!!!
というわけで今週のコロコロニュース。
特にひとつ目のニュース、京都大学福島教授の動画(リンク先)はぜひ見てほしいです。厚生労働省の役人にブチギレています。
こんな怒りを持つ人がウソをついているとは私は思いません。最後の画像「イクラジャパン」に出てくるやつらはみな、正義感で立ち上がった医者や学者との公開討論を避けて逃げ回っているって知っていますか?
本当に、本当に日本はいま危機的状況ですよ?
さて、サッカーの喜びとコロコロニュースでの怒りで妙なテンションになってしまっていますが、本日のお話です。本日は久しぶりに本の紹介をしたいなと思っています。
ズバリ「あした死んでも後悔しないためのノート(Amazonのリンクはこちら)」。
●正しい本とは?正しい本の読み方とは?
これは私が参加している経営者の会の中で紹介されたものです。
本を読むのは久しぶりでした。起業から10年くらいまではすごい勢いで読んでいたのですが、最近は年に数冊。
なぜかというと、読んでいるときの自分が「答えを欲しがっている」と感じるシーンが多くなったためです。
以前もお話しましたが、「答えをください」というのに近い質問をしてくる社員を私は一度突っぱねます。「自分で考えてみなさい」と。
なぜなら、答えをあげたら以下のような弊害があるからです。
- 聞けばいつでも答えはもらえる=考える力が養われない
- なぜそうなのかの本質を追い求めなくなってしまう
- 自分の選択を自分の力で正解にしようと思えなくなる
結果、毎回聞いてくる人間の出来上がりです。何か困難に立ち向かったときに、自分で切り開くことができなくなってしまいます。
私は会社は利益を出す場であるとともに、人を育てる場だと思っています。いや、「育てる」というとおこがましいですね。「育つ場」だと思っています。答えをすぐに与える環境では、ほんとうの意味で人が「育つ場」とはいえないと考えます。
ところが前述のように、最近の自分は本の中に正解をもとめるというか、「誰か、この状況を打破する答えを教えてー!」と思考停止して本にすがっているような自分がいる気がしたのです。
本を読めば成功するなら、私はとっくに成功していると思います。しかし、私よりもはるかに本を読んでいない人で成功している人が大勢います。
では、どういう本が、またはどういう本の読み方が正解なのでしょうか。
●今生きているから明日も生きている、は本当か?
これは私自身まだわかっていませんが、ちょっと考察してみたいと思います。
大きく2つある気がしています。
- 答えを確認するための読書
- 自分に問題を突きつけてくれる本
「答えを確認するための読書」というと、前述の「すぐに答えを欲しがらない」と矛盾しているように感じるかもしれません。
では、ある種のテクニック本や知識を与えてくれる本を読むことが間違っているのかといえば、必ずしもそんなことはありません。
実際に起業前後の私はマーケティングのテクニック本ばかり読んでいましたし、それがあるから今の自分やビズアップがあると思っています。
こんな言葉を聞いたことがあります。
- 問題解決の99%は何が問題かを明確にすること
つまり、自分の中で問題が明確になっていて、その答えを知る、確認するための読書はありです。何が問題かを理解していないのに答えを欲しがるような読書は、おそらく何冊読んでも身にならないということです。
マーケティングの本を読むのは、マーケティングを身につければ問題をクリアできるとわかっているから。問題をクリアできるということは、問題が明確になっているから。
たとえばSNS運用の本を読むのも同じです。SNS運用をすれば問題をクリアできるのであれば、SNS運用についての知識を吸収すればいいというわけです。
これが本を読むのは確認作業とも言われるゆえんだと考えます。
つづいて、「自分に問題を突きつけてくれる本」というのはどういうことかについて。
たとえば、今業績が好調な社長が、倒産した社長が書いた本を読むのはどうでしょう。業績が好調であれば、油断する社長も大勢います。
「いま好調だから、明日も好調だろう。たぶん明後日も来月も来年も。。。」といった具合です。ほとんどが無意識でこう感じてしまうから「油断」なわけです。
そんなときに、こういった本を読むのは、今見えていない問題や、これから起こるかもしれない問題を自分に突きつけてくれると言えるのではないでしょうか。
実は今回紹介したい「あした死んでも後悔しないためのノート」は、このタイプの本です。
- 「今生きているから、明日も生きているだろうし、明後日も来月も来年も」
「これは本当ですか?」という話です。
また、これは自分に限った話ではありません。「自分の大切な人は、今生きているから、明日も生きているだろうし、明後日も来月も来年も」。これも本当でしょうか?
死ぬことに向き合ったことはありますか?
私は自信を持って「ある」とは言えない。自殺した友人、突然死した友人などもいて、そのときには考えさせられるけど、どうしても目をつむりがちかもしれません。
●いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?
「あした死んでも後悔しないためのノート」はワーク形式になっています。
その中で、「これだけは失いたくないものベスト10」というワークがあります。失いたくないものとその理由を10個書き出します。そして、ページをめくると次のように書かれています。
しかし、あなたはそのすべてを失います。
あなたが死ぬ日に、これらすべてを失います。
私たちは、得たものを、すべて手放す日が来ます。
「たしかに!」とハッとさせられるこの文章につづいて書かれているのが次の一文です。
深いなー。死ぬことを考えると、なぜ生きているのかに意識がはじめて行きます。まるでドーナツとその穴のようです。
悩みについても、次のように書かれていてまた目が覚めるような思いでした。
ちょっと自分が情けなくなりました。急に自分の悩みが小さく感じたからです。こういう問題を突きつけてくれる本は本当に価値が高い。
この本は前述のとおりワーク形式になっていて、インプットにとどまらずアウトプットができるというのが非常に良い点です。そしてそのアウトプットには正解がありません。人それぞれなので。
この本はワークをとおしてひたすら自分に問題提起をしつづけてくれます。そのワークがまたおもしろいです。たとえば
- ある朝、天国のご先祖様からあなた宛にメッセージが届きました。その手紙には何と書かれていたでしょうか?
- 自分のお墓に言葉を刻むとしたら、何と入れる?
- あなたの人生が映画だとして、最後のエンディングロールに流れる名前は?
ちなみに余談ですが、インドのマハトマ・ガンジーのお墓には次のように刻まれているそうです。
①理念なき政治
②労働なき富
③良心なき快楽
④人格なき学識
⑤道徳なき商業
⑥人間性なき科学
⑦献身なき信仰
うわー。今の現代を表してませんか?政治に理念はありませんし、近現代最大の発明といわれる「金融」により労働なき富が生み出され、人々の暮らしはどうなったでしょう?
コ□ナ問題では、人格が伴わない学識だけの専門家がテレビに出ていますし、人間性のない科学がワクワクする注射や人間を管理するさまざまなシステムを生み出しています。それらはすべて道徳の抜け落ちた商業の道具として使われる。
ガンジーの言葉もまた、価値の高い本と同じように私たちに問題を突きつけてくれていました。これは人間すべての行動指針になりうる言葉です。
こういった世の中であればあるほど、死について考える必要性が実は高まるべきなのではないでしょうか?死について考えていないから好き勝手やられる。日本人はまだ眠ったままです(泣)。
さて、最後にこの本で紹介されていた「ジェラール・シャンデリ」という人の言葉をお伝えして終わりにしようと思います。
2022年ももうすぐ終わりですね。来年のこの時期、本当に今と同じような環境で年を越せるのでしょうか?それまでに自分が何を人に与えられるのか、もう少し考えてみたいと思います。
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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