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12月もおよそ残り3週間。早い。早すぎる。。。
そんな中、2021年の新語流行語大賞が決まりましたね。結果はこちらです(ユーキャン新語流行語大賞サイトより引用)。
年間大賞は「リアル二刀流/ショータイム(大谷翔平)」となりました。
やはり海外でがんばっている日本人を見ると感動してしまいます。イチローも新庄剛志も、日本にいるときはあまり好きではありませんでしたが、海外にいってから「かっこいいな」と感じました。
メジャーでも結果を出していたイチローはもちろんのこと、新庄剛志は当時の年俸や愛車を投げうってメジャーに挑戦したと聞いたときは男気を感じましたね。
そして今年はなんと言っても「ショーヘイさん」ですよ。グラウンドのゴミを拾うシーンは多くの人の心を打ちましたが、あれはパフォーマンスではなく彼自信が「運気を上げるため」ということで昔からやっていたことです。有名ですが、彼が高校のときに書いていたマンダラチャート(目標達成シート)に当時から書かれていたことです。
かっこいいなぁ。心からリスペクトします。もっともっと活躍してほしいですね。
昨年の流行語大賞が「3密(小池 百合子)」で「うっせぇわ!」と思ったのに対して、今年は明るい流行語が大賞で良かった。
さて、トップテン入りした他のものも見てみましょう。
- うっせぇわ(Adoさん/歌い手)
- 親ガチャ(受賞者なし)
- ゴン攻め/ビッタビタ(瀬尻稜さん/プロスケートボーダー)
- ジェンダー平等(芳野友子さん/日本労働組合総連合会会長)
- 人流(寺前秀一さん/株式会社システムオリジン 人流・観光研究所所長・観光学博士)
- スギムライジング(杉村英孝さん/東京2020パラリンピック競技大会 ボッチャ日本代表 火ノ玉JAPAN)
- Z世代(TOKYO MX 堀潤モーニングFLAGの皆さん)
- ぼったくり男爵(一般社団法人共同通信社 外信部の皆さん)
- 黙食(マサラキッチン三辻忍さん/マサラキッチン 店主)
うーん、まずいな。。。何がまずいって、もはや自分が流行に乗り遅れていると感じるくらい知らない言葉が多い(汗)。
「ゴン攻め/ビッタビタ(瀬尻稜さん/プロスケートボーダー)」は聞いたことはありましたが、プロスケートボーダーの方の言葉だとは知りませんでしたし、「親ガチャ」「Z世代」「ぼったくり男爵」もほとんど聞いたことがありませんでした。
まあ、テレビなど主要メディアの偏向報道に嫌気がさして今年はほとんどテレビを見なかったから知らなかった、ということもあるかもしれませんが。。。
「Z世代」などは、いわゆる「大人たち」が若者を蔑む言葉かと思っていたら、むしろ良い意味だったんですね。
その時代に権力を持っている層が新興勢力である若者に言葉でレッテルを貼るというのは意外と多く、古くは「今どきの若いモンは〜〜」という言葉から、「新人類」「カイワレ族」などなどいろいろあります。「新人類」「カイワレ族」は過去に流行語大賞(ベスト10)にも選ばれています。
どの時代でもそういう大人の「みっともない」部分が出てしまうものでして、こちらのサイトなどはそういうのに気づくのに少し面白いかも。
しかし言葉というのは本当に面白いですね。
そしてそして、流行語大賞の次に注目されているのがこれです。
★ロゴマークオブ・ザ・イヤー
え?知らない?流行に乗り遅れていませんか?(笑)
10月後半のメルマガでも告知させていただきましたが、ついに発表のときを迎えました!今週のコラムは短めですが、ロゴマークオブ・ザ・イヤー2021の結果を発表いたします!
と、その前に。。。
一応おさらいでロゴマークオブザイヤーの概要、歴史についておさらいさせてください。
●ロゴマークオブ・ザ・イヤーとは?
ロゴマークオブザイヤーはあの日本一のロゴ専門デザイン会社ビズアップがはじめたイベントです(笑)。
その歴史は「まあまあ」あり、2010年からはじまって今回でなんと12回目!!
でも、ロゴに優劣をつけるなんてそもそもできません。だって、そのお客さまごとにさまざまな想いや感情が入ってできあがった大切なものだから。
起業当初からショーレース系のイベントをロゴの業界でもやりたいと思っていましたが、この部分がボトルネックになってどうしてもできませんでした。
そんな時、ビズアップ代表の津久井氏に(私のことですけど。。。)アイデアの神が降りてきたといいます。
「その年の世相を表すロゴを決めればいいんだ!」
その年にあったできごとからその年の風潮、世相、または来年に向けての願いなどを導き出して、それに近いロゴを決めればロゴそのものの優劣ではなく近いか近くないかという評価基準ができる、というアイデアを思いついたと(当時の)津久井氏はいいます。
概要はこんな感じです。
- 2020年10月〜2021年9月に作成させていただいたロゴのみが対象。
- 5部門を設定。デザインの優劣を競うものではなく、テーマにあったロゴはどれかを選ぶ。たとえば「元気がでるロゴ部門」などを設定し、もっとも元気がでるイメージのロゴを選定。
- 一般の方300名程度にWEBリサーチをかけて選定
ということで、ロゴマークオブザイヤー2021、まずは2021年を象徴する5部門の紹介です。今年はどんな部門が設定されたのでしょう?
●ロゴマークオブ・ザ・イヤー2021 各部門
今年の部門は以下の5部門です!
- 「サスティナブル」ロゴ部門
- 「ミステリアス」なロゴ部門
- 「整いを感じる」ロゴ部門
- 「未来を切り開く」ロゴ部門
- 「手紙に貼りたくなるロゴ」部門
各部門の詳しい解説は次のとおりです。
近年SDGs達成に向けた取り組みが盛んになり、ビズアップでもお客さまから「サスティナブル」という言葉をよく耳にする年でした。この部門では事業内容や目標とするテーマやイメージが「サスティナブル」だと感じるロゴをご紹介します。
「SDGs」は個人的にはあまり好きではないのですが、持続可能な環境をつくることには賛成です(汗)。こういった国や政治主導の言葉はやはり浸透力が強いですね。今であればほとんどの日本のビジネスマンが「SDGs」や「サスティナブル」を知っているでしょうから。
今年はAdoやyamaなど、容姿や年齢などを公開しないミステリアスなアーティストが注目されました。CMなどでも起用されて大々的なアピールもありますが、その実態はまだまだ謎が多い存在です。そんな「ミステリアス」な魅力を持つロゴをご紹介します。
毎年、ロゴマークオブ・ザ・イヤーの部門設定はビズアップスタッフから意見を募っています。なので若い人たちの感性が入ります。「AdoやYamaなど」と言われてもワタクシのようなおじさんはなかなかついていけないですが、これを機に学ばせていただきたいと思います。ガンバレおじさんおばさん!
【3.「整いを感じる」ロゴ部門】
近年のサウナブームで、”整う”という言葉が一般化した2021年。サウナの後に水風呂や屋外でクールダウンし、心も体もシャキッとする”整う状態”。そんな「整いを感じる」ロゴをご紹介します。
ワタクシも遅ればせながら今年はじめてサウナデビューしました。とはいえまだ1度しか行っていませんが。でも通いたくなる気持ちはよくわかりました。気持ちいいですもの。というわけで「整い」ました。「サウナ」と掛けて「ロゴ」と解きます。そのこころは「暑さ(熱さ:ロゴをつくる社長や担当者さんの熱量)を感じるほどよいでしょう」。すんません、「整う」の趣旨が違いますね。。。
【4.「未来を切り開く」ロゴ部門】
ゴルフの松山英樹選手のマスターズ日本人初優勝、大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍、東京オリンピックでの27個の金メダル、合計58個のメダル獲得で史上最多を記録、その努力とクリエイティビティで日本人選手の歴史を切り開くような活躍が多い1年でした。そんな「未来を切り開く」イメージのロゴをご紹介します。
そうそう、今年は東京オリンピックが開催されたんですよね。無観客だ何だでどうも盛り上がりにかけましたが、日本人のメダルラッシュは本当に明るい話題でうれしくなりました。松山英樹選手のマスターズ日本人初優勝は、過去の偉大な日本人ゴルファーたちの涙を誘うという感動的なシーンが印象的でした。そして二刀流大谷選手の活躍。何よりも「ゴミ拾い」をする大谷選手に世界中の人が「人としてあるべき姿」「人間としての手本」のようなものを感じたのではないでしょうか。
2021年は切手発行の年からなんと150年目の節目の年。近年はスマートフォンなどでメッセージをやり取りして手紙を書く機会が減っていますが、この機会に手紙を書く大切さを感じてもらいたいと思います。そんな「手紙に貼りたくなるロゴ」をご紹介します。
これいいですね!すごい好き。デジタルな時代だからこそアナログの新しい価値や本質的な価値に気づける、そんなことを切手とロゴをとおして感じてもらえるとうれしいです。とてもステキな部門だと個人的に思います。お客さまも自社のロゴが「切手にしたくなる」と感じてもらえたらうれしくないですか?
いかがでしょうか?ビズアップのロゴマークオブ・ザ・イヤー実行委員会により設定されたこれらの部門とその理由。
「なるほど!」
「納得!」
というものもあれば、
「うーん。。。」
「なんでアレに関する部門がないんだ!」
なんていうご意見などさまざまかと思いますが、それも含めて楽しんでいただければうれしいです。
●ロゴマークオブ・ザ・イヤー2021 結果発表
それではいよいよロゴマークオブ・ザ・イヤー2021結果発表です!!
ダララララララララララララ、ダン!
(ドラムロールです 汗)
いかがでしたでしょうか。
一般の方のアンケートの結果ですので、そういったデザインと深い関わりがあるわけではない方の感性がわかります。この色、この形、この質感から一般の人は何を感じるのか、何のイメージを持つのか。。。
我々のような立場の人間からすると本当に学ぶことがあります。300人分の「第三者視点」ですからね。
個人的には「ミステリアス」部門の結果がすべてモノトーンのロゴだったこと、「整いを感じる」部門がすべて四角っぽいロゴだったことが興味深いです。なるほど、デザイン会社の人間だと気づきづらい感覚だなー、と感じました。面白い。
さて、今号はロゴマークオブ・ザ・イヤーの結果をお楽しみいただく上でもあまり長くせずそろそろ終わろうと思います。「いやいや十分長いだろ」というツッコミが聞こえてきそうですが(笑)
2021年、残り3週間突っ走りましょう!
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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