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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
森元首相の発言が取り沙汰されています。結局、五輪組織委員会の会長を辞任すると。。。
私は森さんがどういう人かいまいち知りませんが印象はよくありません。だから味方をするつもりはありません。ただ、今回は辞めさせるべきではなかったと思います。
もちろん女性差別はよくないことです。しかし差別は女性に限らずよくないし、今回の森さんの発言がどこまで差別的だったか、という議論もあると思います。
でも私の判断基準はそこではないです。実は政治的な理由はまったく関係ないです。
「メディアが一斉に煽りだしたから」
です。
以前にもクイズをお出ししたことがありますが、ここでもお出ししてみたいと思います。
答えはおわかりかもしれませんが、「20%の占い師」です。
なぜなら20%の占い師は80%の確率で外れるので、この占い師の反対のことを実行すれば60%の占い師を信じるより確率が高い、というのが答えです。
これは若干トンチ感のあるクイズですが、現在のメディアはまさにこの20%の占い師状態。
なので本件に限らず、メディアが一斉に騒ぎ立てたときは逆を疑わなければいけない。
最近の判断基準はもっぱらこれです。
ちなみに今回も騒ぎのウラで重要な法案を通すといういつものずるい手法が行われているようです。RCEPという貿易協定の法案が通ってしまう見込み。何がヤバいかは興味あれば調べて見てください。
まあ私からしたら一番ヤバいのはやはりメディアですけどね。
今日はそんなメディアに出演しませんかという話をします(爆)
●ちょっと昔話
実はワタクシ、大学生の時に半年ほど、某音楽「駅」番組(笑)でバイトをしておりました。
とてもステキなバイトで、勤労意欲が極めて低かった私ですら毎週のバイトを楽しみにしていました。
当時は1998年。バイトは1999年の3月くらいまでしておりました(4月から新社会人)。
当時その番組に出ていたのは、浜崎あゆみさんが売出し中でほぼ毎週のように出ていたのと、ジャニーズであればSMAPやTOKIO、KinKi Kids。あとは沖縄アクターズスクールから安室奈美恵さんやSPEED、MAXなど。モーニング娘。も出ていましたね。バンドだとGLAYとかL'Arc~en~Cielとか、サザンオールスターズも1回見たな。ドリカムやジュディマリも。PUFFYも出ていて好きだったな〜。
私の仕事は大道具さんの下っ端で、曲ごとのセット転換などでした。当時は六本木ヒルズができる前で、テレビ朝日はまだ古かったです。
バイトは朝8時集合。10時までは各アーティストごとの照明やアンプなどの機材の位置を決めて「バミリ」といって床に目印をつけていきます。
その後は出演アーティストが1時間おきにリハーサルを行います。リハーサル前にそのアーティスト用にセットを配置したら、リハーサル中は何をしていてもOK。マンガを読んでいてもお菓子を食べていても、寝ていても、ちょっと外出していてもOK。私は観覧席に座って、時にはアーティストの目の前でリハーサルをずっと見学していました。
夕方の18時くらいから「ランスルー」といって一度出演者全員で通しのリハーサルを行い、20時の本番に備えます。21時に番組が終了したら片付けて22時前後に終了。バイト代は取っ払いで13,000円。学生で日当がそんなにもらえるバイトは、当時は薬の治験みたいなヤバいバイト以外はほとんどなかったと思います。
ちなみにご飯は芸能人と同じお弁当が朝昼晩と3食でました。余ったお弁当をもらって帰ったりしていました。
私はバンドをやっていたこともあり、メジャーアーティストのリハーサルを目の前で見れるのは本当にテンションがあがりましたね。ジャニーズの若手とか、沖縄アクターズスクールの若手とかは態度が悪かったですが(笑)、サザンオールスターズやドリカムなどの実力者になればなるほど人間的にもすばらしいと感じる人が多かったです。ドリカムなんて私たちのようにひと目で学生バイトだと分かる人たちにもしっかりと挨拶してくれる人でした。感動しました。
ちなみにリハーサルを見ていて心から感動したアーティストは3組。今井美樹さんとブランキー・ジェット・シティがそのうちの2つです。今井美樹さんは本当に歌がうまかった。感動した。ブランキー・ジェット・シティはほぼ生演奏がない中で生演奏にこだわり(ウワサだと生演奏じゃないと出演しないと言ったとか)、彼らが出す音、使っている機材がリハーサル中に目の前で(文字通り2m先くらいの目の前)で見れたのが思い出です。
そして最後の1人は椎名林檎さんです。実は彼女はその時が民放初出演でした。私はバンドをやっていたのでMTVやスペースシャワーTVなどを見て彼女を知っていました。その時から「これはすごい」と僭越ながら感じておりましたところ、あるバイトの朝、テレビ朝日に入って出演者リストを見たら「椎名林檎」と書いてあるではありませんか。興奮しましたが、他のバイト仲間は誰も彼女を知りませんでしたね。
で、やっぱり目の前でリハーサルを見させてもらいました。ミュージックビデオなんかで見るよりも遥かに圧倒させる歌唱力、パフォーマンス力。「これは本物だ!」と感じましたが、やはりその後から一気に売れていきました。
そういえば私が組んでいたバンドのベーシストも一緒に働いていたのですが、彼は広末涼子さんが大好きで、彼女が番組に初出演したときにベーシストが興奮を通り越して廃人のようになっていたのがいまだに笑えるエピソードです。生の広末涼子さんを見てひと言、「実在したんだ・・・」と言っていましたからね(爆)
●そこで知り合った有名芸人
なんだかデザインとかの話とまったく関係がないですが、知らない世界を知れて面白いなと感じていただければ幸いです。
実はそのときに知り合った有名人(芸人)がいます。一緒にバイトしていた仲間でした。今でも付き合いがあります。
私は就職先が決まっていたものの、社会人になるかバンドマンになるかで迷っていました。その彼も同様に、社会人になるか芸人になるかで迷っていました。そんな境遇から仲良くなったのですが、お互いに社会人になる道を選びました。
社会人になって10ヶ月したところで彼からメールが来ました。
「ホリプロのオーディションに受かったから会社を辞めて芸人になります」
オーディションに受かってからもたまにご飯を一緒に食べたりしていたのですが、あまり連絡を取らなくなったころに深夜番組で彼が活躍しはじめます。
あるとき、私たちも二足のわらじだったバンドで大手レコード会社からCDをリリースすることになり、久しぶりにライブに来てもらおうとメールを送ったところ、「このメールは現在使われておりません」という悲しい送信エラーメールが届き、「芸能人なんて!」とちょっと僻みましたが、ビズアップをはじめる直前くらいにひょんなことから再会します。一緒に音楽番組でバイトをしていたベーシストが東北新社という広告代理店に転職したのですが、そこでその芸人のコンテンツをつくるということになり、それがきっかけで再会したのです。
その芸人とは、ものまね芸人のホリです。
彼は当時のものまね芸人があまり目をつけていなかったテリー伊藤さんやユースケ・サンタマリアさんのものまねでブレイクします。そして今や彼の代名詞となった「キムタク」のものまねでさらに高みに行きました。
「ちょ待てよ」というセリフがありますが、実はホリくん本人に聞くと、キムタクが「ちょ待てよ」と言ったことは正確にはないという話だったような。でも言ってそうですよね。その目の付け所がすごい。
音楽番組でバイトしていたときから、彼は私たちのバンドのライブに来てくれて打ち上げのときにものまねを披露してくれていました。当時から彼は素人ながら笑っていいともなどに出演実績があったりしたのですが、実力は当時から折り紙付きという感じでした。
ちなみに私は彼のネタの中で大好きなものがあります。かなり古いネタですが、「その人が言わなそうなこと」というネタです。その中で彼がえなりかずきさんのものまねでえなりかずきさんが言わなそうなことを言うというネタがあります。「先にシャワー浴びてこいよ」というネタです(笑)。
実は、ホリくんはネタに関してはものすごく考えている人でした。一緒にご飯を食べているときに言っていた彼の言葉が忘れられません。「ただものまねがうまいだけでは生き残れない、ネタそのものが面白くないと」。その後このえなりかずきさんのネタを見たときは大爆笑とともに「さすがだ、これのことだったんだ」と感じました。
いつもこのメルマガでお話させていただいていますが、これはブランディングでいうところの「差ではなく違いを出す」という話です。ものまねがうまいことはもはや前提条件。他のものまね芸人よりうまいという価値ではなく、それとなにかを掛け合わせることで「差ではなく違いで勝負する」という考えです。
このようにして彼は厳しい芸能界でも息が長いひとりとして活躍しています。本当にすごいことだと思います。
●後輩のために一肌脱ぐアツい男
最近の新コ□騒動、トランプさん騒動で私はすっかりメディアが嫌いになってしまいましたが、やはりメディアの力は強大です。メディアを上手く使える企業、メディアを持っている組織というのは強いものです。
私自身もラジオ番組を持っていますが、やはりメディアの力の強さを知っているからこそ、お客さまのブランディングに役立つのに必要だと思ってつづけています。
どうすればメディアが健全になるのか。それはおそらく視聴者がお金を払わないと難しい気がしています。なぜ私たちはテレビをタダで見られるのでしょうか。タダより怖いものはないとはよく言ったものです。
実は今回の新コ□騒動で芸能界もとても大変だそうです。
芸人さんというのはテレビに出るよりも「営業」をしたほうが稼げます。マーケティングで言えばテレビはフロントエンド商品、そこで有名になり実績をつけることで、バックエンド商品である「営業」に呼んでもらえうようになるという構図です。
芸人さんの「営業」とは、たとえばどこかのイベントや企業に呼ばれてステージを行うことです。これが今、新コ□騒動でほとんどなくなってしまったそうです。ホリくんのようにレギュラーの出演番組があればまだいいそうですが、若手芸人たちはとても苦労しているそうです。
彼はその現状をちょっとでも打破したいと、後輩のために一肌脱ぐ決意をしました。
今回のメルマガで「メディアに出ませんか?」と言ったのはこのことで、千葉テレビで彼の冠番組がはじまります。番組の内容はいわゆる企業のコマーシャル的なものですが、そこではホリくんをはじめとした若手ものまね芸人が来てその企業のためにライブをやってくれます。「オフィスDEライブ」というもので、実は今「ホリプロコムものまね軍団 オフィスDEライブ」のロゴをビズアップでつくらせてもらっています。
出演料は50万円(+消費税)です。
この出演料は果たして高いのか。ホリくんから直接話しを聞くと、まったく高いとは感じませんでした。
というのも、もしも彼がひとりで「営業」としてイベントや企業でステージを行うとすると、それだけでやはり50万円かかるそうです。しかも基本的にはクローズドなので二次利用は禁止、当然テレビで放映されるわけでもないです。また、写真なんかもせいぜい企業の社長さんと撮るのがOKくらいだそうです。
今回はテレビ番組として放映されますし、他の若手芸人も来てくれます。二次利用は実質7ヶ月可能だそうです。
我々も出演を前向きに検討していますが、たとえば周年のイベントがあるとか、決算期のおつかれさまのイベントをやるとかがあればうってつけだと思います。そしてそれが経済を動かすことにもなり、新コ□騒動で苦しんでいる若手芸人の応援にもなるならもはや社会貢献に近いと思う。
そして何より、これは私個人の考えですが、力のあるメディアが増えるのは本当にこれからの日本に必要だと思っています。キー局だけで情報をコントロールされてしまう時代を終わらせたい。なので地方ローカルのテレビ局を応援することにもなると考えています。
決算期が近い企業さんも多いと思います。新コ□で利益が思うように出なかったという会社さんも多いと思いますが、もしも利益的にも余裕があるようならばぜひ出演してみてほしいです。
ちなみにホリくんやものまね軍団の方々には私たちのラジオ番組にも出演してもらえないかなと勝手に考えています。
また、ホリくんとはゴルフに2回くらい行きましたが(彼主催のコンペに参加させてもらった)、ビズアップ主催ゴルフコンペなぞを開催して、スペシャルゲストで一緒にラウンドできたら楽しいなとも考えています。彼は千葉出身なので千葉のゴルフ場になると思います。
さて、「ホリプロコムものまね軍団 オフィスDEライブ」に興味がありましたら、ぜひともお問い合わせください。
ひとまずはこのメルマガの返信で「オフィスDEライブ 興味あり!」とご連絡いただければ千葉テレビの担当さんをお繋ぎします。そこで詳しい話を聞いてから出演するか考えてもらえればOKです。
というわけでブランディングの話が1割もないメルマガでしたが、みなさんの見聞を広げる回になれば幸いです。
今回はここまでです!
津久井
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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