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Logo column

2010年06月16日 お客さま事例 ロゴ作成お客さま事例:日本フラッグフットボール協会さま

フラッグフットボールをご存知ですか。

フラッグフットボールは、アメリカンフットボールの面白さを簡単かつ安全に、誰でも楽しめるように考案された新しいスポーツです。

日本での普及の最前線に立っているのが、日本フラッグフットボール協会(略称JFFO)の事務局長を務める佐藤壮二郎さんです。

佐藤さんは大手のIT商社をやめてフラッグフットボールの世界に飛び込み、JFFOの設立に参画すると同時に、フラッグフットボールのオフィシャルロゴづくりの中心的役割を担いました。ロゴにパワーを感じるという佐藤さんに、ビズアップにロゴを発注した経緯やロゴへの評価などを語ってもらいました。

目  次
  1. フラッグフットボールとの出会い
  2. 新しいロゴは絶対に必要
  3. ビズアップとの出会い
  4. ここなら安心して任せられる
  5. ロゴには素晴らしいパワーがある

フラッグフットボールとの出会い

――佐藤さんがフラッグフットボールの世界に入られた経緯を教えてください。

もともとアメリカンフットボールが好きでした。

6年前、たまたま東京ドームにNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のゲームを見に行ったら、ハーフタイムに子どもたちがフラッグフットボールをしたんです。

私は子どものころ、肺活量が人より少なく、持久走なんか一度も完走できませんでした。だから、交代が自由で、毎プレーごとに作戦タイムがあるフラッグフットボールは、本当に魅力的なものに感じました。

ちょうど、自分は今の仕事で本当にいいのか、ほかにやりたいことがあるのではないかと考え始めていたときで、子どもがフラッグフットボールを楽しむ姿に、自分が探しているビジョンが見えてきたような感じがしました。

それで、フラッグフットボールの企画書を書きNFLに持って行ったんです。そこからフラッグフットボール界との付き合いが始まりました。

――JFFOには設立から参画されたんですね。

企画書提出から3年後。全国的な普及を見据え、当時2つあったフラッグフットボール協会を統合して新しい協会をつくろうという話があり、その協議の中に私も加わることになったんです。

そして2008年4月に会社を辞め、JFFO設立委員の肩書で新しい活動を始めました。

新しいロゴは絶対に必要

――ロゴの制作はいつから考えられていたんですか。

設立委員になる前から新しいロゴをつくる必要性は感じていました。

理由は2つあります。ひとつは、当時、2つあった協会がそれぞれに協会のロゴを持っていましたが、統合するにあたりフラッグフットボールのオフィシャルロゴはなかったからです。もうひとつは、フラッグフットボールの社会的認知を高めるためにも、オフィシャルロゴは絶対に必要だと心に決めていたからです。

設立委員となって新しいロゴの制作を会議で提案し、承認されたので、制作に向けて動き始めました。

様々なところからロゴの制作会社を紹介されました。でも、ピンと来るものがなかったり、値段が高かったりで、話が前に進みませんでした。

それで、決心したんです。新しい協会の設立を進めているのだから、ロゴもしがらみのない新しい制作会社と出会い、そこで世の中が納得いくものをつくろうって──。

ビズアップとの出会い

――いよいよビズアップとの出会いですね。どうやってビズアップを知られたんですか?

制作会社は自分で探すと決意したものの、デザイン会社に知人もいないし、ロゴについても何もわかりません。

パソコンに向かい、「ロゴマーク」で検索。検索結果順に数社に問い合わせフォームでメールを送りました。普通の問い合わせではなく、「ロゴについてわからないことだらけなので、一度お会いしていろいろ教えてもらいたい」、そんな感じのメールを、精一杯の情熱をこめて出したんです。

ビズアップさんは3、4社目だったでしょうか。でも、レスポンスが一番早かったのはビズアップさんでした。それも、私がメールを出してから、なんと1分半くらいで返信が来たんです。わずか1分半ですよ。

返信メールを開くと、「お会いしたいと思います。ぜひ、いらしてください」って書いてありました。すごく嬉しかったですね。自分で探すと決めたものの、わからないことだらけで、本当は不安でいっぱいだったんです。

他の会社からは「見積もりに必要な事項を記入して送ってください」というような通り一辺倒の返信が、ずいぶん後になってから来ました。

ここなら安心して任せられる

――それでビズアップに行かれて、津久井社長に会われたんですね。初対面の感じはどうでしたか?

メールのやり取りから2日後にビズアップさんを訪ねました。

夏の暑い日だったのを覚えています。初めての会社、しかも世田谷区の松原(当時の事務所所在地)という初めて行く場所、少し不安もありました。でも、心には熱く燃えるものがあり、ワクワクもしていました。

初めてお会いした津久井社長に、こういう協会を立ち上げるので新しいロゴをつくりたいのだが何もわからない、費用もこれだけしかない、というようなことをありのまま話しました。

津久井社長は聞き上手で、私の言うことをなんでもきちんと聞いてくれました。しかも、私の問いかけにすべてポジティブな返事が返ってきました。

最初のメールでのやり取りと初対面の印象が一致しましたね。ここなら新しい協会のロゴづくりを安心して任せられると思いました。

見せていただいたこれまでの制作事例も気に入り、私の中ではもうビズアップさんに決めました。

事務所に帰ると、津久井社長からお礼のメールが入っていました。感激すると同時に、本当にきちんとした経営者だと感心しました。

――実際のロゴの制作進行はどうでしたか?

最初は私がイメージしたコンセプトに基づき、5人(1チームの基本数)・ボール・フラッグの3要素を入れたものでお願いしました。3パターンつくってもらいましたが、会議ではコンセプトが違うという意見や、どうしてこんなに料金の安いところでつくるんだという意見もあって、頓挫してしまいました。

どうしようかと考え、今度はある程度周囲に根回しもしたうえで、ボールとフラッグだけのシンプルなもの、色も青と赤のシンプルカラーでお願いしました。3パターンつくってもらい、そのうちの一つが会議で了承され、2009年の年明けにようやく正式なロゴとして確定しました。

2月には待望のロゴ入りボールを発注することができました。

ロゴの制作は私の責務として取り組んできたことなので、出来上がったロゴ入りボールを最初に手にしたときは「よし!」という達成感がありましたね。

ロゴの制作に動いてから9カ月かかったわけですが、私にとってはいろいろなことを学んだ価値ある9カ月でした。ビズアップさんにはこちら側の問題で長く時間を取らせ、迷惑をかけてしまったのではないかと思います。

ロゴには素晴らしいパワーがある

――ロゴの評判はどうでしたか?

時間をかけたこともあって、2008年10月に正式にスタートしたJFFO会にも、スポンサーであるNFLにも、新しいロゴは好感をもって受け入れられました。

  • 「フラッグフットボールのオフィシャルロゴができて良かった」
  • 「シンプルだけど躍動感があっていい」
  • 「さわやかさが感じられる」
  • 「星条旗カラーの2色が冴えている」

そういう声をたくさん聞きました。

協会関係者以外の反応もいいです。批判めいたことは聞いたことがありません。ボールなどをつくるメーカーの評判もいいですよ。

もう、今ではこのロゴがフラッグフットボールのロゴだと、皆さんがわかるようになっています。ロゴの持つ素晴らしいパワーを感じます。

――ビズアップとのその後の関係はどうですか?

ロゴはもう一つ、子どもたちにフラッグフットボールを楽しんでもらうフラッグゲームのロゴをつくってもらいました。ロゴ以外でも、名刺やパンフレット、封筒、資格認定のカードデザインなどをお願いしています。

――最後に、JFFO事務局長としての今後の抱負をお聞かせください。

フラッグフットボールを日本全国の方々に知っていただき、そして楽しんでいただける日に出会いたいですね。

お陰さまで、教育界からは「知力」「体力」「共有力」をともに養うことができるスポーツとして高く評価され、今年度(2011年度)から施行された小中学生の「新・学習指導要領解説」にもゴール型球技の新しいスポーツとして紹介されるようになりました。 当面の目標として、今後10年間で延べ1000万人の小学生がフラッグフットボールを体験することを目指したいと思います。

佐藤さま、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※日本フラッグフットボール協会様のWebサイト
※取材日時 2010年6月
※取材 カスタマワイズ

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投稿者プロフィール

津久井 将信
津久井 将信
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。

かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。

2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。

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