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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
ワールドカップロシア大会も
いよいよ大詰めですね。
明日は3位決定戦。
そして日曜日には
フランス対クロアチアの
決勝戦が控えています。
日曜日の決勝戦は
24時キックオフですから、
月曜日寝不足が予想されます(汗)
4年の1度の大会はサッカー以外にも
オリンピックなどがありますが、
歳をとるに連れて
これらがやってくるのを早く感じますね。。。
子どものころの1年と
大人になってからの1年、
時間的にはまったく同じですが
感じ方が違うのはなぜでしょう?
マーフィーの法則では
これを数字で表しています。
たとえば、
5歳の子どもにとっての1年と
40歳のおっさんの(汗)1年の感じ方は
数式にすると以下のようになります。
5 歳:1÷5=0.2
40歳:1÷40=0.025
子どもにとっては0.2と感じられるものが
大人にとっては0.025しか感じられない、
これが体感として現れているそうですよ。
面白いですね。
これが正しい数値だとすると、
40歳の人は5歳の子のおよそ10倍の
体感速度で1年を過ごしていることになります。
さて、
こうやって数値化、言語化するというのは
とてもむずかしいですが大切なことです。
これ、
ビジネスにも当然当てはまります。
今回は
「言葉とビジネス」といったテーマで
お話をしてみたいなと思います。
●
人は相手に何かを伝えるときに
五感を使っています。
五感の中でも現代では
ほとんどが視覚と聴覚だと言えます。
なぜこのふたつか、
理由は定かではありませんが、
個人的な解釈では
・誤解が少ない
からだと考えます。
たとえば
この絵を見てみてください。
何の絵かわかりますか?
→ http://bit.ly/2JjnYRu
ほとんどの人がわかると思います。
そうです。「お花」です。
これを見てお花だと知らない人は
まだ物心つかない赤ちゃんくらいで、
大人から子どもまでみんな「花」だと
認識できるのではないでしょうか?
もっと言えば、
民族や国籍もほとんど問いません。
どの国の人もどんな人種の人も
ほとんどが花だと認識できます。
これがデザインの力です。
言語を介さずに相手に
何かを伝えることができる力。
しかも言葉と違い、
認知までがほぼ一瞬です。
言葉は読まないと認知できませんが
絵(画)は見た瞬間に「花だ」とわかる。
では、
相手に何かを伝えることができる
画(え)の力があるのに
言葉はなぜ必要なのか?
デザイン(絵・画)で相手に
何かを伝えることができるのであれば
言葉はいらないのではないか?
ここで先ほどの花の絵を思い出してください。
さて、
何の花かわかりますか?
おそらくわからないと思います。
描いた私ですらわかりません。
描いた私がわからないのですから
特定の花ではないです(だけど花)。
つまり、
誤解が生まれる可能性があるわけです。
ある人は私の描いた花を「ひまわり」だと言い、
また別のある人は「マーガレット」だと解釈する、
こんなことが起こってしまう可能性があるんですね。
この誤解=解釈のギャップを
より少ない状態で相手に伝えることが
できるのが「言葉」です。
「ひまわり」と言えば
誰もがほとんど同じひまわりの花を
頭の中でイメージができます。
誤解が少ないというのは
とても大きな意味を持つと考えます。
文明・文化は言語(文字・言葉)がなければ
ここまでの発展を遂げなかったでしょう。
実際に「文明」にも「文化」にも
「文字」の「文」が入っています。
言葉の力で解釈のギャップを埋めることが
できなければ、もしかしたら人間はまだ
石を研いで武器をつくっていたかもしれません。
私は言語学者ではないので
あまり深いことはわかりませんが。。。
●
冒頭の「マーフィーの法則」も
言語化の良い例ですね。
良い言葉で解釈できたときに
その事象についての解釈を
さらに深めることができます。
最近の予備校のテレビCMで
英語の「on」は何かに接している状態を示す、
と講義しているシーンが流れています。
英語にうとい私は
思わず「なるほど」と思ってしまいました。
私のイメージでは何かの上に
乗っかっている状態を表すのに
使うイメージがあったためです
(オン ザ テーブルとか)。
言葉はただ相手に何かを伝えるだけでなく、
深い理解(解釈のギャップが少ない)を
持って伝えることができます。
「最高の教育は人に教えることだ」
とよく言われます。
これも言葉の力がそこにあると考えます。
相手に何かを教えるためには、
よりよい言葉を見つける作業を含むことが
往々にしてあるからです。
逆にその工程をすっ飛ばして
人に何かを教えようと思っても
自分の理解も相手の理解も深まりません。
学生時代の歴史の授業がまったく頭に入らない場合、
そのほとんどが先生が教科書を板書しているだけ。
たとえば三国志好きの人の話のほうが
歴史の授業よりよっぽど理解が深まるのは、
その人が三国志好きなだけに
相手がわかりやすく面白い言葉を
持っているからではないでしょうか。
私自身、
このメルマガがどれだけ言語化の
トレーニングになっているかわかりません。
伝えたいことを
よりよい言葉を探して言語化する訓練を
毎週毎週しているようなものだからです。
ちなみにビズアップでも
さまざまなノウハウを言語化しています。
これは
ちょっとやそっとの競合には負けない、
それどころかロゴに関しては日本で一番
言語化できているとすら自負しています。
たとえば、
ロゴは私たちは以下の3つの要素で
成立していると考えています。
・アイデア
・造形
・加工
こういうことを言っている(言語化している)
デザイン会社やデザイナーを私は知りません。
他にもお客さまを私たちは
4つのタイプに分けています(僭越ながら)。
・モノ
・デザイン
・クリエイティブ
・問題解決
細かくここで説明することはしませんが、
これもビズアップのオリジナルノウハウです。
どうやってこれが生まれたかというと、
ある先輩経営者からの仕事がストップして
しまったことに端を発します。
先輩経営者からDMのデザインを
依頼されたときのことです。
スタッフにその仕事を任せたのですが、
スタッフが言うのには
「(デザイン提案後に)お客さまからの連絡がない」
という、
ちょっとお客さま(先輩経営者)の
せいにするような物言いでした。
私は先輩経営者の性格もよく知っていて、
依頼した仕事をわけもなくすっぽかすような
人でないことはわかっていました。
たいていの場合、
そういう人が連絡をくれなくなるのは
提案しているデザインに納得がいかない、
けど伝えづらいというケースです。
そこで
その先輩経営者に話を聞いてみたところ、
案の定「デザインに納得がいっていない」
ということでした。
先輩経営者はビズアップのとある実績を見て
DMのデザインを発注したということも
そのときにはじめて教えてくれました。
スタッフが提案したデザイン、
先輩経営者が良いと思った実績、
そのギャップを見比べたときに
先ほどの「お客さま4段階説」が
私の頭の中で明確になり、
次々と言語化されていきました。
そしてそのノウハウを伝えた上で、
先輩経営者がどのタイプのお客さまか、
そのタイプのお客さまはどんなデザインを
好まれるかをスタッフと共有しました。
言語化できたから共有できた
(解釈のギャップを減らせた)わけです。
その後の提案は見事にはまり
デザインもあっという間に
納品することができました。
そしてこの「お客さま4段階説」は
DMのデザインだけでなくロゴやその他
さまざまなものに応用できるものでした。
これらは今でももちろんのこと、
ビズアップの重要なノウハウとなっています。
これらを元に、
・どんなデザインを提案すべきか
・誰を担当デザイナーにすべきか
が、
誰もが誤解のない=解釈のギャップが
少ない状態でできるようになったのです。
●
さて、
御社ではこういった「言語化」に
取り組まれていますか?
このメルマガでは
耳にタコができるほどお伝えしている
・言葉と画(え)
の言葉のほうにどのくらい力を
入れられていますか?
言葉と画(え)は相互補完関係です。
どちらかだけでは片手落ちになります。
実際に人間の認知システムは
・言語に反応する「概念的記憶システム」
・色や形に反応する「心像的記憶システム」
の2つの相互関係により認知を強くします。
簡単に言えば
「言葉と画(え)、両方とも大切」
ということになります。
ブランディングというと、
どうしても画(え)のほうの
イメージが強いかと思いますが、
私は両方大切だとお伝えしています。
その理由がこの認知システムです。
では、
ブランディングで言葉というと
たとえばどんなものがあるのでしょうか?
・理念
・ミッション
・ビジョン
なんていうのも
ブランディングになりますね。
CI(コーポレート・アイデンティティ)は
ロゴの作成だけでなくこういったことも
考えることから含んでいます。
他にも私が言葉のブランディングで
大切だと思っているものが
このメルマガでもよく登場する
・コンセプト
・ネーミング
です。
こういったものはすべて言葉です。
そして、
「USP」なんていうのも言葉ですね。
「USP」とは
「ユニークセリングプロポジション」の略で
「他社との圧倒的な違い」
「自社の独自性のある強み」
といった意味です。
これらが言語化できていないと
果たしてどうなるでしょうか?
社員ひとりひとりが
お客さまや取引先に伝えていることが
バラバラになってしまっている恐れがあります。
当然、
会社としてお客さまや取引先に解釈してほしい
「自社像」とギャップが生まれます。
それどころか、
社員間ですらギャップがある可能性も
大いにあります。
こんな会社、
はたして本来の力を発揮できるでしょうか?
どんなに良い商品を持っていても
伝える言葉が間違っていたりバラバラだったら?
というわけですみません、
いきなりですがここから売り込みです(汗)。
売り込まれたくない方は
読まなくても大丈夫です。
ビズアップでは、
この言葉のブランディングのサービス、
御社のUSPを言語化するサービスをはじめました。
しかも、
サービスを体験してもらうために
「60分無料相談付き!」。
ビズアップのロゴ作成サービスでいうところの
「無料提案」のようなものですね。
このスタイル(無料提案)、
お客さまのリスクを最小化できるので
個人的には好きです
(自分がお客さんならうれしい)。
無料相談を受けて「必要ない」と感じれば
もちろん遠慮なくお断りください。
詳細はこちらにあります。
→ http://bit.ly/2KS5w8i
さてさて、
売り込みになってしまいましたが
最後はちょっとしたクイズを。
これは果たして正解かと言われると
だいぶ私個人の解釈によるものかもしれませんが、
この世で誤解を生まない、
解釈のギャップがない唯一の言語、
なんだかわかりますでしょうか?
シンキングタイム。
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
答えは「数学」です。
数学は言葉であり宇宙であり芸術であり爆発だ!
(よくわからないテンション)
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール
-
ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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