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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
毎年この時期になるとお聞きしていますが、
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
え?私ですか?
主に仕事です(汗
家族は私を置いて実家に帰りました(寂)。
ずぼらな私は、仕事、ラーメン、コンビニ飯を繰り返し、
気づいたら家族が帰ってきた、みたいな感じでした。
ダメですね、
休むときには思いっきりリフレッシュすると
肚をくくらないと。中途半端になってしまいます。
来年は海外旅行のひとつでも行こうかと思います。
そんなわけで、
先週は祝日につきメルマガをお休みさせていただきました。
休み明け一発目のメルマガ、
はりきって行きたいと思います!
実は私、
今とあるマーケティングコンサルタントに師事しております。
というか、
その人はもうマーケティングコンサルタントの域など
大きく飛び越してしまってますかね。
マーケティングの話だけではないし、
もっと言えばビジネスの話だけでもない。
その人を見ると生き様を感じずにはいられない。
自分の生き方についても在り方についても考えさせられる。
陰でグチグチ小言いったり正論吐いてるだけのヤツが
どうでもよくなる(どうにも小さく見える)。
そんな人です。
私の友人に、
ハローワーク経由で入社した会社で
2年で社長になりかけた強者(つい最近起業した)がいますが、
その彼が言っていました。
「一生懸命」とか「がんばる」という言葉には
どこか言い訳が含まれていると。
「もしうまくいかなかったとしても仕方ない」
の枕ことばとして「一生懸命」や「がんばる」が
使われる、というのです。
言い得て妙だな、と私は感じました。
では、「一生懸命」や「がんばる」ではなく
どんな言葉であるべきなのか、
その友人が言いました。
「本 気」
だと。
本気でやるかどうかなんだと。
私が師事しているコンサルタントは
もうこの言葉が誰よりもふさわしいほどに
クライアントを日本一にすることに
「本気で」コミットしています。
でも、
この「本気」というのが難しい面もあります。
どういうことかというと、
なんでもかんでも闇雲に本気になれるかというと
そうではない、という面もある、ということです。
つまり、
自分が本気を出すかどうかもさることながら、
それ(仕事なり活動なり)が、
自分が本気を出せることなのかどうかも重要だということです。
好きでもないし使命感も感じないものに
本気になるのはなかなかできることではありませんからね。
言い換えれば、
なぜそれをやるのかを探っていくとこが重要になります。
このメルマガで何度も登場する「why」というやつです。
私の場合は、
少年期の「普通コンプレックス」が原動力です。
人に認めてもらいたい、もっと自分の価値を
知ってもらいたい、理解してもらいたい。
そのコンプレックスから身についたスキルが
自分を「表現する」ということです。
そして今は、その身についたスキルによって
自社の良さ、強み、価値を伝えることができない
お客さまを救い、自分の良さ、価値を伝える方法を知らない
デザイナーを救うのが自分の天命だと本気で信じています。
さて、
現在師事しているコンサルタントは、
私が言う「why」について
もっと明確でロジカルで科学的なアプローチをされています。
その人は、私が言う「why」を「コア」と呼んでいます
(ここまで言えばその方が誰かご存知の方もいますね!)
実は今日のお話は、
前置きが超〜長くなりましたが、ある本の紹介(久しぶり)です。
そのコンサルタントが教えてくれた本というわけです。
★天命の暗号 −哲学博士 出口 光著−
この本を読んでいる私を見て、
妻が良くない宗教にでもハマったのではないかと
心配して来ましたが(汗、
内容はとてもロジカルでわかりやすく
個人的には名著だと感じています
(名著だと思うものしかメルマガで紹介しません)。
前述のとおり、
このメルマガでは「why」がメチャメチャ大事だよ、
と何度もお伝えしてきましたが、
「じゃあ、自分のwhyはどう見つけるの?」
という疑問には
あまり深くお答え(お応え)してきませんでした。
この本を読んでいただくと
whyを見つけるヒントがたくさん得られると思います。
つまり、
自分が「本気」になれるのはどんなものなのか、
どんなことなのか、どんな場面なのか、
こんなことを知るための足がかりになるわけです。
今日は、
この本の内容を少しだけご紹介しますね。
●心は信用しない
●「いやだ、いやだ」と思いながらやり続けていることは何か?
●【聴き方】からわかる自分のタイプ
●心は信用しない
思わず「なるほど!!」と唸ったのが
この「心」についての考え方、とらえ方でした。
「心」というと、
「大切なもの」とか「信頼すべきもの」という
イメージがありませんか?
かたや、
心を無くすと書いて「無心」という単語もあり
仏教的にはこの境地にたどり着くのが大切だったり
尊いことだという解釈がされています。
この本では、
「心」の語源について書かれています。
「ココロ」の語源は諸説あるそうですが
その中でも「コロコロ」変わるが語源だという説があり、
著者はこれがもっともしっくり来るということ。
本にはこのように書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たとえば、ある経営者が一人の社員の欠勤が続くので、
辞めさせたいと思っていた。その矢先にその社員が
大きな契約をとってきた。途端に、「やるときには
やる男じゃないか」と、評価はガラリと変わったりする。
部下は、上司に誉められると、良い上司だと思うし、
叱責されるとこんな会社辞めてやると思う。投げかけられる
言葉によって心はコロコロ変わる。また、配偶者や親に、
いちいち干渉されると腹が立ち、病気になって看病してもらうと、
感謝の気持がわいてくる。そのときの状況や感情しだいで
心は常に揺り動かされている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうなんです。
心はコロコロ変わるんです。
だからそれに惑わされないためにも
「無心になる」ことが大切だということなんですね。
では、
変わらない、ブレないものはないのか。あります。
著者はそれを、
「経営者魂」「役者魂」「スポーツマン魂」など
「魂」という言葉で表現しています。
まずはこの
「心」と「魂」の区別を持つこと、
はっきりと違うものなんだと認識することが第一歩。
そして「天命(≒why)」は
この不動のものの領域にあるということなのです。
●「いやだ、いやだ」と思いながらやり続けていることは何か?
本書は
天命を知るための22の質問を
解説とともに紹介する形で1冊になっています。
そのうちの質問のひとつがこれです。
・あなたが人生で、いやだいやだと、嘆きながら続けてきたことは何か
「本気になれるもの」というと
「好きなもの」というイメージがあります。
しかし、
残念ながら「好きなもの」=「天命」となるとは
限らないというのが著者の主張です。
たとえば、私の例で言えば、
プロデュースさせていただくことになったのに
言うことを聞いてくれないクライアントもいます。
デザイナーの価値を上げる努力と
ビジネスとしての整合性を取る努力、
お客さまやデザイナーに対しての私たちの想いを理解せずに
狭い視点で極めて主観的な文句ばかり言うデザイナーもいます。
そのスタッフのためになればと思い、
それも伝えた上で良かれと思ってしてあげたことが
仇となって返ってきたことも1度や2度ではありません。
すべて相手のせいにするつもりはありませんし、
相手にもそれなりの言い分はあると思います。
それと同じようにこちらにも言い分があり、
言い分が平行線をたどることもあれば
こちらが折れることもありますが
(基本的には「負けるが勝ち」だと思っているので)、
そういう時は正直
「理解しようという努力すらしないならもういいよ」
という「心」になってしまいます。
が、
ま〜た繰り返すんですよね。
たぶん、
相手を昔の自分と重ね合わせているのでしょう。
私も昔会社の文句ばかり言っている時代がありました(苦笑
昔の自分のような考えの相手に
「そうじゃないんだよ」ということを理解してもらい、
その人たちが本当の意味で
自分の良さや価値や強さを理解して成長し成功する、
その先導者としての自分(津久井)にならないと
本当の意味で自分の使命が果たせたことに
ならないとどこかで感じている、
これが私がいやだいやだと思いながら、
そして嘆きながらもやっていることです。
下世話な話、
弊社はパートナーのデザイナーに仕事を依頼し
報酬を支払うスタイルですが、
毎月の外注費を考えると
契約デザイナーを40人用意するよりも
正社員デザイナーを10人くらい雇用するほうが、
今のウン十倍利益が出ますし、
よっぽどコントロールが利きます
(正社員なわけですから)。
そんなこと、
もう何年も前から気づいている。でもそうしない。
デザイナーから不満があがるたびに、
「なんでそんな自分中心の狭い視野しかもてないんだよ」
と嘆いている。でも今の体制を7年も続けている。
なにこれ?(苦笑
私自身はこのメルマガでも常々お伝えしている
・お客さまの、そしてデザイナーの存在感、存在価値を高めて広める
ということが天命だと本気で信じています。
しかし、
一口に「お客さま」「デザイナー」といってもいろいろいる中で、
なんで嘆いていしまうような人(昔の自分のような人)を
ターゲットにしてしまうのか、
ここにさらに天命を明確にするヒントがありそうです。
●【聴き方】からわかる自分のタイプ
この本は「なるほど!」の連発ですが
もっとも「すげー!」と感じたのが、
・人には大別して4つの【聴き方】が存在し、人によってそれぞれ違う
ということです。
正直、ここだけでもこの本を買う価値は十分にあると思います。
4つの聴き方とは
1.達成的傾聴
2.親和的傾聴
3.献身的傾聴
4.評価的傾聴
というもので、
あることがらを聞いた時に
どう感じるかがそれぞれ違います。
簡単に説明しますが、
あることがらを聞いて
1.達成的傾聴
自分にはできるかどうか、やるかどうかという観点で聴いている。
2.親和的傾聴
自分の所属するグループの「仲間かどうか」「利益になるかどうか」
という観点で聴いている。
3.献身的傾聴
自分が相手に何をしてあげられるだろうかという観点で聴いている。
4.評価的傾聴
それを「面白いかどうか」「美しいかどうか」「本物かどうか」と
評価しながら聴いている。
となります。
たとえば1番の達成的傾聴族なんですが、
こういう人はプロジェクトXやカンブリア宮殿を見て
「オレにもできるはず!」
「オレもこうなりたい!」
と感じます(私、思いっきりこれです 照)。
対して、
たとえば4番の評価的傾聴の人は
同じプロジェクトXを見ても
「それ、面白いな」とか
「それは美しいな」とか
「本物っぽいな」とか、
反対に
「それには興味が無いな」とか
「それは間違っているな」とか
「だから何?」とか
そういうことを感じています。
相手に対して感じる長所や短所というのは、
実はこの聴き方の違いが生むものだそうでして、
4番の評価的傾聴の人は、1番の達成的傾聴の人に対して
「こいつってすぐに考えなしで行動するよなー(短所)」と感じ、
逆に1番の人は4番の人に対して
「ゴチャゴチャ理屈ばかり言ってんじゃねーよ(短所)」
と感じるわけです。
1番の私が「いやだいやだ」と
嘆きながらも相手にしてしまう人は、
実は4番の評価的傾聴の人が多い。
なぜなら、
いまだに名残がありますが過去の私も4番だったからです。
だから過去の自分を見ているようでイライラしたり。
ただ、
今も1と4を持ち合わせていると思っていて、
それが良くも悪くも自分の特徴だと思っています。
ここではさわりしかお話できませんが
もちろん2番の人は3番の人を
どう感じるかなども載っていて、
前述のとおりここだけでも
お金をだして買う価値はありますし、
組織論にも応用できるな、というのが個人的な感想です。
さて、
ちょっと興奮気味で長いメルマガになってしまいましたが、
ぜひ読んでみていただきたい本です。
★天命の暗号 −哲学博士 出口 光著−
アマゾンはこちら → http://amzn.to/10xR7jC
今回はここまでです!
津久井
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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