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こんにちは。
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です!
https://www.biz-up.biz
連休ボケから生還されたでしょうか?
私はバッチリ生還しました。
今週の頭には
社員全員で朝8:30に出社
(定時は10:00)。
自分の机、
パソコンのデスクトップ画面と
社内の清掃をして、
みんなで朝ごはんを食べました。
やはり整理整頓は大事です。
自発的にできればいいのですが、
誰しもがそうはいきません。
そういう場合は
やらないことを咎めるよりも
やる環境を用意したほうが早いし
精神衛生上も怒られるよりよっぽどいい。
毎月1回実施していこうと考えています。
ちなみに
差別的な発言をするつもりは毛頭ありませんが、
傾向としてパソコンのデスクトップ画面の整理は
男性より女性のほうが苦手なようですね。
過去の経験からになりますが、
男性のデスクトップ画面は結構きれいで、
女性はさまざまなフォルダやファイルが
画面上に大量に出ていることが多いです。
うちの会社だけかな?
パソコンのデスクトップ画面は効率化と
カテゴライズ(パターン認識)能力アップの
訓練にはもってこいな気がします。
本当はデスクトップ画面のルールも
会社で統一化したいですが、
まだそこまではいっていません。
これから
7月までは祝祭日もありませんから、
仕事に注力するクライアントや
取引先業者さんも増えるはず。
つまり仕事量が増えるはずです。
効率化をしてしっかりと
業務に対応したいところですね。
さて、
本日のお話です。
いつも
テレビやネットからのネタで恐縮ですが、
本日も。。。
先週の土曜日でしょうか、
NHKを見ていたらこんなタイトルの
番組がやっていました。
“小商い” で地域に生きる
広告なしでも客は来る!SNSを活用 ~神奈川 逗子~
→ http://bit.ly/30nBvkK
そこで紹介されていたのは
原っぱ大学というビジネスをされている会社と
その会社のSNS活用による集客について。
これがなかなかおもしろかったのです。
今日はSNSの集客について
また理屈っぽい考察をしていきたいと思います。
●
まずは原っぱ大学の説明をしますね。
原っぱ大学は
大人も子どもも何も考えずに
思いっきり遊べるような場所と
プログラムを提供しています。
自然を活かしたフィールドで
泥んこになりながら大人も子どもも
元気に遊ぶことができるというもの。
面白いですよね。
だって、
きっと昔はこういう遊び方が
当たり前のことだったのに
今の時代にとても価値があるものに
変わっているわけですから。
その価値の変化に気づいて
ビジネスにしたというのはとてもすごい。
名前も秀逸だと思います。
コンセプトをきちんと内包している。
遊ぶことには正解もないし目的もない、
何をしてもいいというふうに
こちらの代表さんは考えられています。
私たち大人は
目的に縛られすぎなのではないかと
たまに感じることがあります。
私は3歳の娘がいますが、
たとえばヨメにちょっとコンビニに
買い物に行ってきて、と頼まれた時。
娘を連れて行くわけですが、
ゆっくり歩くしいろいろ気になって寄り道して
ちっともコンビニにたどり着きません。
これって娘にとっては、
コンビニで何かを買うことが目的なのではなく、
コンビニに行くこと自体が、
もっといえば
外に出てウロウロすること自体が目的です。
なので寄り道もするし
急ぐことなんてぜんぜんしません。
外を歩いていること自体が目的ですから、
それそのものを楽しんでいるわけです。
大人は早くコンビニにたどり着きたい。
目的のものを購入して早く家に帰りたい。
なんかせわしないというか、
余裕がないというか。。。
そんなことに気づかされるんです。
原っぱ大学のホームページにも
次のように書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
「何やったらいいの?」
「ねえ、次は何やるの?」
「なんか楽しいことない?」
原っぱ大学に来たばかりの
子どもたちからよく聞かれる言葉。
「次はどうしたらいいですか?」
「○○やっていいでしょうか」
「△△はどうなっていますか?」
原っぱ大学に来たばかりの
大人たちからよく聞かれる言葉。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
原っぱ大学ホームページより引用
大人ってなんなんでしょうね(汗)
原っぱ大学では
大人よりむしろ子どものほうが
先生になるんでしょうね。
ちなみにそういう意味では
うちのヨメは子どもの遊びに
わりと理解があるほうかもしれません。
自宅の近くには大きな公園があり、
そこでは木でつくられた大きな滑り台や
ブランコなど手作りの遊具がたくさん。
水遊びや焚き火や工作など
さまざまなことができます。
当然子どもたちは泥まみれになります。
洗濯物がたいへんですよね。
そういうことは
ヨメはわりと文句も言わずに
目一杯やらせています。
毎日公園に行きます。
以前、
何かのセミナーで隣りに座った女性と
ワークをやることになりました。
その方も
結婚していてお子さんがいましたが、
ワークの流れからこの話になったとき、
「奥さん、すごいですね」
と言っていました。
当たり前だと思ったのですが、
洗濯物がたいへんなので汚れる遊びは
あまりさせたくないとその女性。
良し悪しはないと思いますが、
こういった考えの方が増えれば増えるほど、
おそらく原っぱ大学の価値は上がると思います。
だって、心のどこかで誰しも
子どもに自然の中で目一杯遊ばせるのは
とても大切なことだとわかっているわけですから。
ちなみに余談ですが、
小さいころに自然の中で目一杯遊んだ子は
大人になったときの知的レベルが高い傾向に
あるという研究結果を前に見たことがあります。
で、
この原っぱ大学は集客のほとんどを
SNSでやっているというのだから驚きです。
ここで、
「よーし!うちもSNSで広告じゃ!!」
となるのは危険です。
これだけのSNSブームとなると、
たしかに広告効果を期待してしまいます。
でも、
きっと何かの条件が揃ったから
成功しているのだと考えます。
それはどんな条件なのでしょう?
●
SNSの正体はなんでしょうか?
私はこう思います。
・SNSは共感ブースター
SNSの走りはやはり「ブログ」でしょう。
私の記憶が正しければ、
2002年ごろに個人でブログを
誰でも書けるようなサービスが登場し、
一部の感度が高い人がはじめ出しました。
私が組んでいたバンドのボーカルも
ブログをこのころに書きはじめましたが、
当時の私は
「自分の日記みたいなもんを
人に見せて何したいんだ?」
と感じたものです。
お恥ずかしながら今となっては
Facebookを毎日眺めたり、
「共感してほしくて」書き込んだり。
ブログがそこそこ広まったときに
日本にSNSブームを巻き起こしたのが
・mixi
です。
私もさんざんやりました。
2004年ころだったと思います。
自分の感性や意見が
たくさんの人から評価される感覚。
承認欲求強めくんの私は
ドハマリしてしまいました。
以前から
エッセイ的なものを書いてみたいな、
と思っていた私は、
mixiというプラットフォームを得て
文章を書くことに目覚めました。
特にこのころ、
ダイレクトレスポンスマーケティングを
学びはじめたばかりでしたから、
文章の力で「マイミク(=mixi上の友だち)が
増えていくことが楽しくてしかたなかった。
・文章を書く
・マイページのTOPの文言を工夫する
・足跡をつけまくる
という三段構成でマイミクを増やしました。
「足跡」というのはmixiならではの機能で、
誰が自分のページにアクセスしたかが
わかるようになっています。
足跡をつけまくれば、
つけられた人は誰につけられたか気になり、
私のマイページにアクセスしてきます(集客)。
そこでマイページのTOPに
面白い文章が書かれていて、
読んでほしいブログのリンクが貼ってある。
「面白そうだからブログひとつくらい
読んでみるか」
となり(お試し)、
文章がおもしろければコメントをもらえる。
コメントをくれた人には
メッセージとともにマイミク申請をする。
マイミクが増える(成約)。
楽しかったですね。
そして
TwitterやFacebookが日本に上陸してきて、
SNSブームがブームから「定番化」していきます。
こう考えると
SNSは共感してほしい人の発表の場
と言えなくもないわけです。
そして、
なぜそれが成立するかといえば、
それは「圧倒的な母数」にあると考えます。
母数がなければ
満足な「共感数」は得られません。
ここで注意しなければいけないのは
SNSが共感させているわけではない、
ということです。
SNSに書き込まれている
感性や主張、意見が共感されるわけです。
当たり前のようですが、
共感されないことを書いても反応はない、
または炎上するということになります。
だから
「何に共感してもらいたいのか」は
とても重要だということです。
今までの時代は
100人に自分の感性や意見や主張を
共感してもらうことはとても大変なことでした。
なぜなら一度にそれを伝える手段は
マス広告やメディア露出くらいしかなかった。
誰もが
自分に共感してくれるわけではありません。
100人に
自分の共感してもらいたいことを伝えたとして、
3~4人くらいしか共感してもらえないとする。
共感してくれる人は3~4%です。
SNSを使うと、
母数が一気に上がります。
10,000人にリーチできるとしたら
たとえ3~4%の人にしか共感して
もらえないとしても、
その数は300~400人となり、
ビジネスとして成立しはじめる。
共感してくれる人の割合は変わらないけど
その数は圧倒的に増える可能性があるから、
・共感ブースター
なわけです。
●
どんなビジネスならSNSが
集客に有効なのかについて
ちょっと考えてみたいと思います。
ひとことで言えば
「共感されやすいこと」が
SNS活用に有効だと言えます。
共感を生みやすいのは
私の心の師匠サイモン・シネック氏の
ゴールデンサークルで説明するならば
what < how < why
です。
なので、
やはり信念とか想いというものが
共感されやすいかどうかと、
それをきちんと言葉で伝える、
ということが重要になります。
実際に原っぱ大学のホームページでは
「why」として想いを伝えています。
また、
目新しさやオリジナリティの
ようなものは必要そうです。
原っぱ大学と一緒にNHKで
紹介されていたのがこちらの会社です。
Handi House
→ http://bit.ly/2Jr0Y7u
こちらは住宅を建てる
建築デザイン事務所さんですが、
その特徴は
依頼主と一緒に家を造る、
というサービス内容です。
実際に依頼主も
木材を切ったりトンカチを持ったりと
家造りの作業に参加します。
こちらの会社も
やはりビジョンをしっかりと
ホームページで言葉で伝えています。
他にもFacebookページで
人気そうなのがこちらです。
こたえのない学校
→ http://bit.ly/2VueIju
原っぱ大学も含め個人的に感じるのが
とても本質的でプリミティブというか、
今の時代だからこそ
もう一度目を向けたい大切なこと、
みたいなものを感じます。
またこれも私個人の感覚ですが、
これらの会社、団体はデザイン性を
とても大切にしているという点です。
ロゴはもちろんのこと、
サイトのデザインやら何やらに
しっかりと力を入れていると感じます。
ポジショントークっぽい意見ですが、
今の時代、SNSで共感を生むには
デザイン性は無視できないと考えます。
ただ、
いずれもパッと見た感じでは
あまり商売っ気を感じないと言えます。
「ガッツリ儲けるぞ」
よりも同じ価値を大切にできる人が
来てくれればそれで十分、という
スタンスなのだと思います。
NHKの番組タイトルが
「小商い」とついているのも
そういったことかもしれません。
この
・同じ価値を大切にできる人が
来てくれればそれで十分
を商売として成立させているのが
ブースターとしてのSNSというわけです。
逆にSNSに向いていないのが、
・whatを伝えている
・ガッツリ儲けようとしている
・デザイン性に乏しい
というものだと思います。
どうしてもBtoBの商材の場合は
「デザイン性」は別としても
商売だということはバレバレだし、
whatを伝える傾向にあります。
また、
BtoBの商材の場合は共感してほしい人
≒商品を買ってくれるターゲットの母数が
少ない傾向にありますから、
ブースターとしての機能も最大化しません。
ある商品やサービスを
「知っただけ」で購入する層というのは
一定数いますから、依頼は多少は来ます。
ビズアップも
Facebook広告を出していますが、
やはり反応は鈍いですし、
「無料提案」につられてきただけで
想いもサービスの流れも値段も理解していない、
という方が割合としては多いです。
SNSで集客を成功させるには、
・本質的で現代社会が見失いがちなこと
・whatではなくその想い(why)
・そのwhyは儲けよりも大切だという価値観
このあたりを
言語化して伝える必要がありそうです。
BtoBよりもBtoCのほうが響く可能性は高く、
またターゲットの母数からもBtoCのほうが
有利だと言えそうです。
また理屈っぽいメルマガになってしまった(泣)
今回はここまでです!
津久井
好評いただいてます。
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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