ロゴコラムLogo column
こんにちは!
ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です。
先週は、
金曜日が祭日だったので
メルマガ休刊とさせていただきました。
待っていた方がいらっしゃったら
申し訳ありません。
先週金曜日は
とあるセミナーに参加してまして(3日間連続)、
そこで習ってきたことが
とてもすごい内容でした。
WEBマーケティングのことなのですが、
たぶんみなさまのお役にかなり立てると
思いますので、
この件に関しては
改めてメルマガで紹介させていただきます。
今週の火曜日(15日)に
日経新聞さまのお仕事で、
茨城県の水戸に行きました
(前回のメルマガで書かせていただいたとおり、
最近日経新聞さまとたくさんお仕事をさせてもらってます)。
出発前に号外のメルマガで、
「今から水戸に出張です!」
と書かせていただいたところ、
水戸のとあるお客さまから
「遊びに来ませんか?」
とご連絡いただきました。
実は私も
このようなお声をかけていただける方が
いるのではないか、と淡い期待を抱いて
あえて書いたのですが、
本当に声をかけていただけて
「やった!」という思いでした。
で、
時間があまりなくて20分程度しか
お話できなかったのですが、
こちらのお客さまのご商売のされ方や
独立前のお話をお聞きしてえらく感動してしまい、
「ぜひメルマガで紹介させてほしい」と
お伝えしたところ快諾いただくことができました。
ですので、
みなさまにシェアさせていただきたいと思います。
お客さまは、
ヘアーカットサロン エイルさまです。
http://bit.ly/hL5GYb
代表の井上さんにお話をお聞きすることができました。
ヘアーカットサロンエイルは
カット専門サロンです。
価格帯は
・成人男性1,000円
・成人女性1,500円
というリーズナブルな価格帯で、
たくさんのお客さま獲得と
その回転率がポイントになるビジネスモデルです。
お店は茨城大学のすぐそばにあり、
大学生の取り込みを意識した立地です。
と、
ここまでであれば
他にもあるお店かもしれません。
私がすごいと思った点は
●お客さまの囲い込み
●店内の工夫
●福祉との連携
●お客さまの囲い込み
「お金がなかったのでとにかくアイディア勝負でした」
と井上さんはおっしゃってました。
私もお金をかけるよりも
アイディアで勝負したいタイプなので、
すごく共感ができました。
理美容業界というのは、
お客さまのリピートが命の商売です。
どうすれば
来月もつづけてお店に来てもらえるか、
そう考えた井上さんは、
ポイント制度を導入し、
景品抽選会などを開かれています。
1,000円で10ポイント、
100ポイントたまると
抽選の権利が1回手に入ります。
景品は
抽選結果によりさまざまですが、
景品を固定するのではなく、
「1等が当選したら、この中から選べますよ」
という形にすることで、
老若男女誰が当選しても満足できる工夫がされています。
こういうちょっとしたことに
気がきく方というのは、
つづけていくことで
すばらしい成果を築き上げます。
「継続と複利」というやつですね。
抽選結果の発表は
手書きで一生懸命作られていました。
写真はコチラ → http://bit.ly/hNYau1
デザインをやっている人間からして、
「手書きはどうなのかという疑問を持たないのか?」
と思われるかもしれません。
手書きが良いか悪いか、は
ターゲットによります
(デザインはマーケティングの一部ですから)。
エイルさんの場合は、
こういうものは絶対手書き。
しかも、
きちんと当選者の写真を掲載しています。
こういうことがデザイン的にもマーケティング的にも、
もうほんと~~~に大事なんです!
なんでもかんでもきれいで洗練されたものを
作れば良いというものでは断じてありません。
●店内の工夫
お店の中は、
たくさんのマンガがあったり、
子どもが遊べるスペースなどが用意されています。
店内の様子 → http://bit.ly/fHlpWz
こうされた理由として、
私が推測するに・・・
理美容業界は人件費との勝負ですから、
利益を出すにはなるべく少人数で
効率的にお仕事を進めたい。
しかし、
髪の毛を切りたいタイミングは
人それぞれなので、
毎日平均的にお客さまが
来てくれるわけではないです。
それどころか、
だいたいこういうご商売の来店には
偏りがあると推測します。
となると、お客さまに
「いかに気持ちよく待っていただけるか」
が
お客さまの満足度に
大きく影響すると考えられます。
ですので、
充実したマンガや子どもが遊べるスペースなどは
目に見えづらいけど大きな間接効果を生んでいると
私は考えます。
何よりも、
先ほどの抽選イベントやマンガ、
子供が楽しめる工夫
(カット台も子供用のものは自動車型になってます)。
これらは
代表の井上さんの人柄=らしさを
本当に良く表しています。
「ブランドとはなにか?」を
説いたセルジオジーマンは、
ブランドとは「価値の方程式」で
表せられるとしています。
1.強み
2.らしさと一貫性
3.資産やインフラストラクチャー
これは私が通っていた
エリエスという出版コンサルセミナーで
ならったことの一部ですが、
この中でも
私たちのような中小企業にとって一番大事なのは、
間違いなく2番の「らしさと一貫性」です。
たとえば高級車BMWのフェイスは必ず
こうなってますね。これがらしさと一貫性です。
BMWのらしさ → http://bit.ly/dJBpaZ
そのお店のらしさ、
その会社のらしさ、
これを本当の意味で表現するのが
本来のデザインのあり方です。
●福祉との連携
代表の井上さんは、
理容師免許だけでなく
・福祉理美容士
・ホームヘルパー2級
という資格もお持ちで、
現在エイルさんでは
「出張ヘアサロン」も展開されています。
このお話をお聞きしたとき、
「出張ヘアサロンは間違いなくニーズがあるな」
と感じました。
で、
さらにつっこんでお話をお聞きすると、
理容師として独立しようと決めたときに
すでに福祉との連携を視野にいれていて、
資格取得に乗り出されていたとのこと。
すごいビジネスセンスだと私は思います。
そして思いついただけでなく
本当に資格まで取得して実行する行動力も、
本当にすごいと思います。
資格というのはこういう使われ方をしてこそ
意味があるのではないかとすら思いました。
もっともっとたくさんのお話を
お聞きしたかったですが、
時間があまりなく。。。
でも、お伺いさせていただいて
本当によかったと思いました。
エイルの井上さん、
メルマガでの紹介にご快諾いただいて
本当にありがとうございました!
井上さんとのツーショット → http://bit.ly/gVHBU0
次はどのお客さまのところに
お伺いさせていただこうか。。。
今回はここまでです!
津久井
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投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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