ロゴコラムLogo column
こんにちは。 ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です! https://www.biz-up.biz 3月最終日です。 会社によっては 1年の締め日というお客さまも 多いのではないでしょうか。 今朝は少し早く起きて メルマガを書いています。 NHKおはよう日本では 9年間司会を務めた阿部アナウンサーが 番組卒業だそう。 コーチをやっているサッカーチームでも 先日6年生を送る会を開催しました。 春なのに、お別れですね。 春なのに、ため息またひとつ。 今年ももう3ヶ月、 4分の1が終わってしまいます。 ふーっ。 少ししんみりした雰囲気に なってしまいましたかね。 良いニュースもお伝えしましょう。 イーロン・マスク率いる スペースX社が再使用ロケットの 着陸に成功したそうですね。 スペースXは、 ロケットの着陸を可能にすることで 今まで使い捨てでコストが莫大だった ロケットの打ち上げを低コスト化し、 宇宙旅行を現実にしようという ビジョンを描いている会社です。 イーロン・マスクは 火星移住を本気で考えていて、 本人も火星で天寿を全うすることを 目指しているそうです。 すごいな。負けてられないな (誰と張り合ってるんだ 笑)。 いや、 でも本当に負けてられないです。 私のエゴで目指す世界も、 必ずやたくさんの会社に 喜んでもらえる価値ある世界だと 本気で思っています。 問題は、今年ももう 4分の1が終わってしまったこと (暗喩です)。 覚悟を決めて 動くときかもしれません。 つまり、 春なので古い自分にお別れです。 その時のBGMは 柏原芳恵の「春なのに」ではなく 森山直太朗の「さくら」のほうが きっと合うだろうなと思っています。 ちょっと抽象的なお話でした! さて、 本日のお話に入りたいと思います。 「たったそれだけで!」 みたいなことって ビジネスの世界でもよくあります。 「たったそれだけで そんな結果を手にできるの?」 みたいなことです。 たとえば、 ビズアップのロゴ無料提案も 「たったそれだけで!」の例の ひとつだと思います。 「たったそれだけで!」というと、 「たいしたことないのに!」という 印象を持つかもしれません。 しかし、 こういうものが本当の ビッグアイデアなのかもしれません。 それは 「たいしたことないのに!」ではなく ただただ究極に「シンプル」なだけ だったりします。 今日はそんな 「たったそれだけで!」の 事例を3つお話したいと思います。 ● 売れ行きの悪いブドウを バカ売れさせたひと言があります。 先日ネットで このニュースを見つけました。 おお、なるほどと思い、 ぜひシェアしたいと思いました。 さて、 とってもおいしい、 けどなかなか売れないブドウ。 しかし、 お店の店員さんがたったひと言、 POPに付け加えただけで ブドウが売れたそうなんです。 なんだと思いますか? シンキングタイム。。。 ・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・・・・ 正解は、 「タネなし」 です。 これは とても示唆に富んだ事例だと思います。 普通であれば 「大粒」「甘い」「産地直送」 などなどのキーワードを謳ってしまいそう。 これは、 その商品のポジティブなイメージを 伝えるキーワードです。 悪い言い方をすれば 「商品自慢」です。 でも、 自慢話を聞きたい人は それほど多くはありません (いないとは言いませんが)。 対して、 「タネなし」は食べる人の ネガティブな要因を払拭するひと言。 人間関係に例えると わかりやすいかもしれませんね。 自分の自慢話ばかりする人と 相手を気遣う人、どちらのほうが 接しやすいでしょうね。 こう例えると 「そりゃ、相手を気遣う人でしょ」 とわかるのですが、 ことビジネスとなると ここに気づかなくなってしまうというのが 人間の切ないところかもしれません。 しかも、 良い商品をつくっているという 自信がある人ほど商品自慢をしてしまう。 ここが 示唆に富んでいると思うわけです。 元ネタであるサイトから 1冊の本を購入しました。 「儲かる一言 損する一言」 → http://amzn.to/2nFrWw1 この本にはこうあります。 「売り込むのではなく 悩みや困りごとを取り除く」 まさにそのとおりですね。 ビズアップの無料提案も まったく同じ考え方です。 私の師匠の伊吹卓先生は 「人は好きなことより 嫌いなことに万倍敏感だ」 と言っていますし、 プロスペクト理論などでも 人間は得することより損しないことを 優先する決断をしがちだと言われています。 良い商品、サービスを開発しているのに なかなかお客さまに認められない、 そんな場合は ポジティブなメッセージを伝えるのではなく ネガティブなことが払拭されるという メッセージを伝えてみてはいかがでしょうか? これ、 「たったそれだけで!」という ビッグアイデアだと思いませんか? ● 今では超ヒット商品となった チョコレート菓子、 「ブラックサンダー」。 実は、 このブラックサンダーも なかなかヒットしない不毛な時代が あったと言われています。 しかし、 このブラックサンダーにも 爆発的ヒットを生んだ 「たったそれだけで!」 があります。 何かわかりますか? ちなみに、 はじめに超自慢をしておきます (自慢すんなと言ったばかりなのに 汗)。 これ、かつて ビズアップの協力デザイナーのひとりに クイズとして出されたんです。 協力デザイナーは その問題をテレビで見たそうです。 で、 クイズを出されたときに わたくし、ノーヒントで正解しました。 普段、 このメルマガで偉そうに デザインについて語っているだけに、 正解できなかったら恥ずかしいですからね(笑) さて、 ヒントはブラックサンダーの パッケージにあります。 というわけで、 パッケージの写真がこちらです。 → http://bit.ly/2nBn7m2 とは言え ちょっとむずかしいと思いますので、 この問題は4択クイズにしたいと思います。 答えは以下の選択肢のいずれかです。 1.写真を変えた 2.「若い女性に大ヒット中!」のコピーを入れた 3.英語だった商品タイトルをカタカナに変えた 4.色を黒と金に変えた シンキングタイム。。。 ・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・・・・ さて、正解は。。。 答えは「3」の 「英語だった商品タイトルをカタカナに変えた」 です! さて、自慢を半分しながら なぜ津久井がこのクイズをノーヒントで 正解できたのか、どのように考えたのか 説明してみたいと思います。 まず、 レジ横でついで買いが多いだろうと 推測できるブラックサンダー、 マジマジとパッケージを 見られることはないだろうと思いました。 となると、 1秒もいかない程度、 コンマ何秒が勝負を決めるだろう。 なので、 キャッチコピーなど よく見ないといけないものではないな、 となります。 また、 メリコの法則的に言って すでにレジ横にあることが多い ブラックサンダーは、 その存在が目立たないということも あまりないだろう。 だから色も違うだろうと思いました。 つまりメリコの「メ」ではないだろうと。 ということは、 メリコの「リ」か「コ」だろう。 そこで気になったのが、 「ブラックサンダー」という変わった名前。 「なぜ英語にしなかったのだろう?? はっ!!!」 ブラックサンダーはもともと タイトルが英語だったんです。 で、 コンマ数秒の中で、 この見慣れない英語を人が理解できるか。 できません。 つまりメリコの「リ」が損なわれていた。 ということで、 正解は 3.英語だった商品タイトルをカタカナに変えた でした。 今では1個32円のお菓子で これだけで2012年には 82億円売っているようです。 ● ITソリューションの導入は 小さい会社でもそれなりの 規模になることが多いです。 ビッグデータやAIが 叫ばれはじめてからは 顧客管理の重要性は どんな会社でも 課題ではないでしょうか。 しかし、 システムの導入は 金額も高額になるだけに 経営者であれば 決断に踏み切れないことも 多いと思います。 私も経験があります。 システム系の会社の営業マンは こういった部分にとても悩みが あるようですね。 システムに限らず、 高額なものを導入するときに あまりに売り込まれてしまうと、 「この人は本当にうちのことを考えて 言ってくれるているんだろうか?」 という猜疑心チックな感情も 芽生えてしまいます。 これも前述の本、 「儲かる一言 損する一言」 → からの抜粋となりますが、 とある営業マンが使ったひと言で クライアントの印象がかわったそうです。 ほとんどの営業マンは、 導入のプレゼンにおいては 「こういったミスがなくなりますよ」 と言ってしまうそうです。 ところがこれがあまりよろしくない。 これは心理学的には暗に 過去のミスを指摘する言葉に なってしまうそう。 では、 どんな言葉をかけるように なったのでしょうか? シンキングタイム。。。 ・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・・・・ さて、正解は。。。 その営業マンは 「ずいぶん丁寧に仕事されていますね」 といった 主旨の言葉を使うようにしたそうです。 具体的には 「もっとミスが多いと思いましたが、 意外に少ないですね。気をつけて 仕事をされている証拠です。 本当におつかれさまです。 新サービスを導入すれば その苦労から解放されますよ」 だそう。 なるほどです。 これはとてもステキな 言葉の選び方だと思います。 フォーカスしているのが 「ミス」ではなく 「ミスらないための苦労」 になっています。 「優しさ」って本当に大切ですね。 ちなみに本では 「保有効果」というものが 少しだけ紹介されていました。 本では 人は自分の持っているものや やってきた過去の仕事に愛着を 持っていて、これを保有効果という、 なので、 過去を否定するニュアンスの 言葉は禁物、とあります。 そこで、 もう少しだけ保有効果について ネットで調べてみました。 ネットで見つけた情報によると、 コップに値段をつけてもらう、 という実験の話が載っていました。 ふたりの被験者に コップに値段をつけてもらう。 その際、 ひとりはコップを渡されて 値決めをするように言われ、 もうひとりは コップをプレゼントされてから 値決めをするように言われました。 結果、 プレゼントされたほうが 30%も高い価格設定をしたそう。 違いは所有物かそうでないかだけ。 出典:http://bit.ly/2nFvQFw ものだけではなく 「体験」でもこれが起こるというのが IT系営業マンの話なわけですね。 人は過去を否定されたくない。 けれども、 ある段階では過去を否定しなければ 次のステージに進めない。 ということは、 やはり自分でそれができないと 成長はできない、ということでも あるんですね。 最後は だいぶ飛躍した解釈ですが(苦笑) さて、 今日はテクニックに偏った わかりやすいお話だったかと思います。 聞けば 「たったそれだけで!」ですが、 思いつくのは難しい。 日々の中で トライアンドエラーあるのみですね。 ビッグアイデアは いつもシンプル。 だからこそ難しい。 でも そのビッグアイデアが見つかって うまくいったときの達成感は 何ものにも代えがたいと思います。 今回はここまでです! 津久井 好評いただいてます。 -------------------------------------- どんなことでもお聞きください!! ★デザイン無料相談フォームはこちら! → http://bit.ly/FOETmu ・お客さまの声 映像版! → http://bit.ly/1zoPxPe ・ビズアップFacebookページ → http://on.fb.me/tat0VW ・代表津久井FaceboOK → http://on.fb.me/xw0ezH ・ビズアップtwitter → http://bit.ly/xG4wHW -------------------------------------- ※メルマガやビズアップサービスについての お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。 雑談レベルで構いません! 【連絡先】 ・お電話:03-5738-8265 担当:津久井 受付時間:平日10:00~18:00 ・メール:support@biz-up.biz 津久井宛 24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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