ロゴコラムLogo column
こんにちは。 ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です! https://www.biz-up.biz 先週もお伝えしましたが・・・ 昨日は ビズアップが出演した 【テレビ朝日 お願いランキング】 の放送日でした。 放送をご覧いただけるエリアが 関東圏+長野県だけでしたので、 結果を知らない方も大勢いると思います。 ですので、 これについてはまた来週あたりに がっつり1号分使ってウラ話も含め お話できればと考えています。 それにしてもアレですね。 痩せないとですね。 テレビ見ていてちょっとイヤだった。。。 おまけに対戦相手のれもんらいふさんが 金髪でかっこいいので(しかも同い年)、 余計自分がなんだかな〜、という感じでした。 ちなみに テレビに出ている自分を見るのは恥ずかしくて、 昨日も呑み会から帰ってきた時間が ちょうど放送時間くらいだったのですが、 録画されているかだけ確認して寝てしまいました。 「痩せないと」とか言いながら 頻繁に呑み会に行っているわけですが、 昨日はなんの呑み会だったかというと、 とあるセミナーのあとの懇親会でした。 で、 お願いランキングの話を来週にする理由のひとつは 昨日のセミナーの内容を共有したかったからです。 とてもいい内容でした。 忘れる前にこの熱量を伝えたいなと。 昨日お話をお聞きしたのはガイアの夜明け含め さまざまなメディアに取り上げられている 株式会社ママスクエア代表の 藤代社長という方のお話でした。 株式会社ママスクエア → http://mamasquare.co.jp/ はじめに言っておきますが、 もうこの会社のビジネスモデルは 本当にすごいです。 メチャメチャ悔しいけど 思いつきそうで思いつかないし、 思いつきだけでなくきちんと構築された、 とにかく 「圧倒的に美しいビジネスモデル」 だと感じました。 大げさでなくめまいでクラクラするくらい。 悔しいけど本当にすごい。 では、 ママスクエアはどんな会社なのかから お話をはじめたいと思います。 ● 先ほどご紹介したママスクエアのホームページに 「ガイアの夜明け」の映像が載っていますので、 そちらを見れば一発でわかると思いますが、 20分ちょっとの動画になっていますので こちらでも文章で説明いたします。 ママスクエアという名前から お母さんが関係する会社だということは 想像がつくかと思います。 ママスクエアのビジネスモデルは、 ・ママ ・子ども ・企業 ・保育士 ・商業施設 すべてにとって メリットがあるビジネスモデルです。 さて、 世間で騒がれて久しい「待機児童」の問題は、 実は働けないお母さんだけの問題ではありません。 企業にとっても、優秀な女性社員が 子どもを預けられないという理由で 退職しなければならないという事態が 多発しており、社会的に厳しい問題なのです。 それを解決すべく、 ・カフェ ・託児スペース ・ワーキングスペース の3つを兼ね備えた施設をつくり運営する、 というのがママスクエアのビジネスモデルです。 ママの仕事も 希望に応じてシフト制になっていて、 たとえば 「10時から15時まで働きたい」 というママがいた場合、 子どもと一緒に10時までに出社、 子どもは託児スペースで 保育士資格を持つスタッフと一緒に遊び、 お昼になったらカフェスペースで 子どもと一緒にお昼ごはんを食べられます。 託児スペースとワーキングスペースは ガラスで仕切られており、 ママからは自分の子どもが、 子どもからはママがいつでも見られるので とても安心感があります。 ママたちは主に テレマーケティングやキーパンチャー、 梱包作業などの仕事をしています。 仕事は株式会社ママスクエアが さまざまな、主に大手企業から受注しています。 これがママスクエアの売上になるわけです。 面白いのが、 託児スペースはあくまで託児「スペース」であって 保育施設ではないという点です。 保育施設をつくるには さまざまな制約があります。 認可や建築内装などにおいて 法律が絡んでくるわけです。 しかし、 すぐ目の前でママが仕事をしているということで これは保育施設ではないという判断を行政はしています。 このモデルを考えたときに 代表の藤代さんは行政にかなり相談したそうです。 行政側も前例がなくどうしたものかという中、 「保育施設ではない」という結論に 至ったということでした。 ということは、 実は保育士さんも本当はいらないのです。 しかしそこは ママに安心して仕事をしてもらうために ママスクエアではきちんと保育士資格を持った 人たちをスタッフとしているそうです。 独特な光景として、 オムツ替えが必要になった子どもが出たら 保育士さんは小さいカードを持って ガラス越しにママにメッセージを伝えます。 メモには 「◯◯くん」 「オムツ替えお願いします」 と書かれていたりします。 保育施設ではないのでそこはママが 対応するそうなんですね。 ちなみに この託児スペースは利用料はゼロ円です。 ママスクエアは 2014年5月に始動してすでに4店舗、 それどころかさまざまな企業、 行政から引き合いが来ており、 すでに数十店舗の出店見込みがあるそうです。 ● このビジネスモデル、聞くほどに めまいがするほど美しいと感じました。 起業前によく読んでいた 金森重樹さんという経営者の本に ひんぱんに書いてありました。 「社会の歪み(ひずみ)を見つければうまくいく」 ビズアップのロゴ無料提案は 「ロゴをつくりたい」という思いと 「大企業のように数千万かける予算はない」 という歪みに対して、 また 「ほしくないものにお金を払うつもりはない」 という心理と、 「着手金やキャンセル料がかかる」という 業界の特性が生む歪みに対して解決策をだしました。 ママスクエアが見つけた歪みは 当然ですが働きたいけど働けないママが多い、 ということですが、それだけではありません。 働けたとしても ママや妻としての仕事との両立が 今の社会はものすごく難しい という歪みにも着目しています。 したがって、 ママスクエアの商品というのは、 先ほどのテレマーケティングや 梱包作業などではありません。 「働き方」そのものが商品。 働き方にイノベーションを起こしています。 企業側ではなく 一見「供給側」であるママの問題を 解決するという視点を持つのは 言うは易く行うは難しです。 お客さまに買ってもらう商品を 考えたり、改善したり、イノベーションを 起こそうとするのが一般的であり、 仕事をしてくれる人のほうの問題を解決しても、 売上に結びつくかわからない、仕事をもらえるか わからないからです(実際は社会の歪みを解決すれば お金は後からついてきます)。 また、 保育士の抱える問題(歪み)も ママスクエアは解決します。 保育士不足で保育園がつくれないことが 待機児童問題を生み出している、と 世間では思われていますが、 実際は 保育士資格を持っている人が 足りないのではなく、保育士を つづけたくない人が多いのです。 給料がものすごい安いのに激務 (手取り13万とか当たり前)。 保育士さんたちは子どもたちが帰った後も さまざまな事務仕事やイベントの企画などを しなければならないため、夜10時11時まで 仕事をすることもザラだそうです。 なので資格を持っているのに 保育士の仕事をしていない人がたくさんいる、 という歪みがそこにあったわけですね。 さらに前述のとおり、 託児スペースの利用料はゼロ円です。 仮に保育園に入園できたとしても 保育料が発生します。 お迎えの時間や 家に帰ってからの夕飯の支度などを考えると ママたちはあまり長時間働けません。 当然給料も下がります。 さらにそこから保育料がかかるわけです。 こういう小さい歪みもあったわけです。 ママスクエアの時給は基本900円。 決して高くありませんが働き方と 保育料がかからないことを考えると まったく問題ないわけです。 ちなみに 時代が生む大きな歪みも当然外していません。 昨日の藤代社長のお話では 日本の労働人口は2020年までに 今より150〜200万人減るそうです。 少子高齢化の影響です。 定年退職する人と社会人になる人の バランスが崩れてきているわけです。 一方では働ける人が減るといい、 一方では働きたいのに働けないという。 ママスクエアのビジネスモデルは この大きな社会の歪みに対しての解決策にも なっているわけです。 ちなみに、 主婦は優秀な方が多いそうです。 たとえば、 テレマーケティング業務にしても、 今は専門会社が時給1600円とか出しても 人が集まらないそうです。 なぜなら、 「断られるのがイヤだから」です。 先々週のメルマガでも書きましたが、 一昔前ならば 「甘っちょろいこと言ってんじゃねえ!」 と一蹴されたようなことも、 今の人たちにとってはとても大切なこと。 「100人いて99人に 断られるようなもの、売りたくない」 実際に断られるストレスは 心理的に負荷が大きいのは間違いありません。 ところが、 ママスクエアのママさんたちは 同じことを時給900円でやるのです。 なぜなら、 「働けることがどんなにありがたいか、 社会とつながれることがどんなにありがたいか、 しかも子どものことを犠牲にせずに」 こんなことを 身をもって知っているからです。 私がめまいがするほど 美しいビジネスモデルだと感じるのは、 このように形だけでなく 「人の感情」 もきっちり組み込まれている ビジネスモデルだからです。 もっともそうでなければうまくいかないわけで、 託児スペースとワーキングスペースとカフェを くっつけた施設をつくればうまくいく、 という表面的な話ではないわけです。 我々の 「ロゴ無料提案」もさんざんパクられましたが パクった会社はほとんど消えました。 また、 人の感情を組み込んだビジネスモデルは 頭だけで考えつけるものではありません。 なので、 この美しいビジネスモデルが 「頭がいい人だからつくれた」 みたいな安易な解釈はしてほしくない。 もちろん、 藤代社長は頭がメチャメチャいいです。 しかし、 そのウラでメチャメチャ泥臭いこともやり、 ひとりひとりのママや会社と向き合ったはずです。 少なくとも昨日の話からはそう感じました。 どうでしょう? 時給900円をベースにサービスを組み立てられ (コストメリットが出せる)、能力も意識も 高い人が高いモチベーションで仕事をしてくれる、 かたや、 1600円の時給をベースに組み立てられた (コストメリット出せない)サービスなのに やる気がない人が対応する、 どちらに仕事をお願いしますか? ● そして、 ここまでビジネスモデルが美しいと何が起こるのか。 まず、 採用には一切困らなくなります。 30人の募集に300人の応募とかザラのようです。 優秀なママさんたちがそれだけ集まるわけです。 また、 保育士の人たちも保育園で働くよりも よっぽどママスクエアで働いたほうが 自分のためになるわけです。 なので、 これも採用にまったく困りません。 採用に困らないということは どういうことかわかりますか? ビジネスの急成長、急拡大にも 対応ができるということを意味しています。 そして、 ここまで社会の歪みを解決できる ビジネスモデルになると、 メディア出演が容易になります。 メディア出演の肝は ・事件性 ・社会性 ・時代生 ・新規性 なわけですが、 ママスクエアのビジネスは事件性以外は すべて網羅しています。 まだ1店舗目オープンから 1年半しか経っていないのに さまざまなメディアに 取り上げられている理由はこれです。 さらにさらに、 ママスクエアの施設はショッピングモールなどの 商業施設に入っていることが多いです。 なぜだかわかりますか? ショッピングモールはママを集めたいからです。 郊外のショッピングモールは平日の集客に どこも苦戦しているという歪みがあります。 オフィスがそこにあれば、 必然的に毎日そこに通う。 ママが通えば 夕飯の材料やちょっとした買い物は その中で済ますことが圧倒的に多くなります。 ここまではちょっと考えるとわかりますね。 で、 ここまでできるとどういう現象が起きるか。 商業施設側が 「ママスクエアさん、ぜひ出店してください!」 と頭を下げてくるそうです。 その結果、 保証金がなしになったり内装工事費を施設側に 負担してもらうことが可能になるのです! 出店にかかわるリスクが一気に減る! 数千万円のコストカットができる! そして当然のように さまざまな企業や金融機関から 融資、出資の話が多数舞い込んでくる。 それも個人投資家から大手企業まで。。。 あまりにも社会性の高いビジネスなので、 行政からも引っ張りだこだそうです。 行政側が お金を用意しママスクエアをつくるわけです。 もう美しすぎるビジネスモデルを組むと ドミノ倒しのごとくこういったことが 一気に押し寄せてくるんですね。 いや〜、 久しぶりに鳥肌が立ちました。 何か御社でも ヒントになることがあればうれしいです。 私もウカウカしていられない! 今回はここまでです! 津久井 好評いただいてます。 -------------------------------------- どんなことでもお聞きください!! ★デザイン無料相談フォームはこちら! → http://bit.ly/FOETmu ・お客さまの声 映像版! → http://bit.ly/1zoPxPe ・ビズアップFacebookページ → http://on.fb.me/tat0VW ・代表津久井Facebook → http://on.fb.me/xw0ezH ・ビズアップtwitter → http://bit.ly/xG4wHW -------------------------------------- ※メルマガやビズアップサービスについての お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。 雑談レベルで構いません! 【連絡先】 ・お電話:03-5876-8656 担当:津久井 受付時間:平日10:00~18:00 ・メール:support@biz-up.biz 津久井宛 24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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