ロゴコラムLogo column
こんにちは。 ロゴ作成専門ビズアップ 津久井です! https://www.biz-up.biz とても忙しいです。 なんだか いきなり言い訳しているみたいですが、 とっても忙しいです。 忙しい自慢をしたいわけでもないですが、 ちょっと声に出して言いたい。「忙しい」と。 (口に出してストレス解消する派です)。 忙しい理由ははっきりしていまして、 いろんなことが一度に押し寄せたからです。 ・月末 ・期末 ・引越し準備 ・お盆休み ・テレビのロケ ・出張 などなど。 というわけで、 「テレビのロケ」について 言いたいがためにこんな話題から スタートしたというのも半分ありますが(笑)、 今日もお話を進めさせていただきますね。 なんて言いながら、 本題に入る前にテレビの話を。。。 今度テレビに出演することになりました。 テレビ朝日「お願いランキング」という番組の 新コーナーでビズアップがフィーチャーされます。 お盆前から 結構な密着ぶりで取材が入りました。 「社長1日密着」的なものもあって (放送されるかわかりませんが)。 今日もその撮影と打合せが押して メルマガを書き終えるのが 遅くなってしまいました。 放送日は今のところ 9月15日(木)の予定ですが まだ確定ではないようです。 明日でおそらく撮影は最後、 これを乗り切れば忙しさもちょっとだけ マシになるかと思っています。 来週のメルマガでも またきちんと告知させていただきますが、 ぜひご覧いただきたいと思います。 ※放送エリアは 関東となってしまうようです。 で、ですね。 昨日から実は9月なんですよね。 9月といえばあれです。 うちの会社は新しい期がはじまります。 そうなんです。 ビズアップは9月から11年目。 そして このメルマガも今回から8年目に入ります。 7年間、毎週したためてきました。 早いですね、丸10年。 とはいえ、 思い返すと「10年しかたってないの?」 というくらい本当にいろいろあった。。。 もちろん 一生つづけるつもりで起業しましたが、 10年つづけるというのは感慨深いです。 そしてまた、 これからの10年、20年、30年にも 思いを馳せています。 ビズアップはこれから、 規模を徐々に拡大していこうと考えています。 社員数も この1ヶ月ちょっとで一気に増えました。 まだ増やす予定です。 そして、 社員の半分がなんと2016年入社! それでも不思議なもので、 社風(人間で言えば性格)は 大きくはブレていませんし ブラすつもりもありません。 まあ、 社員の半分が今年入社って よく考えるとびっくりですね。 でも、 「大きく変わる」と書いて「大変」。 会社が次のステージにいくときは こんなもんなんだろうと思っています。 そんな中、 今日は「働く理由」的なことについて 所感をお届けしたいと思っています。 ● ここ数ヶ月、 面接をしていて思ったことがあります。 それは、 今の人たちの「働く理由」が 変わってきている気がする、 ということです。 「働く理由?稼ぐために決まっている!」 「生活があるんだ、仕事するのは当たり前だろ!」 もし このように考えられているとしたら、 前時代的というか古いタイプ、または 実際に年齢も高いのではないでしょうか。 私の感覚ですが、 比較的団塊の世代と言われる人たちは この傾向が強いと考えています。 うちのオヤジなんてモロこれです。 「おれは金が欲しかった」 と先日いきなり吐露してきましたし(笑) お金のために仕事をする、 これは果たして間違っているのか。 それを決めるのは 私は「時代」だと思っています。 私の父親含む団塊の世代や それに近い年齢の人たちは お金のために仕事をすることが、 自分のためでもあり家族のためでもありましたし、 また それで実際に生活が豊かになっていきました。 戦後まもなく、 まだ「モノ」が不足している時代に 育った人たちは貧乏だった人も多く、 一番の欲求は貧乏から脱出する、 普通の暮らしを手に入れる、 というものでした。 仕事が楽しいか楽しくないかなど関係ない、 仕事は稼ぐために、生活のためにするもんだ、 でも一生懸命仕事すれば「いいこと」がある。 この「いいこと」こそ働く理由なわけですが それはこの時代はほぼ生活や家族のこと だったわけです。 根性論みたいなものがはびこったのも このころなのではないかと思います。 根性論がはびこった理由は、 がんばればほぼ結果が出る時代だったから、 生活が豊かになったから、です。 根性論は必要か不要か、 といえば私は絶対に必要だと思います。 しかし、 「根性論だけ」ではどうにも ならないのが今の時代です。 結果が出ない理由を 根性論のみに求めると失敗します。 団塊の世代の人たちの若い人への話が もし根性論がベースになっていたとしたら それは自分たちの成功体験の押し付けでしかなく、 今の時代に 同じことをやっても失敗してしまいます。 これだけ鈍くなった経済成長率、 飽和状態の経済環境の中で 根性論だけで成功はできません。 こういった理由から、 この時代にはこの時代の「働く理由」があって、 そこに着目しないとうまくいかないわけです。 もっとも 「働く理由」が変わったから 経済が成長しなくなったのか、 経済が成長しなくなったから 「働く理由」が変わったのか、 それとも第三の因子がどちらの結果も もたらしたのかは定かではありませんが。 ● では今の若い人たちの 「働く理由」は何なのでしょうか? 面接をしていて 2名の男性が同じことを言いました。 「お客さまのためにならないものを売りたくない」 2名とも在職中でしたが そのときにいた会社の自社商品が お客さまのためになっていない、 それを無理やり売っていると 感じていたのです。 これはすごいことです。 だって、 団塊の世代やその周辺の人たちからしたら 「何を甘いことを言っているんだ」 と言われるのがオチだからです。 その時代の人たちは稼ぐことそのものが 目的なわけですから。 かくいう私もまったく同じことを 50代の経営者の先輩に言われました。 一緒にお客さまのところに同行した時です。 私よりも マーケティングやブランディングに 詳しい人ならわかるのですが、 そうではないその先輩が 根拠もないのに口八丁手八丁でお客さまを説得し 自社サービスを購入させようという姿に違和感を感じ、 生意気にもひと言意見したところ一蹴されました。 「そんなこと気にしてたら売れないだろ!」 一昔前は こんなのが当たり前だったのでしょう。 しかし、 今はそうではなくなってきています。 お金より自分の心を優先する時代。 「自分の心」というと わがままのように感じますが、 それが道徳的、倫理的だったりする。 また、 これを実力がない人間が言うと 営業したくないことの 言い訳でしかありませんが、 その2名の男性に関しては 営業成績もかなり良くかったのです。 なので、 お客さまの役に立たないものを 「売ろうと思えば売れるし売ってきたけど もう売りたくない」 というほうが正確な表現なのです。 なにせ2名ともにビズアップで 内定を出しましたし(笑)。 なぜこのような現象が起きるのでしょう。 それは日本や日本人を ひとりの人間に例えるとわかりやすいです。 「マズローの欲求5段階説」 というのをご存知でしょうか? 人間の欲求には段階が5つあり、 より低次の欲求が満たされないと 高次の欲求は出てこないと言われています。 では、 どんな5段階になっているのでしょうか? 1.生理的欲求 2.安全の欲求 3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求 4.承認(尊重)の欲求 5.自己実現の欲求 (Wikipediaより引用) 1段階目の生理的欲求は、 生命維持のための 本能的・根源的な欲求と言われ、 具体的には 食事・睡眠・排泄などを指します。 2段階目の安全の欲求は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・ 良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど、 予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とWikipediaにはあります。 簡単にいえば、 「貧乏はイヤだ!」などは ここに入ると考えられます。 3の社会的欲求/所属と愛の欲求は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 自分が社会に必要とされている、 果たせる社会的役割があるという感覚 情緒的な人間関係・他者に受け入れられている、 どこかに所属しているという感覚 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とあります。 個人的にはここが 「お客さまの役に立たないものを売りたくない」 という段階に現れる ひとつの現象なのではないかと考えています。 ポイントは、 より低次の欲求が満たされないと 高次の欲求は出てこないという点です。 第2段階の時には 第3段階の欲求は現れないわけです。 つまり、 貧乏なときには人の役に立ちたいとか そういった感情、欲求はわき起こりません。 ここで 日本や日本人をひとりに人間に 例える意味が出てきます。 日本や日本人をひとりの人間に例えたとき、 現代は第3段階にいるというわけです。 そして団塊の世代やその周辺の時代は 第2段階だった確率が高い。 なので、 そもそも今の人の求めているもの、 感じていることが団塊の世代などからは わかりづらいわけです。逆もまた然り。 第3段階では、 この段階の欲求が十分に満たされないことが うつになる原因だともWikipediaには載っています。 まさに うつ病が増えている現代にかなり重なります。 たしかに 貧乏がイヤだというバイタリティのときに うつ病になる人は少ないイメージですよね。 第2段階にいる人が欲求を叶えられなかったら、 それなら自殺したほうがマシ、という 感情になるのではないでしょうか。 うつ病になってからではなく なる前に自殺するという道を 選ぶのではないかということです (あくまで予想ですが)。 ちなみに、 阪神大震災のときにはうつ病の患者さんの 多くが治ってしまったと聞いたことがあります。 これは、 生命の危機を感じたことで、 欲求が第1段階(生命維持)に 戻ってしまったからではないかと私は考えています。 ● 私自身は今年40歳になり、 個人的には団塊の世代と今の若い人の はざまにいると感じています。 自分たちの時代をいくら正当化して 今の若い人たちに当てはめようとも、 これは到底うまく行きません。 マズローの欲求5段階説は 欲求という「本能的なもの」だからです。 そして、 今働いている人たちの多く、 これから働く人たちの多くは 「若い人」なわけです。 だから、 彼らが働きやすい環境をつくることは どうやっても必要になってきます。 彼らは 「人の役に立ち、社会に必要とされる」 ことを働く理由としています。 その潮流を覆すことはできません。 「人の役に立ち、社会に必要とされる」 ことが賞賛され、そういったできごとが SNSでたくさん拡散されるのは、 SNSがあるから拡散されるのではなく 人の役に立ちたいとか社会に必要とされたい という思い(時代)がSNSを生んだと言っても 過言ではないからだと私は考えます。 だって、 欲求の第2段階にいる人たち(時代)は お金にならないことをやる意味があるのか、 という人たち(時代)だったはずですから (少し大げさですが)、 そもそも SNSなど流行らなかったのではと思うのです。 たとえばこの拡散記事。 9歳で起業。2週間で一千万稼ぎ出した 少女から学ぶ「革命を起こす方法」 → http://bit.ly/2cdThxX まずタイトルをご覧いただくとわかりますが、 「2週間で一千万稼ぎだした方法」ではなく 「革命を起こす方法」なわけです。 そして記事を読むとわかりますが、 お金儲けの話ではありません。 簡単に説明すると、 アメリカの9歳の女の子が 自分と同じくらいの年齢にもかかわらず 奴隷となって働かされている子たちが 大勢いることにショックを受け、 その奴隷の子どもたちを開放するために お金を稼ごうとした、という話です。 そして、 稼ぐ方法は道端でレモネードを売ること。 アメリカでは 子どものお小遣い稼ぎとして慣習的で、 誰でもやっている方法だけに 決してむずかしいことをしていません。 そこにあるのは 奴隷を開放したいという想いだけで 特別なテクニックでもなんでもないのです。 これは 今の若い人たちが働く理由を代弁した 記事なのではないかとすら思います。 今は不思議な時代で、 お金が足りるようになってきて、 それによって お金にならないことをやる意味が出てきて、 むしろそちらの方が価値が出てきて、 結果お金が儲かる、 こんな時代なんだと思います。 しかしこれも不思議なんですが、 私なんかは子どものころから 親によく言われたのが 「お金は後からついてくる」 でした。 お金がほしくて 仕方なかった父親が言うのですから、 まるで禅問答です。 でも、 ビビアンちゃんのレモネードの話を聞くと、 「たしかにな」と思ってしまいます。 きっと本質は変わらないんでしょうね。 変わるのは見え方だけで、 その見え方を決めているのは 人間の欲求 ≒ 時代なんでしょうね。 とりとめのない所感に お付き合いいただき ありがとうございました。 今回はここまでです! 津久井 好評いただいてます。 -------------------------------------- どんなことでもお聞きください!! ★デザイン無料相談フォームはこちら! → http://bit.ly/FOETmu ・お客さまの声 映像版! → http://bit.ly/1zoPxPe ・ビズアップFacebookページ → http://on.fb.me/tat0VW ・代表津久井Facebook → http://on.fb.me/xw0ezH ・ビズアップtwitter → http://bit.ly/xG4wHW -------------------------------------- ※メルマガやビズアップサービスについての お問い合せはこちらまでお気軽にどうぞ。 雑談レベルで構いません! 【連絡先】 ・お電話:03-5876-8656 担当:津久井 受付時間:平日10:00~18:00 ・メール:support@biz-up.biz 津久井宛 24時間メール受付中
投稿者プロフィール
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ロゴ専門デザイン会社ビズアップを2006年に創業。
かつてバンドで大手レコード会社よりCDリリースするも、大事なライブ当日にメンバー失踪、バンドは空中分解。その後「社長になりたい」と思いすぎてヨメの出産5ヶ月前という非常識なタイミングで、各方面から非難を受けながらも独立、5ヶ月でビジネスを軌道に乗せる。
2009年から毎週書きつづけているコラムでは、ブランディングやデザイン、クリエイティブについてかなり独特な視点で切り込む。レインボータウンFMでパーソナリティも務めている。
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